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トップシークレット  作者: toshimi1215
26/61

26.いつも一緒


「お帰りなさい、ギリシャ神殿はいかがでしたか?」匠の問いかけに…ボブは微笑みながら「最高でした…刻一刻と過ぎる時間の大切さと、その時間の使い方を考えさせてもらいました…」匠は頷きながら「喜んで頂けて良かったです。皆さんお疲れではないですか?」と言う問いかけに、トムとニーナが元気な声で「はい、大丈夫です」と即答すると、匠は笑いながら「はい…分かりました、ハリウッドに着く前に、次の洋服を用意しますね、衝立を上げます。女将、お願いします」と言って匠はスカイシップをハリウッドに向けた。鏡の衝立が目の前に上がるのとほぼ同時にぐらいに…ソファーの上には次の洋服が…「あっ、私の好きな色だ…」と言ったのは6名の女性陣。「あぁ、僕が好きなジャケットだ…」と言ったのは6名の男性陣である。実はここでも女将と匠は皆んなの衣装をどうしようかと話し合っていた「ねぇハリウッドなんだから…有名な映画に出てきた人達の、コスプレなんてどうかしら?」と女将。「いいね〜、あっ、でもボブさんが居るからねぇ…」と匠。1年以上前に亡くなっている事になっている8人、普通なら世間の人達の記憶から徐々に消えて行くのだが…ボブは亡くなる前に、余りにも有名になってしまったのだ…「コスプレで目立って、人が集まって来たら…ボブさんだってバレてしまったら…観光どころじゃなくなるからね」「そうよねぇ〜…じゃあ女性の方達には、その方の好きな色の服を…男性の方達には、その方の好きなジャケットで合わせましょう…」と言うような、やりとりがあっての今回の衣装である。女将がベイに「博士、ハリウッドの観光にはリムジンを用意すればよろしいですか?」ベイは麻のジャケットを着ながら「…たしかジョニーは…ダブルデッカー車に乗ってみたいと、アンジーと話していましたよ」「はい、かしこまりました、ブレスに変身させて置きます」「よろしくお願いします、ジョニーが喜ぶと思います」スカイシップは透明シールドを張り、ダウンタウンのなるべく人の少ない場所に…ダブルデッカー車を降ろしてくれた。2階部分には…御満悦のジョニーを筆頭にオシャレな感じの12名が…一応変装しているつもりなのか…お揃いのサングラスをかけて、周りの建物や景色を楽しんでいた。ニーナは両親に「パパ、ママ、ここって、映画とか、テレビで見たことがあるよね…」「あるわね〜、素敵な所ね〜」と母がこたえると「お父さんが子供の頃から憧れていた場所だよ、夢の都だよ」と言って微笑んだ、トムがなにげなく「パパとママって映画大好きだもんね」と言うと「…大好きよ…映画を見ている2時間ほどは現実を忘れる事が出来るんだもん…ねぇパパ」「そうだね、ヒーローやヒロインに自分が成りきって…世の中を助けて行ったり、優しいお金持ちになって、人々にほどこしを与えたり…現実は何時も周りの人にスミマセン、スミマセンって謝って、今月の光熱費の支払いどうしよう、バイトをもう一つ増やそうかなって、頭を抱えて来たからね〜…でもパパには大事なママが居てくれたから…宝物のトムとニーナが居てくれたから…今まで頑張れたんだよ」と言って三人を見つめ…「レイチェル…これからもよろしくね」と言って妻にキスをした。トムとニーナは両親がどれだけ苦労して来たのか、子供なりに理解している、更に…貧しい中で自分達がどれだけ愛して貰ったか…その事もちゃんと理解している、だから涙が溢れてしまった…トムとニーナは(サングラスをかけて居て良かった〜)と思っていたらアンジーが後ろから2人の耳元で「素敵なパパとママね」と言い、ジョニーが「2人とも優しくて良い子だね」と言って頭を撫ぜてくれた…2人は(必死で我慢しているのに、優しい言葉をかけんじゃねえよ…)と思ったが…こらえきれずに、トムはジョニーの胸に、ニーナはアンジーの胸にしがみついて、とうとう声を押さえて泣き出してしまった…ジョニーはトムの頭を撫ぜながら(いずれアンジーと僕の間にも子供が生まれると思うんだけど、トムとニーナのように、優しい子供になって貰いたいなぁ)と思い、アンジーは「パパとママを大切にしてね…」と呟きながらニーナの背中をなぜた、その時…ふと胸に生暖かさを感じた…(…んっ?)と思いながらソッと胸を見てみると素敵なブラウスがニーナのハナと涙でベチャベチャに(キャァ〜)と思ったが、健気なニーナを見ていると…アンジーは更にギュッと強く抱きしめてしまった。ジョニーの胸もベチャベチャになって居たが…当然怒るわけもなく、むしろ昔の自分の事を思い出していた…(僕は…気が弱くて、何時も周りの人達にビクビクしていた…頭も良くない、運動神経も鈍い…当然自分と言うモノに何の自信も持てないから、いつも部屋の隅の方で、皆んなが観ているテレビを…首を伸ばしたり、首を傾げたり、息を押さえながらソッと鑑賞していたんだよね…そんな時にアンジーが横に座り「ねぇ、ヒーローの中で、好きな人っている?」「…コウモリ男……」「えっ?、ヒーローの中でも一番弱いと思わない…」「…うん、思うよ…でも…金持ちなんだから…遊んで暮らせばいいのに…正義の為に戦っているところが好きなんだ」「あっ…貴方の考え方…私大好きかも。」