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雪明り 月灯り

作者: 池畑瑠七

鉛色に 重く垂れこめた 暗い空から

静かに激しく 降り積もる

真綿のように大きな雪の 冷たさ

襲い来る 容赦のない 厳しい寒さ


山並みは灰色に霞み

屋根という屋根 道も 車も

見る間に 色を失って

真白に覆われていく


身も心も悴んでしまいそうな

こんな一日の終わりに

恐々覗いた 窓の外


ほんのひと時 切れた夜の雲の隙間から

届いたのは 朧な 月灯り


その薄青い 清かな月光が

こんなにも温かいものだなんて

思ったことが無かった


雪明り 導く 月灯り

廻る想いを照らし 優しく強く

 

春待つ この道を照らす


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