メールの返事は?
私は昨日の夜、10時半ごろにゆうとにメールを送った。遅いかなと思ったがやってなかったらななかに殺される気がした。結局、12時をこえてもメールは来なかった。
ほんの少し暗い気持ちで学校へ向かった。教室に入るなり、ななかとせりながこっちに来た。
な「どうなったの。」
ゆ「返事来なかったよ」
せ「なんで?なんて送ったの?時間は?」
ゆ「…こうたの好きな人知ってる?って聞いたの。10時半ぐらいに。」
な「なんで返ってこなかったんだろうな。まあ、今日返ってきたらいいな。」
ゆ「…今日も塾だよ。」
せ「どんだけ塾行ってんの。」
ゆ「君らみたいに賢くないからね。」
この二人は賢い。クラスでも上位だ。まあ、問題はそこではない。今日もメールが返って来なかったらどうしよう。
次の休憩はゆうかが席に来た。ゆうかは彼氏大好きな人間だ。たまに重いなって思うぐらい。まあ、それが彼女のいいところでもある。彼氏想いなのだ。基本的イチャイチャしてる。そして、私の恋の相談相手でもある。
ゆう「ね、ゆいか。彼にメールしたんだって?聞こえてたよ。」
ゆ「そうだよ。でも返って来なかった…嫌われてるのかな。」
ゆうかと話していると落ち着く。本音も漏らしてしまう。昨日も全部本当のことを話した。
ゆう「大丈夫だよ。両想いだったんでしょ?」
ゆ「それは過去の話。今はどうかわからないよ。」
今にも泣き出してしまいそうだ。落ち着きすぎてる。
ゆう「少しは希望持ってみなよ。」
ゆ「うん…まあ頑張ってみるよ。」
私は塾に学校からそのまま行ってる。そうしないと間に合わない。そうなると、携帯を見れるのはまた夜の10時半だ。それまでに返信来てたらいいな。
塾から帰ってきて携帯を見る。返信は…来てた。
あ、こうたの好きな人あの子だったんだ。それにしても、ほんと久しぶりだな。ゆうととメールするの。
あ、そうだった。あの人に好きな子いるか聞かないと…