表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50代で始めるVRMMO。~初めての幻想世界Online~  作者: 森もりおん
第一章 グローリア大陸編
34/43

プレイ26日目 2回目のクラスチェンジ

大変お待たせしました。PCが戻ってきたので更新再開です。

 ログインすると真っ直ぐ神殿へと向う。2回目となるクラスチェンジの為だ。幻想世界OnlineではLV10、30、50でクラスチェンジが可能となる、今回はLv30なので中位職にクラスチェンジ出来るのだ。クラスチェンジ先は行動によってある程度変わってくる為、プレイヤーによって同じ下位職からでも派生するものとしないものがある。どういったものがあるか分からないが非常に楽しみだ。


「すいません、クラスチェンジに来たのですが」


「はい、それでは奥へどうぞ」


 神殿内にいたシスターに話し掛けて奥の部屋に通してもらう。前回来ているので詳しい説明は断り、そのまま部屋の中央にある宝珠に触れる。


<<転職条件を満たしているクラスを表示します。クラスチェンジ先を選択して下さい>>

・ファイター

・キャスター

・レンジャー

・盗賊

・弓術師範代

・狩人

・精霊弓士

・アサシン

・スナイパー


 どうやら中位職として選択出来るのは弓術師範代、狩人、精霊弓士、アサシン、スナイパーの5つのようだ。それぞれの説明を詳しく見ていく。


・弓術師範代・・・弓の扱いに優れた職業。武芸一般にも秀でており、近接攻撃にも若干の補正がつく。STR+5 DEX+5 AGI+5 ※スキル<刀>解放


・狩人・・・狩りに特化した職業。弓の扱いに優れており、罠を使って獲物を狩る。DEX+10 AGI+5 ※スキル<罠>解放 スキル<解体>解放


・精霊弓士・・・精霊と弓を司るエルフの為の特殊職業。精霊を召喚し共に戦うが近接攻撃と防御力は著しく低下する。DEX+5 INT+10 ※スキル<精霊召喚>解放 召喚中近接攻撃力・防御力低下


・アサシン・・・暗殺に特化した職業。不意打ちや毒の扱いに長けており、高いクリティカルヒット率を誇る。 DEX+15 ※スキル<上位毒作成>解放


・スナイパー・・・遠~超長距離に特化した特殊職業。一般には流通していない銃器を用いて戦う、近接攻撃力は非常に低い。DEX+10 AGI+10 ※スキル<銃器作成>解放 近接攻撃力激減


「これはまた・・・選択が難しいな・・・」


 弓術師範代と狩人は弓術士からの正統進化と言えるだろう。弓術師範代はより戦闘に特化して、近接攻撃も少しだけ強くなる。狩人なら魔物や動物を狩った時に死体が残るのでより素材集めがしやすくなるのが利点だろうか。罠というのも非常に魅力的だ。

 精霊弓士はエルフの弓術士用の特殊職業らしい、掲示板には精霊剣士になったという書き込みも見たことがあるのでエルフならばある程度出易い系統なのかもしれない。一番の魅力は精霊召喚だろう今後ソロでは厳しくなると思っていたので内容次第では非常に有効かもしれない。

 アサシンはスキル<暗殺>の影響だろうか、純粋に弓を使った職業という訳ではないので個人的には一番最初に除外されるだろう。逆にスナイパーはかなり悩む、近接攻撃力激減というのは普通に考えると凄いデメリットになるんだろうが私にはあまり気にならない。それに銃器作成というもの気になる、多分映画とかで見たような暗殺者が使う銃とかが作れるようになるのだろう。


 予想よりも派生先が多かった上にどれも魅力的なので簡単に選ぶ事が出来ない。いつでもクラスチェンジ可能と言ってもここでクラスチェンジしてしまえば、もう一度中位職にクラスチェンジする為にはLv1からレンジャーを上げ直すしかない。勿論Lv1のレンジャーにクラスチェンジしても、必要があれば神殿で弓術士Lv30に戻す事は出来る。


「すいません、すぐに決められないので出直して来てもいいでしょうか?」


 取り合えず決められなかったので部屋を出てシスターに出直す旨を伝えて、一度ログアウトし掲示板を覗く事にした。中位職にクラスチェンジした人も増えて来たので何かいいヒントが得られればいいのだが。


 結局昼食後まで掲示板を覗いて見たのだが一番欲しかった精霊弓士についての情報はなかった。弓術師範代や狩人についてはいくつかの書き込みを見つけたのだが、どちらもいいポイントがいくつもあった。やはり弓術師範代は<刀>の解放が大きいらしく、弓術士の弱点だった近接戦闘で死ぬ事が減ったらしい。狩人はやはり<罠>と<解体>が便利らしい、予め罠を設置しておき、近寄って来た獲物を罠に嵌める事も出来るし、罠に嵌った獲物を一方的に攻撃する事も出来るらしい。<解体>は死体を自分で解体しなければいけないのでグロいが素材の面では確実にメリットになるようだ。

 

「よし、決めたぞ!精霊弓士になろう!」


 実際どのクラスも捨て難かったのだが私のスタイルを考えると弓術師範代は近接攻撃に魅力を感じないし、狩人もメリットが少ない。最後までスナイパーと精霊弓士で悩んだのだが、幻想世界に銃は見合わないだとろうと思い、未知数な部分が多かったが純粋に今のままのスタイルでいけそうな精霊弓士に決めた。精霊召喚が使えるようになるのもポイントが高かった。


