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僕という概念
もし、今僕が存在しているこの世界から「僕」という存在が消えたなら、最終的に存在している自分以外の人々の数は1つでも増減しているのだろうか。
そんな神様にしか分からないような疑問を抱くようになってしまったことに、改めて自分という1人の人間に対して不思議でならない。
ふとした時に感じるその不思議な感覚は、どこから芽生えてきたのだろうか。
ただ、今するべきことはそんな答えの導きようがないことを考えることじゃない。
ここからの僕の人生での出来事は、きっと他の人からは不思議な物語に感じるかもしれない。