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01


 ここに離婚することになった夫婦がいる。


 話し合いの中で財産分与についてのことになった。


 すると夫が貯蓄が少ないと言い、相談にしにきたのであった。


「少ない、ですか」


「そうです!二千万近くの退職金もあったはずなのに、共有財産が貯蓄含めて五百ないなんておかしい!」


 そう、確かにおかしい。

 この男性は会社員で堅実な働きで出世コースに乗っていたわけではないがそれなりの給与はもらっていた。子供も二人いたものの暮らしぶりは派手ではなく、きちんと貯金はできていたのではないかとも考えられた。退職金をもらい、給与が下がるものの会社に再雇用されている。そんな人物の貯金が五百万いかないというのは。


「妻がどこかに隠しているのでは?」


 そんなことを考えてしまうのは至極当然のことのように思われた。




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