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固有スキル【交換】でいらないものを邪魔者に押し付けて成り上がります!  作者: 気まぐれ@ハズリバ2巻
地方都市メイベル編

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第48話 メイベルを離れる 

 初めて鉄壁の鉱山を攻略してギルドのランベール支部に戻ってきたところ、ステータスの見える人がいた。

 全身ムキムキで腕なんか僕の太ももくらいの大きさがある。

 レベルは77だ。

 あ、名前はヒュージス。



 そう、『剛力無双』だ。

 今まで何してたのかな、と思って直近の記憶を探ってみた。



◇◇◇



 C級ダンジョンのゴールドラッシュからのお帰りだったようだ。

 ゴールドラッシュに1週間入り次の3週間は近場のD級ダンジョンを周回するというお決まりのパターンだ。

 武器や防具はB級のものを持っているから低級ダンジョンだとそこまでは苦労していないらしい。


 パーティの実力が落ちたことについては、どこかで知らぬ間に罠でも踏んだか呪いの類かと考えていたようだが、教会にみてもらう金もツテもないので結局わからないまま放置しているみたいだ。


 次にエリアさんのことについてどう思っているかを読んでみたところ、いつか実力が戻ったらまたメイベルに戻ろう、と思っているみたいだ。


 だけどそれは無理だ。

 実力を戻すにはレベルを上げなければいけないが、C級以下のダンジョンでいくら魔物を倒してもレベルだけはB級だから、レベルの上昇はほとんど見込めない。


 そういえばこいつらレベルのわりに一部のステータスがやたら高かったが、レベルによるステータス上昇にも個人差があるのだろうか。

 そう思うと、『レベルアップによる成長率』の交換が浮かんできた。

 これも交換できるのか。


 成長率については僕よりも高いか低いか、それしかわからなかった。

 それでも僕より高い項目を手当たり次第交換すればいいのだから、とりあえずヒュージスと僕の腕力に関する成長率を【交換】してみた。


 ステータスに関して変化はない。

 が、ヒュージスの腕力の成長率は僕より低い、となっているから成功しているはずだ。


 とそんなことを試しているとヒュージスに声をかけられた。

 交換スキルに集中しすぎていて気が付かなかったよ。



「お前、いつだったかエリアと飯食ってたやつだよなあ?」


「ええ、そうですけど」


 食事どころか手もつないでますよ。

 そこから先はまだですが。


 つか、よく僕のこと覚えてたな。

 どうやらヒュージスの知る限りエリアさんと食事をとったのは僕だけなので覚えてるみたいだ。


「エリアには何もしてないだろうな?」


「あなたには関係ありません」


「なんだと‼」


 今にも掴みかかってきそうだ。

 だが、弱点はわかっている。


「いいんですか、次に争いを起こしたら冒険者資格のはく奪ですよね。あと僕はB級です」


 そして僕のシビルカードを出し、冒険者の等級の部分だけ見せる。


「お、おい、ヒュージス、やめとこうぜ」



 ヒュージスは僕を睨んだが、仲間といっしょに引き下がっていった。



 そう、ヒュージス達は返り討ちにされたC級冒険者からギルドにチクられていたのだ。

 それと念のため僕の冒険者ランクを見せておき勝てないことをわからせておいた。


 もっとも、それを理解していたのは仲間だけだった。

 仲間はもう【交換】スキルで見えなくなっていた。

 つまり、エリアさんのことを諦めたのだろう。



◇◇◇



「クラウスさん、あの方々は知り合いですか? どうみても仲良しという感じではなさそうでしたが」


 剛力無双が去ったあと、ミストラルさんが聞いてくる。

 

「昔少しかかわりがあっただけです。すみません、もしかしたら絡まれることがあるかもしれません」


「はあ、気をつけます。でも、教会の人間に手を出すとも思えませんけどね」


 教会は冒険者に無料で治癒を施すこともあるから、ミストラルさんは多分大丈夫だろう。



◇◇◇



 翌日、レベルアップに備えてヒュージスのレベルと僕のレベルを交換する。


LV:77(←96)

