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G or F  作者: EEU
7/7

対面

「あ、あおちゃん。おめでとう。」

「ううん、ソウこそ、おめでとう。」

「いやいやー、まさか本当に二人とも当選するとは、びっくりだよ。」


...本当は話したくない。ソウに彼女がいるなんて信じれへん。きっと翔のわるふざけだ。きっとそうだ...。


「いやー、本当によかった。あおちゃん、これからは副会長として僕をー」

「ねぇ、ソウ。ソウに彼女おるって本当?」


…なに聞いてんだわたしは〜!いるわけないってわかってんじゃん。意識してたからつい…


「うん、いるよ。」


…いる?今、いるって言ったの?えっ、なんで?いやいや、あれは翔のわるふざけで、本当はいないって…


「爽也〜〜!次理科室だよ〜〜。はやくいこ〜よ〜!」

「うん?そっか。ちょっとこっち来て。」

「…」

「あおちゃん、紹介するね。こいつが彼女の、立花柔美。」

「…はぁ。」

「よしみ、こいつは俺の幼なじみで、最近転校してきた、柊青葉。」

「あ〜、副会長の子〜!よろしくね〜!」

「あぁ、よろしく…」

「んじゃ、あおちゃん、次移動教室だから。」


…何考えてたんだろ、私…。翔が嘘つくわけないのに、だいたい、今時、中学生にカップルの一組や二組…


…私の頬を、一筋、涙がながれた…。


「どうした?青葉?なんで泣いてんの?」


顔をあげると、翔の綺麗か茶色の瞳があった。


「…翔っ‼︎」


…気づいたら私は、翔に抱きついていた。

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