お前は幸せか?ロンリーマンの反復運動 AI加筆Ver
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本文:お前は幸せか
こんなメールが届いたのは3日前の雨が一日中降っている日だった
学校中の生徒に謎のメアドから送信されたそのメールは今は学内中で噂となっている
返信したもの、気味悪がるもの、興味の無いもの
様々な反応を示した中で私は自分に酔っていた
くだらない他人のゴシップ、事件、話題、全部何もかもがどうでもよかった
授業で習うことも自分の将来のことも社会の未来も何もかもがどうでもよく
今ある自分のことで私はいっぱいでそれ以外に関心も興味も何もなかった
友も無く家族とも疎遠で私は1人だった
孤独に道を歩き今日も誰かが亡くなる
明日もきっとそうだろう
明後日もその次の日もさらに次の日も
そしていつかは自分の番がくる
人生とは一生とはその繰り替えしでしかない
「反復運動だな」
僕はポツリと呟き静寂が虚しさを呼び寄せる
理解者など共感者などいないこの世界において自分は常々孤独だったのだ
それに対してそれ以上も以下もない
ただ淡々と「アイアムロンリーマン」という事実だけが現実にのしかかってくるだけだ
「ロンリーマンだ、僕はロンリーマン」
1人呟く、呟く以外の言葉を発していない気がする
「だからロンリーマン、僕はロンリーマン」
僕は気が触れたのではない、自分自身が高まっているのだ
「いいかロンリーマン!いけよロンリーマン」
静寂がより一層自分が孤独なことを伝えてしまう
「俺はロンリーマン!!!!俺は!!!!俺は!!!!!」
言葉にならない叫びだけがこだまする、反響、自分に自分の言葉が響き渡る
私は私と対話しているのだ
独り言の二人事、これはもう会話だった
俺は俺はと二回言った、つまりこれは反復運動
つまりそれが人の一生、その繰り返し
繰り返すことこそが人生、反復運動こそが人の一生であり真理だ
僕はその真実にたどり着いてしまった
教科書にも載ってないその真実に一人辿り着いてしまったのだ
一人孤独に
「まだそこ?」
同級生や社会や大人達にその感想だけが静かに浮かぶ
誰も僕の到達点には辿り着いてはいないみたい
僕だけが知るこの真理にまだ気づいてはいないみたい
そしてそれはすごくどうでもいいことだった
反復だ、反復しろ
反復こそがこの世の真理なのだから
反復にだけ没頭するんだ
僕は反復に命を捧げ身を捧げ魂を捧げ全てを捧げたっていい
君だけが僕の親友であり親であり家族であり仲間であり自分自身であり絆を感じるのだ
君だけは僕のそばを離れないで君だけはこの世にあり続けてくれ僕がこの世から消えてしまった後でも残り続けてくれ
時計の秒針が動き続ける
滝の水が流れ続ける
蛇口の水がポタポタと周期的に流れ落ちた
僕はそんな反復同盟達と共同戦線を結び現在を生きている
反復だ、反復するんだ、反復運動こそがこの世の真理なんだ
心が荒れた時は反復する物を眺めて心を落ち着けた
反復だけが正義なのだ、反復だけが
心臓が鼓動し続ける、呼吸音が鳴り響く、瞼は定期的に閉じている
まだまだ反復だ、もっと僕は僕自身の反復が欲しい
反復を満腹に、僕を反復で精一杯に満たしてくれ
願わくば僕を反復そのものにして欲しいんだ
人の価値は反復によって決まる、あいつは反復してる、あいつはそうじゃない
それで人かそうでないかが僕にとって決まっていく
いや、そもそもが違う
反復か反復じゃないかになる
人そのものの価値がもはや意味を為していない
全ては反復にこそ価値がある
ではそもそも反復とはなんだ?僕はまだまだ反復の真髄に辿り着けてはいない
永久機関こそが反復なのか、それとも同じことを繰り返し続けることが
そう言えばそんな哲学者もいたな、カントだっけか
自分の意志決定を証明するのがどうたら言っていたよく分からん奴だ
浅い奴め、反復運動こそが全てなんだよ
だが反復とはなんだ
同じものを着続けたり食い続けたりなんて僕には無理だ
では反復とはなんだ
着続けることが反復か食い続けることが反復か
