付き合って2日目。
今日、学校では特にこれと言ってはなかった。
付き合って、初めての塾だ。私は塾が好きだ。そりゃ、週四回というのはそれなりにきつい。でも、メンバーが楽しいのだ。私の話をたくさん聞いてくれる人がたくさんいる。それに親友のちえかもいる。だから私は塾が好きなんだ。
塾に入ったのは中1の夏休みだ。コミュ障の私はなかなか友達が出来なかった。その時に私の話を愚痴を聞いてくれたのもゆうとだったな。メールでいっぱい愚痴ってたっけ。お世話になりっぱなしだな。そんなことを思いながら私は塾へ向かった。
ここでの私はそれなりにテンションが高い。帰りの時の話だ。
ゆ「さて、重大発表があります。」
ち「どうしたの。改まって。」
ちえかとあやねとたくやと私の四人で話していた。
ゆ「なんと、この私に彼氏ができましたっ。」
あ「えー!嘘やん。」
ち「マジで?おめでと!」
ゆ「ありがと〜!」
た「学校の人?」
ゆ「ううん。違うよ。これを機に学校の子に告ったら?」
た「え…?あ、いや。やめとく。俺は今、勉強一直線やからな。」
たくやは私が1回恋した相手だ。だけど好きな人が学校にいるみたいで、1ヶ月も続かずに諦めた。
ゆ「青春してないなぁ。」
た「付き合うのめんどいやん。」
ち「そんなこと言わないの。」
あ「そうだよ。楽しいかもよ。こんな事付き合ってない私が言うなってことやけどな。」
ゆ「あ、じゃあ、ここでバイバイだね。ちえか、帰ろ。」
ちえかと私は家が近く、途中から2人で帰ることが多い。
ち「まさか、ゆいかに彼氏ができるなんてね。」
ゆ「まあねぇ。自分でも驚いてます。」
ち「学校違うってどうゆうこと?」
ゆ「小学校の時好きだったんだ。」
ち「で、今は違うと。」
ゆ「そうそう。」
ち「続けばいいね。」
ゆ「そうだね。じゃ、ここで。」
今日もゆうととはメールをしなかった。明日は交流会だ。忙しくなりそうだけど、どうなるのだろう。
この時、私はあんなことになろうとは思ってもいなかった。そんなこととは知らずに寝るのだった。