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50代で始めるVRMMO。~初めての幻想世界Online~  作者: 森もりおん
第一章 グローリア大陸編
27/43

プレイ13日~14日目

短いです。

 今更だが名前を考えないとな。自慢じゃないが名付けのセンスはない、普通なら花子とかクロとかなんだけど、それじゃああんまりだよなぁ。見た目の色から紅葉はどうだろうか。だがファンタジーの馬に日本の名前っていうのも世界観的にどうなんだろうか。

 見た目・・・角が1本の馬と言えばユニコーンが有名だな、ユニ・・・、ユニーなんて響きも可愛いしいいんじゃないか?


「私はハントだ、これから宜しく『ユニー』」


 ユニーに優しく触れて名前を付ける。すると機械音と共にユニーの思念が流れ込んでくる。


<<ホーンラーバ種『ユニー』との騎獣契約が成立しました!>>


(うれしい)(がんばる)


「これで手続きは完了です。どうかこの子を宜しくお願いします。何かあればすぐに店に来て頂ければ対応致しますので、これからもどうぞ宜しくお願いします。本当にありがとう御座います」


「分かりました、こちらこそありがとう御座います。お陰でこんなに素敵な子と出会う事が出来ました」


 店員さんはどことなく嬉しそうだ、やはり長年売れ残っていたユニーの事が気になっていたのだろう。個人的にはどうして売れ残っていたのかが不思議なくらいだが運が良かったと思っておこう。お互いに頭を下げ店を後にする。


「よし、早速外へ行こうユニー!」


 最低限の馬具は付けて貰ったので早速騎乗する為に街の外へと向う。自分の騎獣だと思うと胸が高鳴って来る。今日は天気もいいし、ユニーに乗って草原を駆けるのは気持ちがいいんだろうな。

 街の外へ出ると早速ユニーに話しかけ乗せてもらう。


「じゃあ初乗りといこう。最初はゆっくり、徐々にスピードを上げてみようか」


(わかった)


 指示を出すとユニーはゆっくりと進みだす。徐々にスピードを上げて出せる限界のスピードまで出して貰った。そのスピードは思ったよりも早く、体感だが時速60kmは軽く越えていたんじゃないだろうか。スキルにダッシュとスタミナが付いているだけあってスピードも持久力もそこそこあるみたいだ、本人はもっと走りたいみたいだがすこしスピードを落としてもらってお互いの息を合わせるように走る。


(たのしい)(たのしい)


 どうやら初めて自由に走れる事が本当に楽しいようだ。ユニーの気持ちが伝わってくる。折角なのでユニーの気が済むまで走らせてやる事にした。

 結局夕飯の時間近くまで走る事になったがユニーが楽しかったのならそれで十分だろう。


「ユニーまた走ろうな。今日はもう帰ろうか」


 取り合えず分かったのはユニーが速い事と長時間乗るとちょっと尻が痛くなる事だろう。これはちょっといい鞍にした方がいいかもしれない。それさえ除けば騎獣での移動はかなり有効だろう、それにユニーと一緒だと旅が楽しくなると思う。これからの冒険がもっと楽しみになった。


 一旦夕飯の為にログアウトする。痛かった尻も現実に戻ってくればなんともない。現実に影響を及ぼさないのがVRのいい所だろう、それでいてリアルと同じような感覚が味わえる。晴天の草原を馬で駆ける感覚は素晴らしかった。再ログインの前に馬についてネットを使ってすこしだけ調べておいた。現実とゲームの中とでは違いがあるだろうが参考になるかもしれないからな。


 ログインしたらまず減ったお金を稼ぐ為に依頼を受けつつ、素材の採取でもやろうと思う。さすがに全財産の殆どを使ってしまったのでこれでは米が買えないかもしれない。急ぎたいのはやまやまだが先立つ物がないのではしょうがない。