反復ってなんだ、反復ってなんなんだ
僕には反復というものが理解できない、又はそれを実現することが難しい
じゃあなんなんだと言うのだ、せっかく答えに辿り着いたと言うのにその答えの宝を手にできなければ意味がないじゃないか
考えろ考えろ反復とは反復とは反復とは何だ
反復とは反復だ
反復とは反復しさえすればいい
常に反復するんだ反復と共に
常に反復を反復
つまり反復のこと以外考えなければいい
反復を反復し反復を反復する
反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復反復
エラーメッセージのように僕は反復を反復し続けた
RPGツクールの自動イベントが延々と繰り返されるように反復を反復した
その間に僕に意識は無かったと思う
これが無か
反復から無の存在を確認することが出来た
やはり反復は偉大だ
0であり無限である無を見つけることが僕にはできた
まるで1÷0の計算式のような答えを僕は認識できたのだ
反復した反復して反復から反復を反復まで反復だ
反復が反復に反復と反復の反復じゃ反復では反復として反復けど反復のち反復として反復による反復…
思いつかない
接続詞が切れた
反復が反復できない
反復が反復が反復が反復が
ああ反復が僕の反復が終わる嫌だ反復をくれ反復しないと反復できないと僕は不安に駆られる
反復しかいないんだよ僕にはもう反復しか
そんな反復人間
「俺はロンリーマン!!!!!!反復テメエこの野郎!!!!!!!うああああああああああ」
反復に思いきり罵声を浴びせた
反復は少しショックを受けているように思えた
いい気味だ、反復の分際で図に乗りやがって、俺を誰だと思ってやがる
「俺はロンリーマンだぞ!!!!反復ごときが調子に乗るんじゃねえ!!!!ゴミが!!!!!!」
反復は死んだ、僕の中から跡形もなく消え去った
もう反復はいない、この世界に僕だけを残して
平穏を取り戻した僕はふと窓を眺めると午後の教室の外から雨が降っていた (ここから先はAIによる文章です)
外は暗くて何も見えなかった 僕は何をしていたんだろう 今自分が何をしているのかすら分からない ただ何かを考えているような気がする 考えても無駄なのに、思考に意味はない 無意味に思考を浪費するのは時間泥棒だ
「やらなくていいことはやるな」と誰かが言っていた なら考えるのをやめよう 僕は机の上に顔を伏せた 寝ることにした 僕は夢を見た 昔見た夢だ 昔の僕は小学校低学年くらいでその当時の僕はお絵描きが好きだった でも下手くそだからいつも先生には怒られていた、それでも懲りずに僕は毎日絵を描いていた だけどある日僕は学校から帰ってランドセルを置いて部屋にある画材を持って公園に向かった そこで僕はスケッチブックを開いて鉛筆で下書きをした そして色塗りをする んだ まずは白を塗った 次に黒を塗った 赤を塗ろうとした時、急に目の前に猫が現れたんだ その猫はとても綺麗で真っ白い毛並みをしていて、瞳は青かった その猫はゆっくりと近づいてきてこう言ったんだ
「あなたはなぜ絵を描くの?」
僕は考えた わからない、ただ描いてるだけだからだ すると猫は続けて言う
「それは、楽しいから?」
違う、僕は楽しくない じゃあなんで描く? 僕は答えられなかった 僕は黙り込んだ すると猫がまた聞いてきた
「あなたはどうしてそんなに一生懸命なの?」
僕は分からなかった、その時の僕は分からなかった 僕は俯いて震えていた そんな僕を見て猫は優しく微笑んでくれた 僕は泣きそうになった すると突然、後ろから声をかけられた
「お前、なんのためにそんなことやってるんだ?」
振り向くとそこには知らない男の人が立っていた その人は僕より年上で大人びていてとても背が高かった 顔はよく見えない その人は続ける
「答えられないか、じゃあ質問を変える、なんでそんなに必死になってんの?なにか理由があるんだろ」
そう言われても答えられなくて、言葉が出てこなかった 僕は涙目になっていたと思う その男は僕を見下ろしながら
