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あの夏の日の君は

作者: 菜の花
掲載日:2025/10/15

 あの日の君は

 淡い夏の音がした


 キンキンに冷えたソーダを

 青空に透かして

 あぁ、おんなじ色だ

 なんて言って

 君が笑ったから


 海に反射した青空

 君の白いワンピースが揺れる

 まるで舞い降りた天使のようだ

 ゆうゆうと泳ぐ雲のようだ


 「あそこまで届くかなぁ」

 君は空に手を伸ばして

 ぐっと握りしめた

 掴んだ雲はゆらり

 空気に溶け込んでゆく


 「届いてるよ」

 君が振り向く

 閉じ忘れた口が愛しい

 口の端を上げて微笑んだ


 海の向こうから

 オレンジ色のビー玉が顔を覗かせる

 ぬるくなったソーダを透かせば

 あぁ、おんなじ色になった

 なんて言って

 君が笑うから


 あの日の君は

 甘い夏の味がした

ご覧いただきありがとうございました。


あの日の君は夏めいていた。


誰かに届きますように。

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― 新着の感想 ―
音と味という二つの観点(?)から夏を描写してるのがすごいと思いました。 応援してます!これからも頑張ってください!
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