05 賭けってどこでやってるの?
あらすじ:神様達は愉悦部だった
視点:予想屋のおっちゃん ゲイザーさん
(ザワザワ、ガハハハ、ワイワイワイ)
おっと! どうしたい、にーさん!?
物珍しそうに見てるけど、ここは初めてかい?
はは~ん?
見た所・・・他の大陸から来なすったのかね?
そりゃ、珍しいだろうな!
ん? ここが何かって?
ここはギルド会館内に設置されてる公認の賭場だぜ?
ほれ、そこの壁に白板が設置されてるのが見えるかい?
あれは、今日行われてる戦場の情報なんだよ。
んで、白板の下に名前書いた木札が吊るしてあるだろ?
あれが、その戦場に参加してる猟団だな。
ああ、左右に分けてあるのはなんでかってか?
あれはな、にーさん、陣営ごとにわけてるのさ。
で、負けた猟団は木札を外して行くんだがよ・・・。
<<ピピピーーーーー!! 「{戦場①}終了!!」>>
「あーーー!!? 何でだよ! いきなり外した!!!」
「おっしゃー!!! 3倍きたーーーー!!」
(ザワザワザワザワ、ガヤガヤガヤ)
おっ、早朝開始の{戦場①}が終了したみてえだな。
1つの戦場が終了したら【終了玉】が上がるからよ。
こうやって、【拡声の紋章】で笛と音声で教えてくれんのよ。
一応、勝利陣営の予想が賭けのメインなんだがよう。
さっきみてえに【拡声の紋章】を使って
合図の笛や音声で教えてくれるってわけよ。
一応、勝利陣営の予想が賭けのメインなんだがよう。
メインの倍率はそんなに高くないんだよな。
で、戦場によって副賞が設定されててな。
例えば、今終わっちまった{戦場①}だったら
残った木札で、猟団の数を予想するもんだったんだわ。
陣営別で{猟団が幾つ残るか}が対象になっててな。
勝利陣営になった{A陣営}は5倍。
敗北陣営になった{B陣営}は12倍だったんだぜ。
あん? 副賞の方が倍率がいいのかって?
そうだぜ!? 基本的に副賞の方が当たり難いからな!
ってわけで、せっかくだし、にーさんも賭けてみねえか?
あ? 俺はギルドの職員なのかって?
違ぇ違ぇ! 俺っちは賭けの予想屋なのよ!
何? 怪しいって?
にーーさん! バカ言っちゃいけねえよ!
俺っちは、ギルドの認可受けてる
ちゃ~んとした予想屋さんなんだぜ!?
ま、俺っちの猟団【コンタクト】っつーんだけどよ。
下調べやら情報の伝達を得意としててな。
ギルドから戦場の事前情報とか連絡係を請け負ってんだわ!
だから、安心して良いぜえ!?
「おーい、ゲイザーのおっさーん!
次の{戦場②}の副賞のおすすめってどうなってんだ!?」
「くっそう!さっき負けちまったから、次で取り返さねえと!」
(ザワザワザワ)
おっと、次の{戦場②}の開始時間まで1時間切ったから
忙しくなってきやがったな!
さあ、にーちゃんや!!
賭けはたったの1000Gから賭けれるし
せっかくだから賭けてみろよ、楽しめるぜい?
賭ける時はな、そこの受付行くんだぜ?
賭ける内容伝えて掛け金払ったら
割符になる【証板】っつー小板をくれるからな!
おっと! 【証板】はちゃんとしまっとくんだぜ。
絶対に無くすなよ! 絶対だぞ!
ん? 何だって、にーさん。
もう少し話を聞きたい?
おう! いいぜ!
開始しちまったら、俺っちも暇になるからよ。
その間なら色々解説してやるぜ。
ほれ、最初の1回目はせっかくだからよ。
俺っちの予想無しでやってみるといいぜ!
そこに{戦場②}の情報が書いてあるから行ってきな!
ほれほれ! さっさと行かねえとどんどん混んでくるぜ!