「じゃあ答えを教えてやろう、答えはな…………」
そのあとの言葉を僕は覚えていない きっと忘れてしまったんだ 僕にとってその記憶はあまりに大切すぎて、それを思い出そうとする度に頭が割れそうになるほど痛くなる あの時のことを思い出すだけで息ができなくなる、心臓が張り裂けそうだ だけど僕は思い出さないといけない それが僕の使命なんだ それが僕に与えられた運命だ 僕にしか出来ないことだから 僕がやらないとダメなことだから 僕が終わらせないとダメなことだ 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が 僕が
「うわぁああああああああ!!!!!」
気がつくと僕は叫んでいた
「ハァッ!ハアッ!」
目が覚める 夢だったのか 汗が止まらない 手が震えている 呼吸もままならない どうしようもなく怖くて仕方がない 胸が締め付けられるように苦しい もう何度目だろうか あの日からずっとこんな調子だ 寝ようとしても眠れないし、夜中に何度も起きる 食事なんて喉を通らなかったし、毎日吐いていた だけど今日は違った いつものように悪夢を見て、叫び声を上げて飛び起きた でも今回は今までとは違うことがあった それは、僕の目の前に人がいたからだ ベッドのすぐ横に誰かが立っていた 真っ暗でよく見えなかったけど、そのシルエットには見覚えがあった 僕は恐る恐る口を開く 聞きたくないのに聞いてしまった どうしてここにいるんですか? そんなこと聞かないでくださいよ また夢なら早く醒めてくれ お願いだから 神様どうか助けてください 僕は何も悪いことはしていません 本当に何もしていないんです ただ普通に生きてきただけなんですよ なんで僕ばっかりこんな目にあわないといけないんだよ おかしいじゃないか ふざけんなよ クソ野郎が 死ねよ 消えろよ くたばれ お前なんか死んでしまえ あっちいけ よ どっかいけよ
「ごめんなさい」
僕の口から無意識に出た言葉 誰に向けて言った言葉なのか分からない だけど、僕は謝っていた
「ごめんなさい、ごめんなさい」
僕は繰り返し呟きながら泣いていた そして気づいたら朝になっていた 窓の外を見ると眩しい朝日が差し込んでいる 鳥たちがさえずりながら飛んでいった
「…………」昨日の出来事が嘘みたいだ あんな酷いことが現実にあったとは思えない だけど部屋の中を見渡すと血だらけだし、床にも人が倒れていた その人はよく見ると僕の母親だった まるで眠っているかのように目を閉じて横になっている とても綺麗な顔立ちをしている人だった 窓から入り込む光がその人を照らし出していた 僕はベッドに座って呆然としながら母親の死体を見ていた いつの間にか息絶えたんだろう 多分、僕が起きてから数分後だと思う 死体を見ている内にだんだんと冷静さが戻ってきた それと同時に色々な感情が込み上げてくる まず最初に思ったのは『無』ということだ この部屋にある全てのものが色を失って見えた 次に感じたのは怒りだ その矛先は自分に対して向けられている 自分が憎くてしかたがなくなっていた 最後に残ったものは虚しさだけだ 僕は泣けなくなった 涙も出てこなかった さっきまで泣き叫んでいたはずなのに今はただぼーっとしているだけだった 何かを考えることもできない ただ自分の手や体を見るだけで精一杯だった そういえば、母さんの手を握った時があったっけ ? その時の記憶がふとよみがえってきた 思い出した途端にまた悲しくなってきた 母さんの手をぎゅっと握ってみた まだ少し温かかった これが生きている人の体温なんだと思った そこで気がついたんだけど、体が痛くない 殴られたり蹴られたりしたところが全然痛くなかった 不思議に思って触ったけど傷跡すら残っていない もしかしたら全部夢だったんじゃないかと思ってしまうほどだ だけど確かにあれは夢じゃないんだ だって、ほら 手のひらをよく見てみてよ 血がついているでしょう? これはあなた自身の血ですよ あなたのお母さんの血ではありません
「ああぁぁぁ!!!!!」