表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/21

18 総評の実況席

あらすじ:ブラコン拗らせたヤンデレ妹さんは強かったのです。


視点:風の神様の1柱 トバス様

『』:猟団長 ボーデさん


「お疲れ様でした! トバス様!

 本日の実況は先程ので終了ですね!」



 はっはっは、アナ君もご苦労様~~。


 やっぱり、贔屓にしてる子達が出てると実況も楽しめるね~。



「あはは、それは私も同感ですよ。

 さすがに私の場合、実況中は贔屓できませんけどね」



 はっはっは、さすがに君の場合は


 公平でないとまずいだろうしね。


 そうそう、実は僕ね、さっきの戦場で賭けが当たったんだよ。



「おっと! それはおめでとうございます!!

 そう言えば、実況中に【証板】を購入したとおっしゃってましたね」



 うん、ありがとう。


 でもね、実はそっちじゃなくて、神様間の賭けなんだよね~。


 今日は【紅牡丹】の子達が出てたろう?


 あの子達が出た時だけ、特攻隊の中の一番手を賭けてるのさ。



「なるほど、神様達の間でも、賭けが行われているのですね!

 えっと、今日の特攻隊の一番手ですか? ・・・そうそう!

 トバス様、お気に入りのテイキャスが一番手でしたね!」



 そうなんだよ、あの子は猟団設立時からの最古参の1人でね。


 実は彼女だけは、当時から【風の紋章】を使ってくれてたんだよ。


 特攻隊が編成された時に、【疾風の紋章】に変えてるけど


 間違いなく、あの子が一番扱いが上手いんだよね。



「へえ・・・その話は私も初耳です!

 あっ、テイキャスと言えば、私も1つ聞いてますよ。

 確か、特攻隊のレギュラーメンバーでは

 彼女だけが【疾風の紋章】しか宿してないそうですね?」



 あらら、アナ君もなかなか詳しいじゃないか~。


 うーん、さっき僕は{扱いが上手い}と言ったけど


 そこはちょっと訂正かな・・・彼女だけが使いこなしている


 と言った方が正しいね、今のところはね。


 ふふ・・・アナ君、{えっ!?}って顔してるね~。


 まあ、どんな【紋章】でもね。


 全力で使えば良いってものじゃないってことさ~。



「なるほど! 奥が深そうですね!!

 そう言えば、テイキャスは女性人気高いそうですよ?

 確かに、長身で顔もキリッとして凛々しい系ですから

 男の私から見ても、{格好良い!}って思いますし

 女性人気も頷けるというものですね!」



 はは、女の子に対して格好良いって言うのはどうなんだろうね。


 まあ~、その気持ちはわからなくもない・・・かな?


 でも、あの子も、ちゃんと女の子らしく可愛い所があるんだよ?


 この間もね、町で流行っているケー・・・え? 苦情?


 あっはっは、ごめんね~。


 僕とした事が、お気に入りの子が活躍して嬉しくなって


 ついつい余計な事まで話しちゃったか~。 


 そうだね、女の子の秘密はホイホイ話すものじゃ無かったね。


 ごめんね~。



「ま、まあ、少なくとも実況席では遠慮して頂ければ・・・。

 あっ、ところで、トバス様」



 うん、なんだい?



「【証板】の方はどうだったのですか?」



 あっはっは。


 もちろん、そっちも当たったさ~。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 ▽ 並行して連載中 ▽
↓ メインで連載中です。
辺境の冒険者Aさん
こっちはチートや変態成分少な目の日常モノです。



小説家になろう 勝手にランキング
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