って言ってくれて、そしたら周りの子達が「変な奴等」って言ってきて…アンジーが僕をかばってくれて、アンジーを叩こうとする奴から…今度は僕が…アンジーを守って、生意気だぞって言う奴等が10人立ち上がって、あっ〜ボコボコにされるって思っていたら、ベイ博士とメリーが僕とアンジーの前に立ってくれて、そしたらボブとリンダも来てくれて、グレイとルーシーも来てくれて、嬉しかったなぁ…本当に嬉しかった。その後にケンカになって、僕とグレイはアンジーとルーシーを守るために結構殴られて、その度に強いボブがリンダを守りながら僕等を助けに来てくれて…驚いたのは…日頃メリーと2人で本ばかり読んでいるベイ博士が、強かった事だ、誰からも殴られる事無く、上手く避けながら、相手の手首をひねって投げ飛ばしたり、急に身体を回転させて、相手の足を払って倒したり、アレは本当にビックリしたなぁ…あの時から僕等はずっと一緒に居るんだ。…一緒に居るから頑張れた、一緒に居るから強くなれた、一緒に居るから優しくなれた、一緒に居るから賢くなれた。ブラウンさんと、レイチェルさんは…2人で色々な事を乗り越えて来たんだろうな…すごく強くて、優しい、パパとママだね…)と思いながらジョニーはトムの背中をなぜた。12名はハリウッド通りを歩き…大好きな俳優さん達の手形をなぞり、大好きな映画の空気感を感じ、大好きな映画のグッズを購入した。ベイは嬉しそにはしゃぐ11名に向かい「ハリウッドは、本当に夢の都だったんだね、映画に携わる方達に対して、感謝と言う言葉しか浮かばないね」と言って微笑んだ、そこにフリー達が飛んで来て「皆さん、スミマセン…時間になりました、いったんスカイシップにお戻り下さい」と言った。…もう少しハリウッドに居たかったが…時間は限りあるモノなのでしょうがない…11名は一斉にベイに視線を送ると(また連れて来てね…)と言う思いを、心の中でぶつけた、するとその想いが通じたのか?ベイは微笑みながら「来月の遠足のコースにもハリウッドは入れておこうね」と言った11名は笑顔で「はーい」と平静を装って返事をしたが、心の中では(やったー又ハリウッドに来れる〜って言うか、ベイ博士の中で、遠足は毎月の恒例行事に決定したんだ〜ヤッホー嬉しい〜)と思ったら目頭が…また熱く成ってしまった。…スカイシップに戻ると女将さんから「皆さんハリウッドはいかがでしたか?」と聞かれた、アンジーが「夢がギッシリと詰まった街でした」と答えると、ジョニーも「夢の世界はとても暖かくて、子供のころを思い出させてくれる場所でした」と答えた。匠が「素敵な所で良かったですねぇ、さて皆さん、次はヨーロッパのお城を見に行くのですが、ルーシーさん…どのようにしましょうか?全部の城を空から観て回るのか?それとも二つくらいの城にしぼって城内に入った方が良いのか?」と尋ねると、ルーシーは「外見を見るだけで充分です」と即答した、女将が「よろしいのですか?」と尋ねるとルーシーは「はい、ケーキ作りの参考にしたいので、城内ではなく外観を少しでも多く観てみたいんです」と言った。すると匠が「かしこまりました、私がヨーロッパ中の城を1時間で全てお見せします」と言うと、女将はチョッピリ笑いながら「今回の衣装は、お姫様と王子様と言う少しコスプレっぽくなっています、気に入ってもらえると嬉しいんですけど…」と言って鏡の衝立を上げた。30分後…12名は少し照れ臭そうに周りを見回した、誰もが素敵なプリンス、プリンセスなのである(でへへへ…良い…)12名は心の中で同じ感想を抱いた。「皆さん素敵ですよ」と言う女将の声に12名が真っ赤な顔で微笑んでいると…匠の方から「皆さん、1つの城に1分から2分くらいの時間をとります、私が城の周りを飛んでいる間に女将から、城にまつわるエピソードを紹介してもらいます、その時代の雰囲気を少しでも味わえるように、今皆さんが座っておられるブリッジの中に、城内の映像を流します」すると早速、1つ目の城の上空に着いた。スカイシップはゆっくり城の周りを飛んだ…女将が語るエピソードに合わせてブリッジの内装が一瞬にして変わった、それどころか馬や兵士や王様まで出て来るのだ、11名がビックリしながら固まっているとフリー達が「皆さん大丈夫ですよ、ホログラムですから」と言って微笑んだ。兵士達の行進、戦さの模様、勝者と敗者…11名は(科学力半端ねぇ〜リアル過ぎて、怖い〜)と思いながら、ソファーに座って居た。ルーシーはグレイの耳元で「私ってバカよねぇ〜」「どうしたんだい?」「…お城って舞踏会のイメージしかなかったの…お城は本来、外敵から身を守る為に建てられたものなのよね…」そんなルーシーのセリフを聞いたフリー,ルーは直ぐに女将に報告した、すると3秒後には戦のシーンが終わり、平和を取り戻したお城では舞踏会が開かれました、と言う流れに変わり,二番目の城からは戦のシーンはナレーションだけで終わり,あとは全て王子様とお姫様の恋のお話しと…結婚式っという流れに変わった。1時間のお城めぐりは無事終了した。誰もが拍手をしながら立ち上がり女将と匠に「素晴らしかったです…ありがとうございました」と言う、お礼の言葉をおくった。しかしルーシーだけは「女将さん、匠さん、私の勉強不足でした、本当にスミマセンでした。そして素敵なお城ツアー…ありがとうございました」と言って頭を下げた。グレイを除いた10名はキョトンとした顔で首を傾げたが、まぁ解決しているみたいだから…いいかな、と思って何も言わなかった。。。。

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