ひねくれもののひとりがたり に
私は、私。
あなたは、あなた。
それ以上でもそれ以下でもなく、ひとりだけ。
私は、旅人。行く末を探す旅。
道連れはなく、ひとり歩く。
学ぶべきもの、何てひとつもない。
べくして学ぶことなど、ひとつも。
行く末の真実を求めてひとり。
探すあてもなく、歩いていく。
行くあてもなく、歩いていく。
旅人は、出会う。
同じ行く末を歩んでくれる人を。
探していた訳じゃない、探すあてはなかった。
出会ってしまった、最低と最高を連れてくるその人に。
変わる、代わる、替わる…。
私は確かに変化した。行く末も変化するだろう。
求めていたものではない。真実では、あるかもしれない。
私は歩く。ふたり歩く。
ふたりになり広がる世界は。また