スカウト
部活が終わった。正直今春中のソフトのレベルは低い。練習も、特にキツいというわけではない。
「よぅ、あおちゃん。久しぶり‼︎」
「えっ、ああ、ソウ。久しぶり。」
...やばっ、部活おわりだから汗が...。ってなんで私幼なじみにそんなこと気にしてるんだろ。
「あおちゃんは部活頑張ってるな。」
「そ、ソウこそ、生徒会、頑張ってるんでしょ。」
「おぅ、まーなー。んでさ、そのことなんだけど、」
「えっ、なぁに?」
「実は俺、生徒会長やろうと思ってんだ。」
「へー、すごいじゃん。応援するよ。」
「いや、そうじゃなくて...あのさあ、あおちゃん、生徒会副会長、やってくれないかな?」
「へ...?」
...わ、私が、副会長?いやいや、そういうタイプじゃないし、でも、ソウが誘ってくれた...。
「ごめん、突然で、でも絶対あおちゃんむいてるよ。」
「そ、そうかなぁ...。」
「そうだよ。あと、俺のサポートして欲しいし。」
...決めた‼︎私、そんなこと言われたら...
「わかった。頑張ってみる‼︎」
「おお、マジか!ありがとな、あおちゃん!」
...とは言ったものの、ぶっちゃけ何やればいいかわかんないし、転校してきたばっかだし、来年受験だし...。
まぁ、自分で決めたんだ。精一杯頑張ってみよう。でも、ソウに誘われたからり立候補って...。動機不純すぎるっしょ...。