1章 現役の死人 おさらい&人物紹介
2章突入につき前回までのおさらいです。
人物紹介
・真宮啓→リゲル
主人公。高1の7月9日、通り魔事件に巻き込まれ命を落とす。“ある種の人々にとってのあの世”たるフェリアに流れ着き、何故か魔導士になることになってしまう。風を使う魔法が得意。直情型で、無表情なのに眉根のシワは寄りやすく王女三姉妹に揶揄われる。
・レグルス
リゲルの世話を焼く師匠的ポジションの科学者(自称)。彼も現世で死んで流れてきたクチ。彼の場合、自死によって無理矢理介入し、呪いを受けて生前の記憶がない。実際は魔導軍の長官であり、事実上の魔導士のトップ。喫煙者で、よく魔法を使ってタバコに火をつける。いつでも薄く微笑んでおり、軽薄な印象も与えるが、この人も短気で、啓が暴走したときには腕を折ってやろうかと考えたほど。
・髪長さん、スピナー
“御印”という種族の二人。印名はそれぞれ『ラプンツェル』『ルンペルシュティルツキン』
髪長さんは1日に5m髪が伸び、スピナーは紐状のものを紡ぐことで任意の別の紐状にすることができる。(例:髪長さんの切った髪を絹糸にするなど)
二人とも御印であるために親に捨てられたりと、幼い頃から酷い目に遭ったが、いまはそれを受け入れている。
・珠春
10年間行方不明だった御印のひとり。印名は“弱竹のかぐや”。能力は不死・再生。にもかかわらず腕が片方義肢という矛盾を抱えている。行方不明の間様々な人間に買われ酷い目に遭ってきた。外見は少女に見えるが、中身は少年。人間不信になっており、現状はリゲルにしか心を開いていない。自分を救ってくれたリゲルを義兄として慕い、ある約束をしている。
・エルゲ、フェッカ
リゲル、レグルスと同じく“あちら側”、つまり現世で死んで流れてきたクチの二人。魔導軍の上役を務めている。
エルゲは魔法具を作るアトリエを市内に構えており、フェッカはヒーリングと透視が得意であるためによく市中の見回りをしている。
・女神(鈴の君)
フェリア世界の創造主。この世界の全ての権限を持ち、絶大な力をもって平穏に治めている。あるときフェリアに現れた“歪み”との拮抗に苦しんでおり、そのために啓をフェリアに呼び寄せたと自供している。啓にはその因果関係がいまいちわかっていない。
・王女三姉妹
長女アストライア、次女アンドロメダ、三女アルテミスの王女の三姉妹。両親、つまり先代の王と王妃は10年前に亡くしており、長女アストライアが女王として即位した。次女はフェリア神聖軍の長官、三女は魔導庁の長官としてそれぞれの役職を持っている。
長女はサプライズ好きな性格で、下二人はよく振り回されている。
用語解説
『あちら側』
現世で死んで流れてきた人々のことを、やや蔑んで表現した言葉。ほぼ差別用語でもあるが、それしか表現する言葉がないので、あちら側の人は自分で自分をあちら側と自称することもある。
『御印』
生まれつき魔力の高い人々。現世でいえばアルビノ的な突然変異種である。魔力に頼らずにできる特技がひとつあり、身体のどこかに花の模様の痣がある。魔力が高く、暴走して人を傷つけがち。それゆえに差別され、忌まれたり恐れられたり、逆に愛されたりしている。御印相手の体罰やリンチなら取り締まらない軍警も多々いる模様。御印への考え方はそれぞれである。
『フェリア』
本作の主な舞台。本の中に偶然できてしまった“ある種の人々にとってのあの世”である。死なないと入れない世界であり、来てしまったら最後、二度と出られない。
1章おさらい
現世で通り魔に襲われ命を落とした真宮啓。次に目を覚ましたときにはフェリアという異世界に転移していた。まだ生きている実感があるのに死んだとはどういうことかと戸惑う啓だが、レグルスに案内され徐々に現実を受け入れていく。
“リゲル”という偽名、新しい服を授けられ、次に魔力の制御装置を入手するぞ、というタイミングで御印の少女への集団リンチを目撃してしまった啓は、怒りに魔力を暴走させ、一般人をふっ飛ばしてしまう。逆にレグルスにふっ飛ばされ、エルゲによって御印の少女とともに救われるが、自責の念でいっぱいである。
救った御印の少女は中身が少年であったが、行方不明だった存在とわかり、国が身柄を引き受けることに。珠春と名乗った彼とは義兄弟の誓いを交わすことになる啓。そしてある約束を交わす。
そして、王族+女神に謁見することとなり、レグルスは責任を問われめっためたに怒られるが、どこ吹く風の様子のレグルス。代わりに魔導士免許を与える学習院への入学の斡旋を受け、これから学習院での修行の日々が始まるらしい。
さあおさらいは完璧です。
2章へレッツゴー!