 ユニーに乗って討伐対象を探しつつ、薬草等を採取していく。戦闘になるとユニーが怯えるかもと思っていてがそんな事もなく、堂々としていた。ただ、戦闘系のスキルを持っていないため戦力として見るのは厳しいだろう。

 そして重要な事に気が付いた。ユニーは隠密を持っていない為、ある程度の距離になると気配察知を持っているモンスターには気付かれてしまい、先制攻撃が難しくなるのだ。ユニーに乗っている時は普段よりも離れた位置から攻撃しなければ不意打ちは成功しそうにない。

 ただし、それを差し引いても移動時間の短縮はメリットになるので今後は戦闘方法の工夫が必要になってくるだろう。状況次第では街に残して来る事もあるかもしれないが出来ればそれは最小限に留めておきたい。


 馬上からの弓攻撃も試して見たのだが意外と難しかった。スピードと揺れの影響か、初めて馬上から攻撃した時は狙った所からかなりずれてしまった。強力な戦闘方法として使えるかどうかは今後の練習次第だろう。個人的にはユニーと一体となって敵を倒したいと思う。


「ふぅ、今日はそろそろログアウトするか。続きは明日だな」


 ある程度の討伐と素材の回収、馬上からの弓の練習等であっと言う間に時間が過ぎていく。13日目はそのままテントでログアウトする事にしたのだが、どうやら騎獣はテントに繋いでおけば襲われない仕組みになっているようでリラックスして寝てしまった。ログアウト時の扱いがどうなるか不安だったのだがこれなら大丈夫そうだ。


 14日目はログインして馬上からの弓の練習と討伐、素材回収の続きをした。その後、冒険者ギルドへ報告へ行ったり、商品の補充をして露店を出したりと普通の1日を過ごす。お陰ですこしだけ所持金が増えた、拠点の購入や騎獣の購入もするかもしれないのでお金は貯めて置きたい所なのだが米が気になるので一旦情報を集めて米を入手、その後はある程度の金策に充ててもいいかもしれない。



更新出来なくてすいません。忙しいのもありますし、色々と考えてしまい更新出来ませんでした。色々な意見があると思いますがこの話はこういうものだと深く考えずに暇潰しとして読んで貰えればと思います。楽しみにしている方がいらっしゃるか分かりませんが、本当に申し訳ありません。



弓術士Lv.18

HP270/270

MP105/105

STR18(+5)

VIT18(+5)

DEX39+9(+8)

AGI39+9(+8)

INT18(+10)

MND18(+5)

LUK20(+5)

ステータスポイント:0

スキルポイント:12

冒険者ギルドランクE:22/30

<<スキル>>

<精霊魔法>Lv.3<中級弓術>Lv.4<遠距離攻撃力上昇(中)>Lv.2<身体強化>Lv.5<鍛冶>Lv.6<中級木工>Lv.1<錬金術>Lv.7<料理>Lv.5<鷹の目>Lv.9<夜目>Lv.8<遠見>Lv.6<ステルス>Lv.4 <ステータス鑑定>Lv.7<アイテム鑑定>Lv.7<気配察知>Lv.9<魔力感知>Lv.7<熱源感知>Lv.6<採取>Lv.7 <採掘>Lv.3<ダッシュ>LV.7<跳躍>Lv.5<不意打ち>Lv.7

<<称号>>

『孤軍奮闘』『弓の名手』『エルフの叡智』

<<装備>>

武器・・・初心者の短剣・樫のショートボウ DEX+1

頭・・・なし

胴・・・ウルフベスト DEX+3 AGI+2 命中率アップ

手・・・ウルフグローブ DEX+1

脚・・・ウルフボトム AGI+1

足・・・ウルフブーツ AGI+2 消音効果アップ

背・・・ブラックウルフマント DEX+3 AGI+3 隠密効果アップ 耐寒 耐熱

装飾品・・・レンジャーリング DEX+1 AGI+1

<<所持金>>

11,200G


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