タイトル未定
えぇ、突然ですが僕達は海に来ています。まぁ前のお話を見ていれば分かると思いますが、天魔の姉ちゃんと一緒に来ています。
と言っても僕は荷物番ですが。
「はい、ジュース。」と天魔の姉ちゃんが僕にジュースを手渡した。
「あ、どうも。」
「しかし、彼女達は元気ね。」
「まぁ、七海が元気なのはいつものことですけど、三人で遊ぶのが久しぶりなので少し騒いでるんでしょ。」
しかし、平和だ。まぁ元の世界に戻るすべも見つからないし、しばらくはこのまま過ごしていくんだろうなぁ。
「何その歳で黄昏てるんだか。」
「いや、別に・・・」
「唯一、そんなところで何ボーっとしてるのよ。ほら、さっさとこっちにきて遊ぼうよ!」と七海がこちらに手を振っている。本当に元気な様子だ。
「荷物は魔法かけておけば大丈夫だから、唯一君もこっちにおいでよ。」と唯も珍しく元気に手を振っている。
「それじゃあ、行ってきます。」
「おう、若いんだから、元気にはしゃげよ!」
僕は苦笑いをしながら幼馴染の元へと歩いていった。
さて、挿絵のカットが終わったところで季節感や時間系列を無視して文化祭のお話です。さて、どんな出し物になるやら・・・
「じゃあ、多数決の結果、メイド・執事喫茶って事で決定ね。」と学級委員長が言った。やはり流行などを気にするようなのでこういうのも許可が下りるらしい。
「さて、それじゃあ、採寸するから各自メモに書いておいてね。」と洋服担当の子が言った。
放課後
「ねぇ、唯一君、少し時間ある?」と唯に聞かれた。
「うん、特に今日は用事ないよ。」
バイトもないし問題ないな。
「そう、じゃあ服のサイズ測らせてくれない?」
「あ、そっか唯も服作りの担当だったね。しかし、何故に業者に頼まないで手作りなんだ?」
「あぁ、それは手芸部がどうせなら手作りをって始まって・・・ね」
「なるほどね。」
「それじゃあ測るから立ってくれる?」
「あ、あぁ。」
「それじゃあ首から測っていくね。」
どうもこのメジャーを当てられて測られるのはくすぐったものがある。
「ちょっと、じっとしててよ。」
「あ、ごめん。」
「もしかしてくすぐったいの?」
「ご名答。」
「そういえば唯一君はくすぐりに弱かったね。長いことくすぐったこと無かったから忘れてた。」
「そう何度もくすぐられたらたまったもんじゃないけどね。」
「そうね。」
さてさて、どうなることやら・・・ 次回へ続く