表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トップシークレット  作者: toshimi1215
28/61

28.夜景


「やっと会えた…良かった〜想像通りの人で…」と言いながら、ベイは満面の笑みでソファーに腰を下ろした。すると匠から「皆さん次はニューヨークの夜景を観に行きます。当初は、ビルの上の方にある、レストランで食事をして頂こうと思ったのですが、それですと、レイチェルさんがおっしゃった、夜景を楽しみたい、と言う事から少し変わるかと思いまして…食事は船内でする事にしました」と言った、皆んなが頷いていると、女将が「なお料理は、一流レストランのシェフの方達に腕をふるって頂きました…」と言って女将はレストランの名前を言った、グレイは思わず「えっー?よくそんな事が出来ましたね、普通テークアウトはしてくれませんよね…」すると女将が意味ありげな言い方で「グレイさん、このレストランのオーナーは、ベイ博士のファンの方なんです、今回の事を頼むと、喜んで引き受けてくれましたよ」グレイは「えっ?」と言いながベイの顔を見た。するとベイは「トップシークレットなんだよ」と言ってウィンクをした…グレイを始め7人は(あっ〜、海底から引き上げた…財宝を買ってくれる、お客さんなんだ…)と気づき、4人のゲストに気付かれないように納得した。そんな時、女将から1つの提案が有った「皆さん食事の用意が出来るまで、約2時間30分ほどかかります、御自分達の部屋で少し休憩を取られてはいかがでしょうか?、ブラウンさんの部屋も、もう用意が出来ています」と言ってくれた。早い話が(ボチボチあなた方は、奥さんや、ご主人に…少し甘えっ子をしたい、時間ん何じゃないですか?)と言う、女将さんの気遣いである。更に女将はトムとニーナの耳元だけに「パパとママと同じ部屋の方がいいかしら」と尋ねた、するとニーナが小さな声で「女将さん、ありがとうございます、私もお兄ちゃんも、パパとママが一緒じゃなきゃ嫌だ〜、なんて言うほど子供じゃないんです。だって今日のママの目は、女の子の目になっているんですもの」女将は「うふふ…」と小さく笑った後に「ニーナちゃんは何でも分かっているのね〜、了解しました、では2時間30分ほど、外を眺めたり、テレビを見たり、もしゲームがしたければ何でも出せますよ」と言ってくれた、トムは嬉しそうな声で「ありがとうございます、でも僕は…お風呂に入って少し寝さて頂きます、でないと、朝から今までが、楽しくて、嬉しくて、の連続なので、少し頭を休ませてやります」と言って微笑んだ。女将の「でわ皆さん、お部屋の方へどうぞ」と言う掛け声をきっかけに、大人も子供も、皆〜んな明るい声で「また後で…」と言いながら自分達の部屋に入って行った。ボブとリンダはさっそくお風呂に入り、外を眺めながらシャンパンで乾杯し出した。ジョニーとアンジーもお風呂に入った後に「ハリウッド良かったよね〜」と言いながら土産物を袋から出して喜んでる。グレイとルーシーもお風呂に入った後に、お城と、古墳の話しで盛り上がった。ブラウンとレイチェルが部屋に入ると、女将さんの声がついて来て「…ブラウンさん、レイチェルさん…子供さん達は、この部屋には来ませんよ」「えっ?そうなんですか?」と言って2人は首を傾げた、すると女将が「賢くて優しい子供さんですね、大好きなパパとママの…邪魔をしてはいけないって、子供なりに気を使っているんでしょうね…でわ、私も気を使って…あっ言い忘れていました、冷蔵庫の中には、お飲み物が…ご自由にお飲みください、また、お風呂は御二人で入れる浴槽に成っておりますので…今から2時間30分、ゆっくりと過ごして下さい、うふふ…」と小さく笑いながら、女将の声は去って行った。ブラウンとレイチェルは、黙って見つめ合い…お風呂に入り…キスをし…そして、あんな事や、こんな事や…いろんな事をした…ヤラシイなんて言ってはいけない、夫婦なんだし、愛し合っているんだし、子供達から許可まで出ているのだ、なんの問題もないのである。そしてベイとメリーは…。部屋に入るなり、メリーがいきなりキスをし出した「メリー…どうしたの…」「だって…今ベイの頭の中は、作家先生の事でいっぱいでしょ…」ヤキモチである。「そんな事は無いよ、僕は切り替えが早いんだ、もう頭の中は100%君の事だよ」「本当に…」「うん本当…今だってメリーの胸が柔らかくて…僕の目を見て、発情してるでしょ」「…本当だエッチな目をしてる…私が欲しい?」