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中距離恋愛  作者: ゆーら
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番外編の番外編。

今は冬季講習真っ只中。7ヶ月の記念日の少し前のお話…


冬季講習って、ほんとひどい。ほとんど毎日あるなんて…私が行く中学は休みの時の宿題が多い。こんなに毎日あったらそんな宿題をやる時間なんてない…そんなことを考えて塾に向かっていた。

教室に入るなり、友達と話す。冬季講習は、クラスが二つに別れる。かなり馬鹿な私は下のクラス。そして、悲しいことにゆうと、ちえか、あやね、たくやは、上のクラスになってしまった。せっかくなら皆と一緒のクラスになりたかったな…次からは頑張って勉強するか…でも、下のクラスでもそれなりに友達はいる。最近仲良くなった子だ。その子とずっと話している。


やがて、授業が終わって、上のクラスへと行く。帰るときはみんなと一緒だ。だけど、ちえかしか見当たらない。

「今日、あやねとたくやとゆうとくん、インフルだって。」

「そんなにインフルおんの?流行ってるんだね。」

「そうだね。気をつけないとだね。」


そんなことを話していたのだけど、翌日、風邪をひいてしまった。熱はないからインフルではない(多分)でも、塾は無理そうだ。休むことにした。


三日休んで、だいぶましになってから塾へ行った。なんか、久しぶりだな。自分のクラスに行く前に上のクラスをのぞいた。四人とも来ていた。皆治ったんだ。よかったよかった。私は自分のクラスへと向かった。


授業が終わって、上のクラスへと向かった。

「久しぶりー。」

「あ、ゆいかー。たくや、冬季講習でやめちゃうんやって。」

「おお、まじか。」

冬季講習が終わるのは一週間後。

「知らんかったん?結構有名な話やで。」

「今まで休んでたしなー」

「まじで?知らんかった。」

胸がキュウってなった。なんていうか、その程度だったのかなって思ってしまう。でも、そんなことを気にしたくもないから、考えないことにした。


家に着いた。なんか今日だけでかなり疲れたな…たくやがやめるって聞いたとき、よくわからない気持ちになった。事実を言うと、まだ怖い。だから、離れることができるのはうれしい。でも、なんか悲しい自分もいる。

そんななんとなくの気持ちを持って、一週間がたった。今日はたくやと会う最後の日だ。でも、上のクラスは明日もある。よって、すごく普通に解散した。


家に帰ってから、私はすぐに寝た。だから、その時来ていたメールなんて気づいてもいなかった。


翌日、メールに気づいた。相手は…たくやだ。メールを開くのが怖い。メールをするのはあの時以来だし、会っても最近は何も知らないちえかから、おかしいと言われるほどだった。あの時から少し変な関係になってしまったのだ。

意を決してメールを開いた。すごく長い長文…省略すると『今までありがとう』普通の人ならこんなこと思わないんだろうな…気持ち悪い。でも、返信しないわけにもいかないよね…私は適当に返事をすることにした…

あの人、返信早すぎじゃないか…?ていうか…返信の内容…その内容はというと、告白。まだ好きだったのか…ほんとやめて欲しいな。気にするなと書いてあって、これ以上入り込んで変なことになっても困るので放置していた。でも、それが間違いだった。この時、返信しておけばあんなことには…


3日たって、学校が始まった。私の学校は公立よりも一日早い。宿題はなんとか終わらせた。ほぼ徹夜だけど。教室の中に入ると久しぶりなみんながいた。

始業式が終わり、宿題を提出させて、掃除をして、家に帰る。今日はななかと帰っていた。校門に向かっていると、なんだか賑やかだ。別にそこまで興味もないんだけど。

「ゆいかっ!」

賑やかな所から私を呼ぶ声が聞こえた。この声には聞き覚えがある。私の大嫌いな…たくやだ。なんでここにいるんだよー…てか、なんでそんなに賑やかなの。別にかっこよくないじゃん。というか、むしろ気持ち悪いぐらいじゃん。

「たくや…なんでここにいるの…」その時、ななかは誰なのか察してくれて、近くによってくれた。

「メールの返信しない君が悪い。」

「気にするなって言ったのはそっちでしょ」

「普通告白は返すだろ!お前は非常識か。」

「この際、非常識でもなんでもいいわ。私の好きな人は、ゆうとだけなんだから!返信しなくてもわかるでしょ。」

「まだ付き合ってたのかよ…もう別れたと思ってた。俺のところにこればいいのに」

「お断りします。あと、もう、私の前に現れないでください。学校に来るなんて…迷惑です!行こ。ななかっ。」

「え、あ、うんっ。」

二人で走って帰ってきた。ここまで来ればもうこないだろう。私の家の帰り道はかなり入り組んでいる。

「三学期早々、災難だね。」

「全くだよ…これでもうつきまとわれないといいけど。」

「もう大丈夫でしょ。それより、これですよこれ。」

ななかがスマホを操作する。

『私の好きな人はゆうとだけなんだから!』

スマホから流れたのは、さっき言ってたものだ。

「ちょ、ななかっ。いつの間にっ。」

「あとあと、めんどくさいことになったら嫌だなと思って、録音しておいたんだけど…」

「うぅ。」これからのことを考えると消してなんて言えない。

「ゆうとに送ろうかなー。」

「やめて!それだけは…!!」

「えー…どうしようかなぁ。じゃあ、ジュースおごってくれたらいいよー」

「ひどいな。」

「送ってもいいんですよ。」

「おごります。おごりますからやめてください」

「よろしいっ。」


こうして、私はななかにジュースをおごることになってしまった。でも、仕方ないよね…




一方たくやは、素直に引き取りました。あんなことを言われたらなんとも言えない。新しい恋を探すしかないのです。


そして、ななかにジュースをおごったゆいか。これで解決だと思ってたのですが、こうたの手により、今回の出来事は全て、ゆうとに知らされていたのでした。


またまた番外編です_(:3 」∠)_

テスト前に何やってんだ(●´_ゝ`)ノ)Д`)ベシッ

あ、初めての感想頂きました。本当に嬉しかったです。ありがとうございました!


たくや、残念でしたね。書いてる私が言えることではないですけど。


言ってませんでしたが、この話、本当に起こった話を中心にしています。ほとんどは嘘ですが。最初の方は現実に起こったことばかりです。


これからも番外編を暇があれば書いていくと思います。その時はよろしくお願いします。

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