第1章「人と繋がるドラゴン プロローグ」
どうも。興味を持っていただき、ありがとうございます。
この作品は「アラビアンナイト」のような枠物語の形式で制作していくつもりです。内容はドラゴンの神話・伝承を独自解釈して作成した物語。一話四章仕立てで進行していく予定です。
さて、この作品は作者の「ドラゴン好き!」という気持ちで出来上がったもの。
読者様にもドラゴンが好きになってほしいですね。
――来たね。知っていたよ。ああ、この瞬間をとても楽しみにしていたんだ!
今まさに緊張しているよ!
――既知だって言っても、その瞬間になれば感動するものは感動できるね。
――あ、驚いた? 定命じゃないってそういうものなんだ。来る運命を知るか
らこそ、得難いものに飢えているんだ。飢えはドラゴンの性っていうもの
さ。
――貪欲で満たされず、運命の出会いに弱い。それ以外は強くて特別だけど。
――つまりね、この瞬間が待ち遠しかったんだよ!
――何を話そうか、ずっと考えてた。定命じゃないからね。一杯在庫はあるん
だ。
――早速だけど聞いてくれ、厳選したドラゴンの物語だ。
これはプロローグ。
大枠である語り手と聞き手は、これからの「ドラゴンの物語集」を通して交流していきます。
語り手と聞き手にも、少し注目していただければ嬉しいです。