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虚無の世界

作者: 望月笑子

無意味な人生を送ってきたヤツラは、

今ごろ自分が、虚無の世界にいることに、ようやく気付いたらしい。

忠告だけは、気前がいい。

誰も、アンタらのことになんか興味は無いんだ。

聞いてどうする?

その前に、自分の心配でもしろよ。

いい年して、ジタバタするなよ。

なんで生きてるか、少しくらい考えた事あるのかよ。

もう少し、自分の頭で考えろよ。

人から聞こうなんて、ムシがいいんだよ。

なぜ、オレに聞こうとする?

オレが答えを持ってるからか?

せめて、無意味な人生を送ってきたような顔をして、街中を歩くなよな。

虚無の世界には、何もないだろう?

それは、アンタらの心の中と同じなんだ。

空っぽなんだよ。

だけどな、みんながみんな、空っぽだと思うなよな。

みんな、空っぽを埋めようと、1ミリずつでも頑張ってんだ。

虚無の世界が怖いからさ。

虚無の世界の恐ろしさを、一番知っているからさ。


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