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モラハラ日記  作者: 働きたい姉
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母の病気について

思ったより文字数いったのと、打ち込むの疲れたのでとりあえず、母の病気と自動車税全額免除についてだけ書きました。


はい、実は前回投稿した後に書き始めてます。

なぜかというと、私が忘れっぽいから!

書くと言っておきながら書くことを忘れそうなので、最初に前回の最後で書きたかったことを書こうと決意。




最初に、自動車税全額免除について。

これは私も昨日、というか今日初めて聞いた話。

私は基本書類とか手続きには関与しないので、弟が教えてくれたのですけど。

モチこと母の障害者手帳がもらえる可能性があると病気で言われ、とりあえず身体と精神両方の障害者手帳の申請をしました。

申請後、結果を待っていると精神の方の結果が届きました。

結論から言うと、一級でした。

はい、一級、一番上の級。

驚きですね。めっちゃ驚きました。

まさか、と思うじゃないですか?

何回見ても一級なんですよ、これが。

その結果を見て、私と弟が思ったことは、モチのためにもっといいデイサービスや施設探してあげよう、ってことだったんですけど…

はい!ここで真打登場!モラハラクソ親父さん!

彼が言ったこと、モラハラマイスターの方ならわかると思います。

では、さん、はい!

「やった、ラッキー!免除されるなら老後の金貯められる!」

は?

は?って感じですよね、みなさんも。

まあ確かに、本来払うはずのお金を払わなくてもいいってなったら、嬉しいですよね。

でもそれ、モチのおかげだよね?

あなたなんで喜んでるの?

そのお金でモチに何かしてあげようとか思わないわけ?

手すりつけるとか、美味しいもの買ってあげるとか、新しいデイサービス探すとか…、考えるわけないよなぁ。

というかラッキーってなに?

一級だよ?

滅多なことでならない級なんだけど、その辺どう考えてるのかしら?

まあ、何も考えてないんだろうなぁ。

もっと真剣に考えて欲しい。



はい、愚痴はこの辺で、つまり何かというと、自動車税全額免除とは、もちが障害者手帳一級に認定されたことで起きた胸糞できごとでした。




次に障害者手帳を取るきっかけとなったモチの病気、「進行性核状性麻痺」について、説明したいと思います。

この病気は国の指定難病にもなっていて、基本的には治りません。

治療方法も見つかってないため、薬を使っても進行を緩めることしかできません。

しかも、その薬も、どれが効くのかは明確にはわかっていないため、正直手の打ちようがない、というのが現状です。

症状としては、身体や言葉の不自由、性格の変化などです。

パーキンソン病と間違われやすく、モチの場合もいろいろな病院をたらい回しにされて、やっとわかった病気でした。

この病気は最終的に寝たきりになりますが、筋力が衰えるわけではなく、脳の神経伝達がうまくいかなくなるため、手足が動くものの立つことができない、歩けない、といった状態になり、寝たきりという状態になります。

寝たきりといっても、手足を動かすことはできるので、布団からの落下など、気にしてあげなければならないこともあります。

この病気の救いはアルツハイマーや認知症のように、記憶の消失や混濁が起きないことかな、と私は思います。

記憶までは奪わないでくれて良かったと、私の身勝手な気持ちですが、安堵しています。


ですが、安堵してばかりもいられません。

病名に「進行性」という文字が入っていることからも、この病気の進行はとてつもなく早いのです。

その進行を緩めるためには、デイサービスなどに通い、脳に刺激を与えるのが最もだと、病院では言われましたが、モラハラさんのおかげで、いまだに週一でしかデイサービスに通わせてあげられていないのが現状です。

モチは去年の今頃は言葉を話し、辛うじてですが意思疎通は行えました。

自分で立ち上がることもできました。

それから一年、今は意思疎通はほぼ不可能です。

立ち上がることも、起き上がることもできません。

最近では、みんなと同じ食事を取ることもできません。

食事は小さく切って、口に運んであげないと、自分では食べられません。

フォークやスプーンをうまく持てず、飲み物もストローをさして、口に持っていってあげないと飲めません。

一日中車椅子に乗せられ、ぼうっとして過ごしています。

私と弟は、母がつまらなくないように、歌を歌ったり、ぬいぐるみで遊んだり、手を握ってストレッチをしたり、なんとか病気の進行を緩められないだろうかと、色々していますが、家でできることには限界があります。

私と弟がデイサービスを増やして欲しいと、モラハラクソ親父さんにお願いしたところ、なんと返ってきたかわかりますか?


「立ち上がりもしない、悪戯もしない、今が一番いい状態なのにそんなところに行く意味がわからない」


クズですね。

人間のクズ。

というか人じゃないです。

私と弟は唖然としました。

この人は本当に、モチの事を、母を、なんとも思っていないんだなと、確信した瞬間でもありました。

モチは、このまま何もしなければ1年後には食べ物を飲み込むことすらできなくなると思います。

そうなれば、喉に穴を開けて無理やり食べ物を流し込む管を通すか、病院に入院して点滴を打ち一生を終えるしか道はありません。

モラハラクソ親父さんは、先のことを何も考えず、能天気な頭でヘラヘラと笑いながら言いました。


「最近は悪戯もしなくていい子だな」


死ねばいいのに。

素直にそう思います。

こんな状態になるぐらいなら、悪戯なんてどれだけやってくれてもいいです。

どんなに排泄物の世話をしてもいいです。

もう一度でいいから母と話をしたいです。

最後に母と話した会話すら、私は覚えていないのです。

こんな重大な病だとは、知らなかったのです。

後悔しても、母は治りません。

もう二度と、母の作ったご飯は食べられません。

私はまだ母に何も返せてません。

本当にくやしくて、後悔しかありません。

私みたいな思いをしないように、皆さんは大切な人には素直にありがとうを伝えてください。

後悔しても、もう遅いのです。

二度と話ができなくなる前に、一度でもいい。

自分の気持ちを、ありがとうを伝えてください。

私は後悔しています。

私はもう、母にありがとうと言っても、母がそれに応えてくれることは絶対にありません。

私に笑いかけてくれることもありません。

母が私のことを、私の名前を呼ぶことは今後二度とありません。




書きながら泣きそうになったので、病気のことはこの辺にしときます。

というか思ったより長くなったので一旦切ります。

…はい、嘘です。

書くの疲れたので今回はこれで終わりにします。

次回モラハラ日記、乞うご期待?







泣いた。

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