「うん、欲しい」ベイはメリーの背中をさすりながら(…メリーごめん、100%は嘘です、90%は君の事を考えているけど、10%は小説ブラザービーチが、気になるぅ〜、早く読みたい。メリー、本当にごめんなさい…)と思いながら力強く抱きしめると「ベイ、私は貴方の胸の中に居るわよ、どこにも行かないから、私は貴方のモノなのよ、愛してるわ…」と更に濃厚なキスをしてくれた。ベイは心の中で…もう一度、あやまった。…そして…それぞれの…2時間30分が終わった。。6つの部屋に女将の声が届いた「皆さん、少し、ゆっくり出来ましたか?…今から15分後にディナーの準備が全て整います、デッキの方に御集りください、なお…部屋のソファーの上にドレス、タキシードを用意していますので、着替えてから、お越し下さい」と言った。15分経過…ブリッジの大きな窓の外には、月明かりに照らされた雲の波間が…一番早く部屋を飛び出して来たニーナは、思わず「素敵…」と呟きながら窓の近くに進んだ「綺麗…」と言った所までは良かったのだが、急に淋しさを感じたのか「お兄ちゃん…お兄ちゃん」と言ってトムを探そうとした「居るよ、ここに」トムはニーナの後ろに立って居た「お兄ちゃん」と言ってニーナはトムの胸の中に飛び込んで来た「どうしたのニーナ?」ニーナはトムにしがみ付いている、トムは妹の背中をナゼながら「何か怖い物でも見えたの?」ニーナは首を横に振った、「そう…じゃあ…何かな…」「1人に成った様な気がして…お兄ちゃん、ずっとそばに居てね…」「…うん…居るよ…」その時、ドアの開く音が…ニーナは直ぐにトムから離れた…その時、デッキの床が開き…下から大きなテーブルが上がって来た。幅3メートル、長さ15メートルのテーブル、その上には12名のネームプレートが並んでいる。「皆さん、お待たせ致しました、どうぞ御自分の席にお掛けください」と言う女将の声が終わるのと同時に、ブリッジの左後ろにグランドピアノが現れフリー・メーが演奏を始めた。12名は振り返りながら席に着くと、今度はベースの音が…フリー・ベーである。12名が「わぁ〜」と言いながら拍手を送ると,バイオリンを弾きながらフリー・リーが加わり、サックスを持ったフリー・ボーが入り、トランペットを吹きながらフリー・ジーも入って来た。ハープを持ったフリー・ルーが微笑んでいると、マイクを持ったフリー・アーとフリー・ジーが歌い出した…ディナーショーの始まりである。匠から「皆さん,あと15秒でニューヨークの夜景が一望出来るポイントに到着します」と言う声が聞こえると、テーブルの中から、スッとグラスが現れた、すると一気に部屋の中が暗くなりテーブルの上にはロウソクの火が…皆んなが「おぉ〜」と言う声を出した次の瞬間である、窓の下からゆっくりとニューヨークの摩天楼が現れた。「うわぁ〜……」と言う皆んなの歓声に、女将は匠の耳元で「貴方の演出効果、最高…」と言って匠にキスをした。匠は夜景が最大限に楽しめるように、ゆっくりとニューヨーク市の周りを旋回した。ナイフとフォークを持ってはいるが、レイチェルはポカンと…口を開けたままで夜景を見つめている。ブラウンは小さな声で「…綺麗だね…」と言って左手でレイチェルを抱き寄せた「えぇ…ブラウン、とっても綺麗ね〜、私ね……ごめんなさい…」レイチェルの目から涙が溢れ、言葉が詰まってしまった。…黙ってレイチェルを抱きしめるブラウンの目にも、涙がたまっている。…レイチェルは20年前の事を思い出していたのだ…当時18歳のブラウンと、15歳のレイチェルは、このニューヨークの街の中で生活をしていた…楽しい事よりも、辛い事の方が多かった、それでも2人で居れば大丈夫、絶対に幸せになれるんだ…そう自分達に言い聞かせて頑張っていた、でも現実は余りにも厳しかった…日に日に顔色が悪くなり、体調を崩して、寝込んでしまう事も多々あった「レイチェル、ニューヨークは夢のある素敵な街だよね…でもさぁ…他にも素敵な街って沢山あると思うんだ。2人で探しに行かないか?」「ブラウンごめんね…私…寝込んでばっかりで…」「謝る事なんてないよ、僕が他の街を見たくなったんだ。…僕こそゴメンよ…僕がもっと何でも出来る男だったら…お金をいっぱい稼いで、レイチェルに素敵な服を買って…夜景が一望できるレストランで…食事をさせてあげたかったんだけど…ごめんね…」と言ってくれた。レイチェルは、20年前のその日の事を、今でもハッキリと覚えている(…あの時ブラウンは、私を捨てなかった、ずっと「愛してるよ」って言いながら、病気がちな私を守ってくれた…今だって抱きしめてくれている)と思った。