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届きますように  作者: 心欲 空
第2章
7/21

呑み会

「全員飲み物揃ったか?」


「はーい!」


「じゃあ、乾杯!!」


部長のコールでみんな呑み始めた。

岸谷さんが前に言っていた、月末の呑み会に僕は参加していた。

あまり乗り気ではなかったが全員参加と聞かされていたので

参加したがあまり集まりがいいとは言えない。

まぁ仕方ないだろ、今日はあいにくの雨だ。

そして明日から二連休だ。


「藤倉どうした?」


僕の前の席に座っていた岸谷さんが聞いてきた


「何でもありませんよ」


僕は愛想笑いで答えた。


「藤くーん楽しんでるー?」


僕の隣の席の駒井先輩は既に出来上がっていた。

この人は本当にお酒が弱いな。


「なんだー

理沙もう酔ってんのか?」


「酔ってないですよー

梓さーん!」


「そうか酔っているようにしか見えないぞ?

悠、楽しんでいるか?」


この人はたちばな 梓部長あずさぶちょう、男勝りでサバサバした性格だ。


「はい

楽しんでいますよ」


僕は愛想笑いで答えた。


「君は相変わらず、寂しそうに笑うな」


僕はこの人のこうゆう所が苦手だ。

なんでも見透かしているかのような。


「そんなことないですよ」


「その答えかも相変わらずっだな」


「はは、そうかもしれないですね」


「なに2人で楽しそうにしてるのよー」


駒井先輩が少し不機嫌そうにしている。


「なんだ理沙?やいてんのか」


「藤くんは私の可愛い後輩くんだよ、梓さん盗らないでね」


「何を言ってんだ?

悠は私の可愛い部下だぞ」


ダメだ駒井先輩完璧に酔っている

橘部長もたぶんだが酔っている。


「理沙も梓もやめろ!

今日は楽しい呑み会だぞ!」


岸谷さんが2人を止めた。


(げん)さんは黙ってください!

後呑み会だからって名前で呼ばないでください!」


橘部長は岸谷さんを睨みつける


「はじちゃん怒られてやんのー」


駒井先輩はお腹をかかえて笑っている。

聞いた話だがこの3人は昔からの仲良しらしい。

この3人を見ていると懐かしくなると同時に

少し虚しく、悲しくなる。



読んで頂きありがとうございますm(__)m


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