表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/43

22モフ目

お読みいただきありがとうございます

少し短め。そしてネタまみれ。

 ≪おめでとうございます。プレイヤーがレベルアップしました。任意のステータスに2ポイント割り振ってください。≫

 おはようございます。この一週間ほど、戦力の向上を図るために装備の更新とレベル上げに励んでいます。

 現在地はベルトリスから東にシンシナティで四日ほどの森。目当ては新しい従魔。例によって図書館でいろいろ調べた結果、妖精系のモンスターがいるらしい。家妖精とかいれば、料理人が確保できるかもしれない。


プレイヤー:毛皮丸 Lv:15 up


 HP:194 up

 MP:171 up



 STR:20  

 VIT:14 up

 DEX:18

 AGI:15 

 INT:15

 MIN:13 up


 ≪モンスターの同時召喚数が4になりました≫

 よし。目標の一つを達成だ。

 ちなみに今の僕の装備は


頭:苦悶亀の額あて

体:タランチュラシルクのシャツ

上半身:苦悶亀の鎧

腕:苦悶亀の手甲

手:怪力鬼のグローブ

下半身:タランチュラシルクのズボン

腰:怪力鬼のベルト

足:苦悶亀のすね当て

靴:馬革のブーツ


右手:

左手:


その他:アイテムボックス

    陰陽符のホルダー


 両手はアクセサリー枠だから空欄のままだ。

 苦悶亀シリーズは継続。大五郎の話によれば、攻略組の装備はこれより三段くらい落ちるらしい。

 どうしてこうなった。


 ≪おめでとうございます。従魔:淡雪 がレベルアップしました。任意のステータスに2ポイント割り振ってください。≫


フェザードラゴン:淡雪 Lv:3 up


 HP:241 up

 MP:123 up



 STR:25 

 VIT:30 

 DEX:16 

 AGI:20 

 INT:21

 MIN:18 up


 ≪おめでとうございます。従魔:シンシナティ がレベルアップしました。任意のステータスに2ポイント割り振ってください。≫


ホワイトホース:シンシナティ Lv:3 up


 HP:216 up

 MP: 68 up



 STR:28 

 VIT:25 

 DEX:14 

 AGI:37 

 INT:18 up

 MIN:18 up


 ≪おめでとうございます。従魔:ドリー がレベルアップしました。任意のステータスに2ポイント割り振ってください。≫


眠りひつじ:ドリー Lv:8 up


 HP:71 up

 MP:19 up



 STR:13

 VIT:12

 DEX: 7

 AGI:10 

 INT:10 up

 MIN:15



 ドリーのクラスチェンジも見えてきたな。

 さて、四匹目はマイスナを呼ぼう。クラスチェンジさせないといけないし。

 茶色いエフェクト光の魔法陣で出てきたマイスナはぴっと挨拶をしてドリーによじ登……登r……登、みかねた淡雪が咥え上げてどりの上に落としてやる。

ぴっ

「きゅっ」

 マイスナは、いつも片手を上げるジェスチャーだけだけど、どことなく会話になる不思議。

 さて、人数も増えたことだし、妖精を探そうか。


 妖精。

 某額に稲妻がある男の子が知り合いの屋敷妖精。

 呪われた島の騎士様といちゃこらする永遠の乙女。

 女神さまや魔神が転生する手のひら大のトンボの羽の女の子。

 瓶詰にされたりうちわで飛んだりするかもしれない。

 虫取り網で採取して体力を回復してくれる、なんてことも。

「どのタイプかっていったら転生の世界に近いかなぁ」

 大きさは手のひらに座れるほど。

 背中にはトンボのような羽。

 顔は個々によって違うけど、おおむね美形。

 服は残念ながらレオタードではなく、粗末な貫頭衣。

 そして胸はない。


ピクシー 中性

パッシブ

いたずら好きな小さな妖精。いたずら命のため、かわりにお菓子を要求することはない。でも、甘いものは好き。


 何十という視線がこっちに集まっている。ひそひそやっているのはいたずらの相談か?だが残念。いたずらは受けてやれないのだよ。

