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馴れ馴れしい一人称文体

 まさに馴れ馴れしい一人称文体の代表であるエッセイでこれについての愚痴をぶちまける……変な気分ですね。

 エッセイは基本的にですます調で書く理由が分かった気がします。


 画面の向こうは、赤の他人なんですよね。


 電車で隣に座っただけの人に対して「~が有ったんだけどさぁ」などとタメ口で自慢話を始める人は居ません。

 まあ、なろうにはテンプレな俺TUEEEを求めて集っている人が多いので、話は別かもしれませんが。

 それでも自分はイライラします。そして、訊きます。

「で、お前は俺にどう思えと? 共感しろと? それとも、一緒に盛り上がれと?」


 自分に対して馴れ馴れしく話す人間は居ませんよね?

 読者と主人公は別人だと示しているということですよね?


 乙女ゲーム転生の主人公が馴れ馴れしく話すのは、中身が現状に対する愚痴だから許されているのです。

 また、しょっちゅう修羅場に追い込まれるやれやれ系主人公でも問題になりにくいかと思います。

 一歩下がったところから「お気の毒に」と言うこの安心感。

 自分が主人公では味わえませんから、むしろどんどん語ってきてください。


 しかし俺TUEEEでは絶対に許しません。


 俺TUEEEは自己投影して読むものです。

 主人公が自分でないなら、ただの羨ましい奴です。

 他人の自慢話なんて、誰が好んで読むと思っているんでしょうか。


 そもそも主人公は誰を意識して話しているんですか?

 読者は転生前でも転生後でもない世界に居ますよ?


 自分のように『小説投稿サイトに投稿している文』という認識があるなら別です。

 そうでない場合は、主人公が『脳内友達作り始めた痛い人』にしか見えません。

 主人公がぼっちオタの場合なんか最悪ですね。

 そこまで雄弁に話せるならば、ぼっちオタなんてやっていません。

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