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G or F  作者: EEU
3/7

相合傘

「やっぱソウだよね。えっ、じゃあソウも今春中なの?」

「ソウもって...あぁ、クラスの奴が話してた、C組に転校してきた、可愛い奴って、あおちゃんのことか。」


...えっ、可愛い奴って...超照れるんですけど。


「その様子じゃ、翔には会ったみたいだな。変わっただろ、あいつ。」

「そうだね。でも、ソウも変わったよねー。」

「それを言うならあおちゃんも。最初誰かわかんなかったよ。可愛くなったからな、一段と。」


...何ソレ、なんかソウに言われると、とても嬉しい。一段とってことは、前から可愛かったってこと⁉︎

「っと、どうした?顔赤いぞ。風邪ひいたんじゃないのか?これ使えよ。」


渡されたハンカチを顔にあてる。ああ、ソウのにおいだ。懐かしい...


「ってかソウ昔はおっきかったのに、今翔よりちっさいじゃん。」

「はいはい、そりゃ悪うござんした。んで、家どこ?」

「...西原三丁目。」

「遠いな。送ってくよ。ほれ、入れよ。」

「えっ、いや、そんなの悪いよ。」

「こんな状態の女の子1人にして帰るわけないだろ。」


...優しい。なんで?みんなにこんな感じなの?



「あっ、家ここだから。」

「おぅ、そうか。じゃあな。」

「待って!」


ソウが振り向く。


「ありがとう。」

「おぅ!」


...なんだろう。今、ニカッて音が聞こえた。それになんだろう、この気持ち...

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