第4話「不明、事実。」
3か月以上のお休みをいただきました。今回も最魔女をお楽しみください。
「はあ・・・。」
今日も学校に行くとなる時が重くなる。だって・・・。
「ああ。今日も来たのね。個性人!」えっ。個性人って何?私が個性に満ち溢れてるとでも言ってくれるの?私のことを個性人と言ってくれるこの人はユウリカ・アルトベールという方だそうだが、まずユーカリ?どんな名前!?まあこの国で有力な5家の1つに数えられるアルトベール家の長女らしい。でもこのユウリカが一応原因なのよね。ユウリカは権力を持っているから当然人が集まる→その人たちがユウリカの個性人扱いをいじめだと認識する→すごく叩かれるという、そういうことです。それよりももう一つ不可解なニュースが入ってきた。闇の魔女『リーシャ』が行方不明になったというのだ。魔女リーシャは人間界の『魔女』の常識を覆すような『何もしない』魔女なのである。
リーシャの一日
朝7:00起床→8:00ポーション作り→ポーション作り終わり次第朝食→ポーション売り(1つ10リベラル)※1リベラル1円(この国で言うお金。なぜ自由を意味する言葉なのかは不明。)→昼食→夕食→就寝。いや、ポーション売りから何もしてないやん!って途中で突っ込んだ人は100%関西人です。やん!がポイント。(ひよりは関西人設定です。ご了承ください。)
「はい。では正体を発表します。」
「え?何の?」「あの個性人が言うことだから、大したことではないのは確かでしょう。」
もちろん、私の言う正体というのは例のリーシャ行方不明事件。私はその不可解なニュースに目を付け、一瞬で正体にピンときた。それは、同じクラスであるアリシャである。アリシャは魔法・魔術が得意で、クラスの中でも個性のある色を放っていた。
「アリシャ。あなたが行方不明になった闇の魔女リーシャではないのかしら?」
「まあ!まさか!」「あの個性人はいったい何を言っているのかしらね!?頭がおかしいのではなくて?」
「いや、本当ですわ。」アリシャが名乗り出た。やっぱり、半信半疑だったけども、合ってたのか。
「ええっ!何ですって!?あの個性人の言うことは本当だというの!?」アリシャはうなずいた。
「ひよりさん。後でこのリーシャとお話しませんか?」
ということで、裏庭到着ー!やっぱ気になるよね。女の子総攻めだわ。ようし、ここは!
「ミラクルバリア!」アリシャと私だけを包み込む空間を作った。
「そして話というのは?」
「私をパートナーにしてくれませんか?」