疑いの雲は信じる雲で・・・
んー。
ふと、思いついただけww
俺は人を知らない。
だから人を決め付けない。
それは・・・自分を指す時も同じ事。
だから俺は。
人を探り知る。
俺を探り知る。
しかし、俺は自分を知らないために。
自分の意思を真の意思と思うことが出来ない。
人を探る時。
人の心に入るために、受け入れてもらえる心の形を変化させなければならない。
今の自分は、きっと誰かの心を探ろうとしているのだろう。
もう何も判らなくなった。
頭の中には、人の存在の仕方と言う名の形が、いくつも転がっているだけ。
一体どれが自分なのだろうか、自分と言う形なのだろうか。
何も信じれず、何も決めれず。
何も側に置けず、誰の側にも行けない。
この空の雲のように、流れる現実に、ただ浮かんでいるだけ。
こんな自分、早く朽ちてしまえば良いのに。
朽ちても問題ないよう、誰の心にも俺と言う欠片は、残らないようにした。
・・・・。
だのになぜ。
なぜ、アンタは俺を知る?
俺を理解する?
俺と言う欠片を、なぜアンタの心の一部に置く?
このまま俺が朽ちれば、アンタの心は崩れてしまうと言うのに・・・・。
そうならない様にと、俺は朽ちようとしていたのに・・・。
・・・・もういい。
理解されてしまったのなら仕方が無い。
もしかすると知られたかったから、俺が知られるようにしたのか。
それとも、ただこうなってしまったのか。
アンタのせいで仕方が無くなったのだが、俺の心には相変わらずの空が広がる。
知られたから朽ちれないのであれば。
人間であるから理解されたのであれば。
人という要素を無くしてしまえば、知られた責任が発生しないのであれば。
人を捨てたいと思う。
・・・が背負ってしまったものが、そうはさせてくれないみたいで。
さっさと朽ちて居れば良かったものを・・・俺も呆れたものだ。
厄介なものを背負ってしまっている。
アンタの信じる俺の形と、俺が信じる形が、どこまで同じかは知ったこっちゃ無い。
もしかすると、アンタは裏切られるかもしれない。
それでも俺に本気で向かってくるのかよ。
そう覚悟を決められると、こっちも覚悟を決めなきゃいけなくなるってのに・・・。
ーーーーああ。
俺は自分を知らない、信じない。
そのかわり、自分を信じない自分を信じない。
俺の意思がそう言っている。
もし違ったとしても、言った分の責任は背負うさ。
悪いが・・・やっぱり本気になんて、とても出来ないみたいだ。
でも、それで良いと思う。
いや、思った。
なぜなら・・・・。
ーーーそれが、俺だから。
俺の望む・・・な。
誰からなんと言われようが、それはそいつの視点での話。
自分の目から見て、自分が自分であれば、それが自分だ。