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第6話

「柊、おかえり」


 ふらふらの状態のまま自分の部屋までたどり着くと、結葉が笑顔で出迎えてくれた。

 ボクの表情を見た途端、何も言わずに抱きしめてくる。

 そういえば、随分前に家の合鍵を渡してたんだっけ?


「がんばったね」

「……」


 いつだって、どんなときだって、結葉はボクの救いだ。

 何も言わずとも、こうして頭を撫でてくれる。

 ボクは、今日の出来事をありまのままに話した。


「なにそれ……」


 さっきまでの優しい表情は一変し、たまに見かける遠い目をした虚ろな表情になった。


「ボクも悪いんだよ。一時の気の迷いで学校なんて行っちゃったから……」

「違うよ。悪いのは全部あいつら。柊は何も悪くない」


 表情は依然として虚ろなままだが、結葉の掌が、強く、強く握りしめられている。

 そして、何も感情のこもっていないようなトーンで、ぽつりと呟いた。


「……あいつらなんて、いなくなっちゃえばいい……」


 ボクはそんな結葉に対して何も言えず、ただただ見つめることしかできなかった。

 すると、結葉に会えた安心感からなのか、ひどい眠気に襲われてしまい、そのまま眠りの世界に誘われてしまった。

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