 昼食後、改めて神殿へ向い精霊弓士へクラスチェンジする。


<<ハントは精霊弓士にクラスチェンジした>>

<<スキル<精霊召喚>を取得しました>>

<<特殊クエスト『精霊召喚の儀式』が発生しました>>


 どうやら<精霊召喚>は特殊なイベントが必要らしい。クラスチェンジと同時にクエストが発生した。必要な情報が表示されない為、まずはエルフへの情報収集から始める事になりそうだ。エルフの叡智によって里での儀式という事は分かるのだが、それ以上の情報はイベントの為に非公開になっているようだ。こんな時は錬金ギルド長であるマーティーさんの所へ行って見るべきだろう。


 すぐさま錬金ギルドへと向かい面会出来るか確認を行う。


「ギルド長でしたらただいま会議中です。少々お待ち頂いてもよろしいでしょうか?」


「分かりました。私は大丈夫ですのでこちらで待たせて頂きますね」


 直ぐに面会する事は出来なかったが会議が終われば面会可能という事で錬金ギルド内で待つ事にする、折角なので作業場を借りてポーションでも作っておこう。

 それからゲーム内で2時間後にギルド長と面会する事になった。体感では30分程なので私はあまり気にしていないのだが、受付嬢さんが申し訳無さそうにしていたのが逆に申し訳なかった。


「お久しぶりですギルド長、お忙しい所お時間を取って頂き有難う御座います」


「いやいや、待たせてすまなかったな。それで今日はどうしたのだ?」


「はい、実はクラスチェンジで精霊弓士という職業に就きました。そして精霊召喚というスキルを得たのですが精霊召喚の儀式についてご存じないかと思い伺いました」


 ギルド長は顎に手をやり、にこりと笑う。


「ふむ、なるほどのぅ。精霊召喚は誰にでも覚えられるものではない、精霊に愛された者だけに許されたスキルじゃ。精霊召喚の儀式は精霊の試練と同じ場所で受ける事が出来る。今回もワシが一筆書いておこう」


「すいません、ありがとうございます!」


 きちっとお辞儀をして御礼を言う私にギルド長は優しく語り掛けてくれる。


「よいよい、最近では里のエルフでも精霊召喚を使える者は減っておる。例え里のエルフではないとしても精霊召喚を使える若いエルフが増える事は素晴らしいことじゃよ」


「すいません、ギルド長。他にも質問があるのですが。錬金術についてと、エルフウッドの加工についてです。何かご存知ではありませんか?」


「なるほど。精霊召喚の儀式を行うならばエルフウッドの寄り代はあった方がいいだろう、加工自体はエルフの上級木工師ならば可能であろう」


 より詳しく聞くと、エルフウッドの加工はエルフの上級木工師なら誰でも出来るようになるそうで、逆に他の種族は例外を除けば加工出来ないそうだ。更に、精霊召喚の為には寄り代になる物が必要で、それがなければ儀式自体も上手くいかないらしい。つまり現時点では精霊召喚の儀式のクエストはクリア出来ないという事になる。方法は2つ、1つは里の木工師に加工を頼む。もう1つは自分でスキルを上げて<上級木工>を取得する事だ、出来れば時間が掛かってもこちらの手段を取りたいと考えている。


「それならば木工ギルドの依頼をこなすのが近道だろうな。ギルドの依頼を受ける事によって経験を積む事が出来るぞ」


 ここで初めてしったのだがそれぞれの職人ギルドにも冒険者ギルドのように依頼があって、それをクリアする事によってスキルの経験値にボーナスが加算されるのだそうだ。


「ギルド長、貴重な情報をありがとうございます。お陰様でどうにかなりそうな気がします」


「それは重畳」


 その後錬金術についてもしっかりと教えて貰い、錬金術ギルドを後にした。今後の予定はまず、装備の依頼をしてそれからエルフの里に向かい、木工のスキル上げ、そしてエルフウッドを使った弓の自作になりそうだ。

お読み頂きありがとうございます。更新が止まっているにも関わらずブックマークが5000件を越えました、本当にありがとうございます。忙しい時期も終わったので更新ペースを上げられるように頑張ります。


ハント

精霊弓士Lv.30

HP390/390

MP165/165

STR30(+5)

VIT30(+5)

DEX68+9(+8)

AGI63+9(+8)

INT40(+10)

MND30(+5)

LUK34(+5)

ステータスポイント:0

スキルポイント:7

冒険者ギルドランクC:3/50

<<スキル>>

<精霊召喚>Lv.MAX<精霊魔法>Lv.7<上級弓術>Lv.2<遠距離攻撃力上昇(中)>Lv.8<超身体強化>Lv.4<鍛冶>Lv.7<中級木工>Lv.6<中級錬金術>Lv.4<中級料理>Lv.2<竜の眼>Lv.6<夜目>Lv.MAX<千里眼>Lv.4<ステルス>Lv.9<鑑定眼>Lv.3<レーダー>Lv.5<採取>Lv.MAX<採掘>Lv.4<ダッシュ>Lv.MAX<跳躍>Lv.MAX<暗殺>Lv.5

<<称号>>

『孤軍奮闘』『弓の名手』『エルフの叡智』

<<装備>>

武器・・・初心者の短剣・樫のロングボウ DEX+1 AGI+1 命中率アップ

頭・・・なし

胴・・・ウルフベスト DEX+3 AGI+2 命中率アップ

手・・・ウルフグローブ DEX+1

脚・・・ウルフボトム AGI+1

足・・・ウルフブーツ AGI+2 消音効果アップ

背・・・ブラックウルフマント DEX+3 AGI+3 隠密効果アップ 耐寒 耐熱

装飾品・・・レンジャーリング DEX+1 AGI+1

<<所持金>>

92,200G


※<精霊召喚>は取得時でLv.Maxです。


ユニー

ホーンラーバLv.15

HP230/230

MP60/60

STR22

VIT21

DEX16

AGI23

INT11

MND10

LUK7

<<スキル>>

<ダッシュ>Lv.7<スタミナ>Lv.7<悪路走行>Lv.2

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