固有スキル

【交換Ⅳ】(UP)



 久々の【交換】スキルのレベルアップだ。

 1日1回の制限がなくなった。

 今の【交換】スキルの内容はこうだ。



 自分と相手の同じ種類のものを一つ交換できる。

・相手は自分に悪意を持つ人間に限る

・一度相手を視界に入れればあとはいつでも使用できる



 あとは対象のステータスやスキルなどの基本情報は常に見ることができて、それ以外の情報はその都度思い浮かべないといけない。

 それとスキルのレベルアップ前に見ていた者については、その時のスキルのレベルに応じた条件のままで交換できる、ということかな。



 もう一度ヒュージスにわざわざ会いに行くのは嫌なので一日一回交換するとして、鉄壁の鉱山の続きだ。

 転移陣のある32階から最下層の38階まで潜って、シルバーナイトを撃破。

 これを繰り返す。

 この最中に、ヒュージスから体力の成長率を、強制労働中のジバンから器用と精神の成長率を【交換】しておいた。



 ここも1か月ほどかかって50個のボスの魔石を納品して終わった。

 レベルは90まで上がり、【上級剣術】のレベルも一つ上がった。

 


 これでランベールでの用事も終わった。

 次は王都に行く予定だ。

 理由は2つ。

 ミストラルさんの冒険者ランク上げの特別試験が王都のギルド本部でないとできないことと、次に近いB級ダンジョンが周辺にあるのが王都だからだ。



◇◇◇



 3日かけてメイベルに戻ってきてから、しばらく王都へ行くことを家族に告げる。

 相変わらず僕に後を継いでほしい父さんだが、僕が順調なのを見て最近は何も言わなくなった。

 月一回は手紙をよこして無事を知らせることを条件に王都行きを認めてもらった。


 王都に行けばB級ダンジョンだけでなくA級ダンジョンも周辺にある。

 なので、しばらくは本拠地を王都に置いておくつもりだ。


 これからメイベルを離れて王都で活動することをエリアさんに告げておく。


「ふふっ、わかりました」


 となんだかあっさりとしたお返事だけもらった。

 冒険者養成講座のときも含めると1年以上の付き合いはあるのに、少し拍子抜けだ。

 『行かないで』とか言われても困るが、エリアさんはそんなキャラではない。

 

 メイベルから北へ5日ほどの王都ガルバリウムへ出発だ。



LV:90

HP:17490/17490

MP:200/200

腕力:1480

体力:1367

速さ:1323

器用:1014

知性:1233

精神:1083

スキル

【生活魔法】

【上級剣術Ⅱ】【初級剣術Ⅳ】

【中級盾術Ⅳ】

【上級水魔法Ⅰ】【中級風魔法Ⅴ】

【中級雷魔法Ⅴ】【中級光魔法Ⅴ】

【ラージⅤ】【最大HP上昇Ⅱ】

【ストロングⅠ】【腕力上昇Ⅲ】

【体力上昇Ⅳ】【クイックⅠ】

【速さ上昇Ⅲ】【器用上昇Ⅳ】

【知性上昇Ⅴ】【精神上昇Ⅳ】

【スキル成長速度上昇Ⅱ】

【MP回復力上昇Ⅳ】 

【レアドロップ率上昇Ⅲ】

【攻撃時MP回復Ⅲ】【撃破時MP回復Ⅱ】

【詠唱短縮Ⅴ】【詠唱時防御】

【不意打ち】【探知Ⅲ】

【隠蔽Ⅳ】【隠蔽Ⅲ】

【トラップシーカーⅢ】

【初級錬金術Ⅳ】

【毒耐性Ⅱ】【毒耐性Ⅰ】

【睡眠耐性Ⅰ】【沈黙耐性Ⅱ】

【麻痺耐性Ⅲ】【暗闇耐性Ⅰ】

【弱者の意地】

固有スキル

【交換Ⅳ】


 いつもお読みいただきありがとうございます!

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