「ここに取り出したるは北の大陸から入ってきた氷砂糖!僕と契約したらこれを一個丸々あげよう」

 こんなこともあろうかと!っていうか、ちょっとおやつが欲しくなって買っただけだったんだよね。

氷砂糖を前に、ピクシーたちの目の色が変わる。ついでに淡雪とドリーの目の色も。

 うん。君たちは後で別枠であげるから。

 視線で牽制しあっていたピクシーたちだがお互いの距離がだんだん近づいてきて、殴り合いになった。

 救援物資を巡る暴徒かよ。

 そんな中、というか外に、狂乱騒ぎに参加しない一匹のピクシーがいた。

「あの中には参加しないのか?」

 声をかければびくっと体をすくませる。

 ふむ。臆病なのかね。どことなく気弱そうな顔立ちでもあるけど。

「一緒に来るかい?」

 いや、そんなえっ?ていうような顔をしなくても。うちの子たちはみんな濃いから、たまにはこんな子がいてもいいだろう。

 僕が一番濃い?やかましいわ!

「とりあえずこれを、はい」

 まだとまどっているピクシーに氷砂糖をおしつけ、そのまま手のひらを向ける。

「テイム!」

 ≪ピクシー 中性 のテイムに成功しました。名前を登録してさい。≫


ピクシー:プラム Lv:1


 HP:11 

 MP: 8 



 STR: 5 

 VIT: 5 

 DEX: 5 

 AGI: 5 

 INT: 5 

 MIN: 5


スキル:浮遊 幻惑


 ≪召喚可能枠がありません。送還されます。≫

 抱えた氷砂糖ごと送り返されていった。

 待機場所で食べれるのかな?あれ。

「さて、一回石を置いてくるかな。マイスナはまた一緒に。他のみんなはここで経験値稼ぎだ」

 マイスナを肩に乗せ、浮遊岩にさっさと移動する。

ぴっ

「そうせかすな。前みたいに墜落死するなんて嫌だからな。まずは準備だ」

 取り出すのは大五郎に用意してもらった鉄製の杭。これを地面に打ち込む。このためだけに【槌】を有効化したよ。

 そして長い縄を二本取り出し、マイスナと杭、僕と杭をそれぞれ結ぶ。

ぴっ

「ああ。こうしておけば落ちないだろ?」

 命綱をセットしたところで、拡張作業の開始だ。

 今回用意した石は前回よりかなり多い。なにせつるはしで岩を砕きまくったからな。おかげで庭付き一戸建てが用意できるくらいの面積を確保することができた。

「ちょっとはそれっぽくなったな」

ぴっ

「でももっともっと広げないと。シンシナティが軽く走れるくらいは欲しいし、ワタツミの場所もいるな」

ぴっ

「そのためにはもっともっと岩を集めないとなぁ」

ぴっ

「さて、これで今の手持ちは最後だな、と」

 ≪拠点面積が規定値に達しました。従魔の待機場所を拠点に設定できます。なお、定期設定は個別に可能です。≫

 おっとぉ。ちょうどやりたいことができるようになるとか。でも、今設定して問題なさそうなのは淡雪、マイスナ、プラムくらいだな。

 とりあえずプラムを呼んでみるか。設定はどこから……従魔のステータスからいけるのか。待機場所を浮遊岩に変更、っと。

 パステルイエローなエフェクト光とともにプラムが姿を見せる。

 氷砂糖にかぶりついている、その恰好のまま。

 召喚されたことには気づいていないようだ。一心不乱にかぶりついている。

「ぴぃ?」

 お、ようやく気が付いたか。周りを見渡し、僕と視線が合う。だんだん顔が赤くなってうつむいた。

 やばい、かわいい。何かに目覚めそう。

 目覚めてもいいよね?

 目覚めちゃううぅぅぅぅ!

 ……突っ込み役がいないとおもしろくないな。

 とりあえずうまくいったので、マイスナの待機場所を変更したうえで、召喚でプラムと入れ替える。命綱が外れたから、再度結びなおして。

「マイスナ。石を運ぶから拡張作業を進めてくれ」

ぴっ

 さあ、どんどん石を集めようか。


次が難産なのです

2015/07/17 プラムのMINが消えていたのを修正。

           ドリーのステータスに旧データを使用していたのを修正。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