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歴代最弱の(最強)の息子  作者: 亀レオン
歴代最弱の(最強)クラーク編
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四十四代目(最強)クラーク2

クラーク視点です

煙が晴れるとそこにジャイアントゴブリンの上半身がなくなっていた。


はぁ、キルトのまえだからってちょっと強よく殴りすぎたな

これじゃあ全然素材がとれないし、全然戦いの参考にならなかっただろうな、どうしようかな。

そうクラークが思っていると、後ろからまぶしい視線を感じた。


「父さんってやっぱりすごいね!」


キルトが笑顔で言ってくれた。それだけで心を満たす物を感じた。


「そ、そうだろ」


クラークが堅い笑顔で答えた。続けてクラークは


「で、どうだった 訓練の参考になったか?」


「全然参考にならなかったよ」


こう言う所を正直に言えるのはやっぱり子供だなと思った。

でも嘘でもいいから参考になったって言って欲しかったなー

でも今思えば大人でも正直に参考にならない

と面と向かって言われるんだからしょうがないか



そう思いながら一応討伐した証拠に

ジャイアントゴブリンの足部分の素材を取って、ゆっくり町に歩いて帰った。普通であれば足等の部分を持って帰っても討伐証明にならないのだがクラークの場合は特別に何処の部位を持って行っても許されていた。


「そういえばなんで武器を使わないの?苦手言っても少しは使えるんだよね?」


「まぁ理由は苦手って言うより本当に使えないって言う感じかな」


「どういう事?」


「キルトは母さんの剣の訓練を毎日受けいるよな?」


「うん 母さん強いよ.....本当に強いよ....」


キルトの表情に闇を感じたが、迂闊に突っ込めなかった。


「そ、そうだろ 母さんが剣に魔力を纏っているのは見たときあるか?」


「母さんがすごく怒ったときにしているのを見たときあるよ」


「そ、そうか」


冗談だんで言ったつもりだったが本当にあるのかよ


「で、見た時あるんだな、じゃあ話が早い。父さんはそれができないんだ」


「そうなの? でも母さんに魔力を使える様になったらそれが基礎になって誰でも魔力不足じゃないかぎり、基本的には出来るっていってたよ」


「そのはずなんだがなんだかた父さんは使えないんだよ。

だからその基礎ができないから剣で戦うと戦いにならないんだな」


「そうなんだー、なんだか、かわいそうだね」


親に向かってそんなこと言うなよ


「しかも父さん魔力の属性がないんだよな。しかも魔力を体から出せないだ、だが一応体全身に纏いぐらいなら出来るぞ」


「父さんよく(最強)になれたね」


まさか息子そう言われる時が来るとはな。


「そうだろ でも父さん魔力だけは並みの人より多いだぞ。

そしてその魔力全て身体能力を上げたりして使っているんだよ」


「あーだから父さんさっきのジャイアントゴブリンをワンパンチで勝てたんだね」


「そうだぞ、人間で父さん見たいな戦い方をしている人はみたときないしな、他の人大体は武器を使うか、魔法で直接倒しているからな」


「人間以外はいるの?」


「ああ いるぞ。獣人なんかは同じ戦い方だな、俺とは少し違うが爪とか牙とかに纏いをして、武器を使わずに戦っているな」


そう言う話をしている間にもう町に着いてた。まずキルトを家に返すべく一旦家の方に向かった。


「じゃあ父さんまたね」


キルトを先に家返しておいて次はギルドに向かって ゆっくりと歩いていると。






ドオオオオン ドオオン ドドドオオオオン


町の北の方からすごい爆発音が聞こえたクラークは何が起こったのかが気になり、爆音の方に向かって走っていった。



するとそこには大量の魔物や魔人が町中で暴れていた。

魔人は人間と違い頭に短い角がはえている。魔力が基本的に人間より多い種族だ。

そこに立てられていた、建物は魔物や魔人が壊してすでに半壊しており、

それをこの町にいた冒険者たちが戦って止めていた。

だがその止めている冒険者達はその圧倒的な程大量の魔物や魔人達によって一方的に殺されていった。

そして逃げているだけの一般人にも襲いかかっている。


(なんでこんなことになっているこの町には魔人はおろか獣人すらいないのに、いきなり魔人が攻めて来るって事はもしかして(魔王)か?)


