きっかけは突然に
ななかとせりなと三人で喋っていた。2人ともそれなりにモテてる。羨ましいぐらいに。でも、好きな人がいるから断ってるってとこだ。
せ「ゆいかって好きな人いないの?」
いる。そう言いたいけど、広まりたくないから黙っておく。小学校のときにゆうとのことが好きだったのは2人とも知ってる。だけど、今もまだ好きだとは思ってないだろう。
ゆ「いないよ。いるわけない」
嘘です。ごめんなさい。
こんなことを言ってるとゆうかがこっちをみてニヤついてる。やめろよまったく…彼氏とイチャイチャしとけ。ゆうかとは仲がいい。またlimeでいじられるな。
チャイムが鳴り、皆席についた。
あ、次の時間はつまらないあの先生か…話そう。
ゆ「ねぇ、こうた。好きな人いないの?」
こ「俺?小学校のときはおったけどな。」
み「え、誰?俺の小学校の時の好きな人教えるから教えて!」
こ「みやきは小学校違うからみやきの好きな人誰か言われてもわからんやろ。」
ゆ「じゃあ、私の卒業式の時のこと教えるから!」
しまった。やってしまった。まあ過去のことだし、ね。
こ「あー…俺、全部知ってる。ついでに俺の好きな人、あいつ知ってるかもな。」
ゆ「え?なんで知ってるの?怖いよ」
こ「俺、あいつと仲良かったし。恋バナだってしてたからな」
なんか意外。恋バナなんてするんだ。
み「なんの話?めっちゃ気になる。」
ゆ「黙ろうね。みやk「こいつが俺の友達好きやったって話。それで卒業式に告った。」
ゆ「なんで言うの!?」
み「おぉ。それはそれは。でどうなったの?」
ゆ「…(知られたくない人に知られた)」
み「その様子だと振られたっぽいね」
ゆ「ほっといて!それより、ほんとにこうたの好きな人、あの人知ってるの?聞いてもいい?」
こ「…勝手にすれば。」
これでメールできる理由ができたよ!
こ「あいつもお前のこと好きだったっぽいけどな(ボソッ」
ゆ「…今、なんて言った?」
こ「うわ。聞かれてた。」
ゆ「今の話、本当?」
こ「………ほんと。」
ゆ「嘘でしょ…」
まって、状況が理解できない。あの人が私のことを好き?ありえない。
この時から私は少しおかしくなった。単なる悩みすぎだけど。