レイチェルはブラウンを見つめ「…貴方と一緒に…この景色を見る事が出来て…本当に良かった…ブラウン、今でも私…貴方の事が大好きなのよ、今も胸がドキドキしてる…あなたに巡り会えて、本当に幸せよ…」と言ってキスをした。レイチェルを強く抱きしめながら、ブラウンも20年前の事を思い出していた(…あの時は嬉しかったなぁ〜、稼ぎの少ない僕に、レイチェルが付いて来てくれて…大好きなレイチェルに嫌われたらどうしようって、毎日が不安だったけど…一緒に居てくれて本当にありがとう。レイチェル…15歳の君はとても可愛かったけど、35歳の君は美人に成っちゃったね…もうレイチェル、綺麗すぎるよ、素敵すぎるよ…結婚してもらえて、本当に僕は幸せ者だよ、死んでも離さないからね)と思っていたら、涙が出て来た…呆れるほどに、お互いが、大好き同士である。ボブがリンダの耳元で「こういった感じで夜景を見るのって初めてだね」「うん、初めてよね、なんだかとっても嬉しい」と言って喜んでいる。そのセリフを聞いたニーナが「あの、リンダ先生」「なぁに」「あの先生方は、ほぼ毎日、世界中を飛び回っておられるのでしょう…夜景が初めてって…どうしてですか?」と尋ねた、トムはニーナの質問に慌てて「ニーナ、皆さん忙しいからだよ。すみませんリンダ先生…」するとボブが笑いながら「ニーナちゃん、お兄ちゃんの言う通りなんだ…人助けしている途中に「ベイ博士、オレ夜景が見たいんですけど」なんて言えないからね〜、だから昨日の夜、君達のママがニューヨークの夜景が見たいって言ってくれた時、心の中で「最高のリクエストが出た〜」って喜んでいたんだよ」と言って親指を立てた、トムとニーナはママを褒めてもらった事が嬉しくて、自分達も慌てて親指を立てた…その姿が可愛くて、リンダは思わず「ボブ〜」「なんだいリンダ?」「あなたのベビーが欲しいわ…」と言ってボブの膝の上に座った…その2人の姿を見たトムとニーナはサッと自分達の椅子に座り「ニーナ、ポテトサラダが残ってるよ、全部食べないと大きくなれないよ」「分かっているわよ、お兄ちゃんもキャロットが残っているわよ、甘くて美味しいんだから、残しちゃダメよ」と言って、私達2人は、何にも見えません、聴こえていません、という態度をとった…リンダは気を使ってくれている2人に向かって「大丈夫よ、目をそらさなくても、此処でエッチなんてしないから」とリンダが言うと「僕達はベイ博士から、理性についての講義を、ちゃんと受けているからね」とボブが言葉を付け加えた。するとトムが「ボブ先生、前にも言いましたけど…僕達は大人の方達が何を、どう求めているか知っていますから…あの、気になさらないで下さい」と言った、するとボブは笑いながら「めちゃくちゃ気にするよ」と言うと、今度はニーナが「ボブ先生は、気に掛けて下さって居ますけど、講義をされたベイ博士は…ディナーショーが始まってから、ズッ〜とメリー先生のお尻を触ってますよ」と言って微笑んだ、ボブとトムは思わず吹き出してしまった、するとリンダが「もぉ〜うちの博士は、しょうがねぇなぁ〜」と言ったので4人は大爆笑してしまった。グレイもルーシーと楽しそうに喋っている。ジョニーはアンジーの手のひらに、人差し指で何かを書いている。ベイは子供達の言う通り終始メリーのお尻を触っている。…約二時間のディナーショーは…笑い声に包まれながら終了した。女将から「皆さん、ニューヨークの夜景はいかがでしたか?」と聞かれると、12名は一斉に「最高に良かったです」「もう涙が出ました」「フリー達の演奏会が最高…」「また来たい」とか言い出した。するとルーシーが笑いながら「もう〜私達ったら、全員で喋り出したら…女将さん分かりませんよね、ごめんなさい」と言って謝った。すると女将は微笑みながら「ありがとうルーシーさん、そしてゴメンなさい…実は私と匠は100億の声を聴き分けられるんです、もう少し経てば、更に数学は上がります」ベイを除いた11名から笑い声が消えた。女将は更に「私と匠は、ベイ博士と皆さんの為に、まだまだ成長しますので、楽しみにして下さいね。では最後の目的地…月に向かいます」と言うと、11名は黙って頷いた。匠は「月面まで14分20秒で到着します」と言ってスカイシップの進路を静かに成層圏に向けた。。。。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