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短文系小説になるかも?です
それなりに続けばいーなー
……今ボクは知らない人間に抱えられてどこかに連れて行かれそうになってる。
なんとか逃げようとジタバタしても人間の力の方が強くてどうにもならなくて……、ボクはこれからどうなるんだろう…?
それは遡ること10分くらい前、お腹が空きすぎたボクは何処からか流れてきたいい匂いに釣られるまま歩き、そして見つけたの!
いい匂いの元『火の近くでなんでか木の枝に刺さってるお魚さん』を!!
ボクのフラフラの身体もあのお魚さんを見つけた瞬間に元気いっぱい!
すぐさまそのお魚さんに駆け寄ったボクは火に触らないように串刺しのお魚さんを地面から抜いて少し離れた所に置く。あと2つぅぅ!!
同じやり方で残りのお魚さんも地面から抜いて火から少し離れた所に置いた。
それじゃあ!いっただっきまーす!!
パリッ!ふわっ!じゅわぁぁ!
今まで採れたてのお魚さんしか食べた事の無かったボクはその匂い、その食感、その味に感動した。
こんなに美味しいお魚さん初めて!!
ボクは夢中でお魚さんを食べた。
1回だけ中の枝もかじっちゃってその時だけはうへぇ…ってなっちゃったけど枝を抜けばいい事に気づいたボクは前足と後ろ足で枝を抜いてからさっきよりも大きな口でかぶりついた。
お魚さんうまあぁぁぁ♪
頭の先から尻尾の先まで残さず食べたからもうお腹いっぱい、そしてボクは知ったの!
『火の近くで木の枝に刺さってるお魚さんはとっても美味しい』と!!
そんな今まで生きてきた中で一番の大発見に大喜びしていたボクは気づかなかったんだ、ボクの後ろから1人の人間が忍び寄ってきてた事に。