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終わった後に思ったこと
はじめまして
よく分からない設定が飛び交うことになる気がしますが、分かりやすいように書く努力をします(汗)
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私という個人である丹波野々(たんばのの)がこれを語るには、足りないピースがたくさんあるだろう。しかし、それは私にはどうしようもないことだ。
そう。どうしようもないこと。
いくら異能の力を備えているからといって、知らないことはまだまだたくさんある。自他共に傍若無人と認めるこの私がそんな事実に気づけたのは、この物語を進めるために大きな一歩だったのではないだろうか。どうしようもないことは、この世にいくらでもあるのだから。当たり前のことに当たり前のように気づけること。それは素晴らしいことなのだから。
これから話すのは私の話だ。
それであって、誰かの話だ。
誰かの話であって、けしてそれは曖昧なものではない。
はっきりとした実像を持った、現実的な話。
非現実的な事実から始まる、異能の物語。