考えてもらちが空かないと思い、近くいた冒険者に聞いてみた


「おい 惨状どうなっているんだ」


「はぁはぁクラークさんか丁度良かった。

なんだか知らないが魔人達が魔物を率いて急にこの町を攻めてきたんだよ。

クラークさん早く止めてくれないか?もう俺達じゃもう全然歯が立たねよ」


状況は見てすぐ分かるように冒険者達もうすでにボロボロ、ただの魔人や魔物達ではないようだ、目に入る魔人達は皆鍛え上げられているのがよく分かる。

魔人達が息をするようにどんどん人が殺されていく、

俺はこの惨状を止めるべく全身に無属性の魔力を巡らせた。


「さあぁ かかって来いぃぃぃ」


俺がそう大声で言うと回りにいる魔物や魔人達がクラークに向かって襲いかかってきた。

そして俺もこの戦いに参戦した。











もう15分ぐらいはたっただろか自分の周りには、軽く数百を越える魔物や魔人達の死体が転がっている。

だが味方の冒険者達ももう10人も残っていない。

今残っているのはおそらく全員A級以上の冒険者達だろう 自分が来たのにこれだけ人しか助けられ無かった事に腹が立つ


「はぁ はぁ はぁ はぁ」


「はぁはぁありがとうございした クラークさん

あなたがいてくれたお陰で何とか生き残れました」


「やっぱり(最強)なだけありますね」


「俺達でも2人がかりで倒しているのを、クラークさんは一撃で一瞬で倒してしまいますしね」


「ああ とりあえず話は終わりだ。もうここら辺にはいないが、まだまだ増えて来ているから今内に逃げてくれ、何とかみんなだけでも生き残ってくれ」


「「「分かりました」」」



この町もう大半はもう壊れてしまった。復興はもう無理だろう。

家にはメルがいるから大丈夫だと思うがすごく心配だ。

もうここら辺の魔人や魔物見当たららないので、とりあえず家の方に向かうとした。

だが至る所で魔物や魔人達が暴れている

クラークが戦っている間にはすでにこの町の人達は殺されていったようだ。友人や顔見知りの死体がゴロゴロと転がっているがクラークは不思議と涙が出なかった。いや、涙を流している場合ではないと分かっているからだ。

クラークは知り合いの死体を見る度にメル達の事が心配になり向かって行く速さがますます速くなった。





そこにはキルトを庇いながら魔人達と必死に戦っているメルがいた。

俺は近くにいる魔人達を蹴散らしながららメルの方に向かった


「おい メル大丈夫か」


「はぁ はぁ この状況で大丈夫に見える?」


メルの周りにいる魔人達は、さっき俺がいた所よりも強い魔人達だった動きを見ればわかる。しかも全員纏いをしている。

ここは北から少し遠いのになんでこんなにいるんだ?

周りを見回すとここら辺の所はもうメル達の周りにしか魔人がいなかった。

そんなこと考えながら魔人達を倒していった、




クラークはメルと自分の周りにもう生きている魔人がいなくなったの確認した、

魔人達を倒してからキルトは震えてずっとメルにしがみついている、それはしょうが無いと思う。まだこんなに小さな子供なのに知って人達が殺さ行くのを見ていたのだから、怯えるキルトを見ているとメルが


「やっぱりあなたってだいぶ化け物ね」


「まぁな、それよりメル もうこの町から逃げるぞ、もうこの町は終わりだ」


今もこの町にもたくさんの魔物や魔人達押し寄せて来ているはず、なぜから魔物や魔人どんどん増えている。

俺の魔力はまだ半分以上はあるが、このまま戦えばもうきりが無い


「分かったわ、今から転移魔法を使う。場所はどこにする?」


俺はどこが一番安全か考えて一つの結論をだした


「俺の師匠がいる第2大陸にあるラグハルツにしよう、あそこなら魔人が来る事は無いだろう」


「分かったわ。またあなたの師匠に挨拶しないと行けないわね。

今から転移魔法をするから8分いや7分稼いで、高速でやるわ」


転移魔法は少しのずれで全然違う所に移動してしまう危険な魔法 なので普通の人が使えば15分はかかるのだが、元S級のソロ冒険者だけあってそのぐらいまで短縮出来る。


「分かった 時間を稼ぐ、後は任せろ」


俺の言葉を聞いてから

メルは半径2メートルの魔法陣を書き始めた。

キルトは邪魔にならないようにそれをまだかまだかと眺めいた。


その時に圧倒的存分力と共にクラーク達の前に大きな1つの影とその後に2つの小さな影が降り立った。

クラークはその三人を見たときに表情が一気に引き締まった。


「メル わるいが時間を稼げるか分からない、まさか本当にお前が来るとはな」


目の前に降り立った。大きな影は、現在人間の敵の王(魔王)ジクスであった。





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