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ぼくの詩集

空っぽの楽園

作者: 桜井あんじ

右手を少し 持ち上げて

小さな小さな 楽園をつくりました

最初に 「光あれ」 とは言わなかったけれど

とにかく 不器用ながらも それらしいものを つくったのです


見よう見まねで作ったけれど

なかなかどうして 綺麗に できました


しかし 約束された私の楽園は 空っぽ


春になって花々は咲き乱れ

それは綺麗な色の鳥達が歌い

背の低い木々に果物が熟しても

空っぽ


美しい楽園

光に満たされた

永遠の幸福のために 約束された 楽園

でも

空っぽ

永遠に


それでも

せめていつまでも

美しいままに 残しておこうと思います

私の悲しみの楽園よ


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