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お久しぶりです短いです


『君には私の弟子になってもらうよ!』

頭の中に直接聞こえる声で人間がそう言った。

だからボクも頭の中で『やだ』って答えた。


『なんで!?』

人間はどうして!?ってびっくりしてるけどボクは群れの皆が帰ってくるのを待ってなくちゃいけないんだから人間の弟子になってるひまなんてないの!




『うーん、でも今のまま帰ったら近いうち絶対他の魔獣に襲われると思うんだけど……』


『魔獣…?』


『そう、魔獣。君と同じ魔石を持った動物の事よ』


『どうしてその…魔獣?が襲ってくるの?』


『それは魔獣が自身の属性と力を増やす為。

そう!魔獣は他の魔獣と引かれ合う性質があるのよ!スタ〇ド使いみたいに!

そして魔獣同士が相対すれば戦いは必須、ついでに言えば今の君は他の魔獣からしたら餌も同然、君の群れだって巻き込まれる可能性があるわ』


『皆が巻き込まれるのはイヤ!』


『なら私の弟子になりなさい!そこらの魔獣程度すぐに倒せるようにしてあげるわ!』


『うん!』




こうしてボクはなんやかんや勢いで人間の弟子になったのだ。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


人間と魔獣という世にも珍しい師弟関係が出来あがった頃、普通の動物であれば近づく事すら困難な程切り立った崖の中程にある巨大な横穴からのそりのそりと1匹の動物がその姿を表しました。


その動物はクンクンと何かを探るように鼻を鳴らすと目当てのものが見つかったのでしょうか、ニタリと口角を歪ませある方向に向け歩きだしたのでした。




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