1部 世界がうちらを待っている♪4
不定期更新です。
中々更新出来ませんでした。
よろしくお願いします。
4話 ボルティ 登場!
「師匠~もう魔力無いです、頭クラクラです。」
「嘘つくな、まだまだ体の奥に残っているじゃないか。
絞り出せ~!」
彼の名前はボルティ、6才106cm19Kg つり目の黒目 ボサボサ黒髪 黄色い肌 痩せ型の男の子 思ったら実行。
弱いもの苛めにはいつも体張って打ちのめされながらも引っ付いて止めるタイプ。
この国で孤児だった彼達に国は、住む家と腹一杯のご飯そして魔法と武闘を教える先生を授けている。
ボルティは孤児の中でそんなに良い成績ではなかった、いや・ダメダメだ!
他の子達はユンナ先生(年齢不詳 推定27才身長165 88-60-90
細身で金髪お団子ヘア・赤眼でキツメな美形の顔立ち 子供に優しく、指導も少し甘い)がみてくれるが、ボルティはトウカ先生(めっちゃ笑鬼!)がマンツーマンで教えている。
「師匠~、お・おれ!つよくなれ ます・か?」
言い切ったボルティは魔力切れでバタンキュー。
「お前の良い所はガッツあるとこダゾ~!」
ボルティの師匠は言う。
師匠(先生)はトウカ 年齢不詳 推定24才 身長169cm・体重47Kg 81-56-82
銀髪ミディアムストレートヘア
顔は逆向き卵形の小顔、シュッとした感じ。
眉少し細目、真っ直ぐ先細、目はぱっちり赤目・鼻はスッと通って口は小口 肌は黄色、少し日焼けしている。
トウカはボルティに鑑定をかける。
鑑定:ボルティ LV1
職業:孤児 魔導士部隊見習
ギフト:一子相伝(スキル・魔法及び智識を継承する)・マップ・鑑定眼
スキル
探索5
危険回避・トラップ(感知・解除・仕掛け)・隠岐(完全)・鑑定・索敵・マップ・多重高速解析・乗馬・馬車操縦
武闘5
刀・投擲・体術・防御
MB(Mind&Body) 5
状態異常耐性・精神異常耐性・魔力制御・魔術耐性・身体制御・身体能力アップ・スタミナアップ・気功・疲労軽減
生産5
農業・園芸・解体・採種・料理・調合・陶芸・錬金術・鍛冶・木工・造形・裁縫・服飾・育成
特殊5
テイム(捕獲・調教)・誘惑・幻惑
魔法:理コトワリ
(理は魔法の起動を熟知し、呪文にとらわれず発動:魔法創造)
火・水・土・風・雷・光・闇・治癒・空間・次元
固有魔法
一子相伝により中身も引き継がれている
無限収納(次元魔法):生き物意外いくらでも入る、時間は経たない
空間収納(空間魔法):ある場所(世界の何処か)に空間(不可視壁にて空間を囲う)を作りそこに収納、時間は経過する・生き物OK
称号
その全てを受け継ぎ、影に生きる者
アブノーマルステート (状態異常)
現在成長の為、スキル・魔法・ギフト封印中
「こいつをどう仕上げるか?」
トウカは悩んだ。
封印を解除しても良いのだが、やはり自力で解除させるのがよいか?
それなら地力を上げる訓練しかないかと。
魔力は毎回底をつかせている。
身体も使い方を己で理解させている。
この後はやはり戦闘訓練が早いかな?
刀の使い方なんかはスキルで理解できるが、敵の動きまではスキル頼りは無理だ。
「今日はもう遅いから明日からだな。」
トウカはボルティを抱いて部屋のベッドにそっとおいた。
ボルティは外で日の出と共に走っている、板ゾリに乗ったトウカを牽いて。
「お師匠ー、重い~!」
「誰が重いだ!そのセリフは乙女への3大タブーだ!」
「ぐうっ、あと残り二つはぁ~?」
「・・・その発言の時教える。」
カチンときた発言であまり思慮のないトウカだった。
「あと一周したら飯だ!頑張れ!」
そんなやり取りの中、地面から段々大きくなる振動が響いてくる。
トウカは魔法で上空まで飛翔をしてモンスタースタンピードを確認すると、自分の声を魔力で増音して放送する。
「オードーリー・ハソン・フォードより伝令!
王国北西の森よりスタンピード発生!
国民は警備兵の指示に従い、指定区域に落ち着き速やかに避難せよ!
衛兵隊は城壁より出でて迎撃体制!
魔導士隊に告ぐ、
魔剣士隊は衛兵隊へ
回復隊は衛生部隊と城壁内サポートへ
魔法攻撃隊は弓部隊と城壁上から攻撃準備!
治癒魔法隊は城内に待機!
魔術師特攻隊は最前線まで!
これはいつもの避難訓練ではない、緊張感を持って対処すること!」
トウカ (オードリー) が伝令し、ボルティに市民と一緒に避難しろと伝え最前線に向かう。
ボルティが避難している時、
「おねぇーちゃーん?」
「どうした?姉ちゃんとはぐれたか?」
ボルティが話しているのは5才位の泣いている女の子。
この子の姉(12才)は冒険者で妹が留守番していたところにトウカのアナウンスが流れて、不安で姉の居所もわからず彷徨っていたらしい。
両親は他界し家族は姉ひとり、普段はギルドが開く前に薬草採取してギルドが開くと同時に納品し、いつも城壁から広がる草原付近で薬草採取しているらしい。
「俺がねぇちゃんつれてきてやる!」
ボルティーは女の子のお姉さんががいそうな城壁入口を目指して外に出る、今警戒している反対側の門から。
上空からスタンピードが来る方向を眺めていたトウカは、ユンナ・シバルリィ・ミアの魔術師特攻隊を拡散配置につける。
ふと目線を下にやると草原で、こちらに走って逃げる少女を見つける。
「ヤバッ・近い!」
トウカは少女のもとにテレポートして、迫るモンスターに抜刀横一線斬擊を飛ばす。
斬擊により一角が切り落とされ、それに躓いたモンスター達が転げ回っている。
「これで少しは時間が?あのバカ!」
バカ弟子いや、ボルティが走ってくる。
トウカは少女を連れてボルティにテレポート。
「殺すぞバカ弟子!何しに来た?」
「ごめん師匠、女の子のねーちゃん探しに・・・。」
女の子?ねーちゃん?
トウカは深い溜め息をつき、
「お前に構っている暇はない、その子を連れて城まで逃げろ。
絶対に二人とも死ぬなよ、後で罰をやるからな!」
ボルティは顔面蒼白になって、女の子を連れて急いで城に向かった。
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