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G or F  作者: EEU
1/7

再会

「えーっと、今日から2年C組でお世話になる、柊青葉です。わからないこともいろいろあるので、よろしくお願いします。」


拍手がわき起こった。あー、よかった、優しそうな人ばかりで。なんとか、やってけそうかな。


「じゃあ柊さん、一番後ろの、空いてる席へ。」


えーっと、一番後ろ...あぁ、窓際のね、あったかそうだなー。よいしょっと。


「あれ、もしかして、あおば?」


えっ、誰?この隣の席の人...?知らない顔だけど...。


「覚えてない?ほら、幼稚園の時、よく遊んだじゃ

ん。石嶺翔だよ。」


イシミネ?ショウ?しょう......


「えっ、もしかして、翔?ケーキ屋の!」

「ピンポーン、あったりー。思い出してくれた?」

「思い出した!あれ?でも翔ってむっちゃちっちゃかったような...」

「...って何年前の話だよ。」

パチッ。

「いったー。なにすんのよ〜。」あっ、でも翔のデコピンって初めてかも。確か翔はいつもうじうじしていて、気が弱くて、泣いていたような...。翔も変わったんだなー。


このときはまだ、懐かしい旧友との再会ぐらいにしか思っていなかった。まさかこの後、自分の人生を揺るがす、大切な青春が始まろうとしているとは...。

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