マルタ沖海戦
第七艦隊 旗艦 大和
艦隊内では敵からの攻撃があまり無く、小型艦艇などにしか遭遇しない為拍子抜けしていた
[どういうことだ?敵艦隊はまだしも敵機すら発見していないぞ?]
[さあ、とにかく司令、進路このまま、作戦続行でいいんだよな?]
[あぁ、だが警戒はしておけよ?敵は恐らくこちらを発見して居るだろうからな]
この言葉に副司令や航海長、操舵手が声を上げた
[ [ [はい!?] ] ]
[何を言っているんですか司令、もし発見していた場合、もう艦隊に攻撃が来ているでしょう?]
[航海長、君は薄々気づいているだろう?イタリアにこもっている敵は大軍だ、そして、その補給の為には必ず地中海を通らないといけない、なのに輸送船団を一度でも見かけたか?]
この発言の後、しばらくの間、静寂が流れた、しかしこの静寂は直ぐに敗れた。
(CICより艦橋へ、レーダーにて敵艦隊にを捕捉、概要は戦艦、又は空母と思われる艦が10隻、中型艦が60隻、小型艦艇が20隻、この内中型艦30隻が輸送船と思われます、又敵機が大小合わせて100機接近、距離100キロ)
この報告にいち早く司令官が発した
[了解、副砲や対空砲は左舷対空戦闘用意、主砲誘導式超重徹甲弾装填、号令にて一斉射撃を開始する]
その司令を言った直後サイレンが鳴り響き、大和に搭載されていた5機15問の46センチ砲が
大きな機械音を鳴らし、10時の方向に向き終わり、その巨砲は今か今かと号令を待ちわびていた、まるで飢えた狼の様に。
[一斉射撃、撃ち方始め]
そうして、46センチ3連装砲がその敵艦隊に、熱い大きな牙を剥いた
夏休みに入ったので、これから12時に投稿します 多分