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王子と教会 その2

ギャルゲー言う所のロリ。

 ローズフィード公爵家が王都を去って一月が過ぎた。

 混乱はまだ終わらない。が、実際はこの件に関して大規模な派閥抗争は決着がついていた。現在の王国の派閥は国王派、貴族派、中立派の三大派閥がある。


 まずローズフィード公爵を失い色々な意味でガタガタの国王派は、内密にではあるがトップ同士の和解が決まっている。後は各々がやるべきことをやり時間がたてばまた王家とローズフィードは円満な関係に収まる。


 ローズフィード派閥の離反の影響で空いたポストの争奪戦が繰り広げられているがそれも時間がたてばおのずと終わるだろう。


 次に国王派の敵対派閥である純血主義者達がまとめる貴族派。

 彼らは事件が起きた当初、ローズフィード公爵を自らの派閥に迎え入れようと画策していた。

 そもそも、ローズフィード公爵家は古くから続く名家で純血貴族だ。国王の味方をする関係上敵対を余儀なくされていたが十分に和解できる間柄だ。


 けれど、結果は公爵の王都離脱。


 計画は破綻し、その計画に心血を注いでいた為に今更方向転換する事は不可能。他の貴族よりも一歩出遅れる形となった。この時点で彼らは蚊帳の外である。


 ちなみに言うと貴族というのは面子商売であり、その観点から見れば公爵の離反は普通なら絶対にありえない。

 一方的に侮辱されコケにされ面子を潰された。その上で敵前逃亡をするなど貴族としてありえない。しかも相手はあのローズフィードだ。


 むしろ、王都に血の雨が降る事を想像し恐々としていた人の方が多いだろう。


 最後に中立派でだが、彼らは両派閥の諍いに参加しないもしくはできない家の寄せ集めだ。一括りにされているが実際は派閥として組織を形成していない烏合の衆である。

 情勢が落ち着けば自ずと従うので注視する事象はない。


 学園教師アルベルトの断罪に始まり王都からの脱出。死神宰相最後の仕事は着実に成果を上げていた。

 そんな表面的には混乱が収まらない王都に更なる火種が到着するのだった。


 王城前。


 城の前に止まった馬車には『教会』所有を現す紋章が刻まれている。馬車から降りたのは修道服に身を包んだ2人の男性だった。

 一人は司祭を示す黒を基調とする服にどことなく苦労人っぽい顔をしている青年。もう一人はまだ幼い見た目が目立つ10歳前後ほどの少年だった。少年は鮮やかな黄緑色の髪をしている。


「ここが王城ですか」


 少年の口からは、遠足に来た子供のはしゃぐ声――ではなく。悲壮感の籠った声が発せられる。


「ユリウス様は訪れた事がありませんでしたか?」


「ええ……学園からいつも見えてはいましたが、実際に来るのは初めてです」


 ユリウスと呼ばれた少年は大きなため息を吐いた。

 それを見て司祭は憐憫の籠った視線を向ける。


「……せっかくの機会がこの様な形になってしまい残念ですね」


「言わないでください。せっかく現実逃避していたのに」


「今更逃避しても遅いですよ。腹を決めましょう。我々には枢機卿から託された使命があるのですから」


 この少年、ユリウスは見た目通りの年齢ではない。

 子供と見間違う容姿だが、実年齢は17歳。今年学園を卒業したれっきとした聖人である。

 教会内部でも特殊な立ち位置であるユリウスは、国王と謁見するために城を訪れた。


 ユリウスは自分の今の心境を簡潔に述べた。


「……お家帰りたい」


 ユリウス達は教会から訪れた正式な使者である。

 しかし、国王と謁見するために通された部屋は由緒正しい謁見の間ではなく、格が二つも三つも落ちる会議室だった。


 明らかに教会を軽視しているが、ユリウス達に文句はない。


 地母神を崇拝している教会は長い年月の間に大陸全土へと布教され明確な地位を得たが、あくまでそれは教会という組織の話で、教会に所属する個人に対しては大体こんなものである。

 むしろ、宮廷が麻痺している最中にこうして謁見できているだけでも他の国より扱いは随分と良い。


 会議室に重い足取りで通されたユリウスが初めに感じたのは驚きと胃痛だった。

 大きいはずの会議室の中には多くの人が既におり、狭く感じられるほどだ。


(ものすごく圧力を感じるんですけど……)


 まず目立つのは、玉座に座る偉大なる王の姿。

 威風堂々まさに人の上に立つ人という貫禄をかもし出す国王は厳格な顔付でこちらを見据えている。

 

 その周囲に取り巻くのは文官が着る袖がゆったりとした服を着た凶悪人顔の貴族達。

 宮廷という伏魔殿でこれまで生き残って来た百戦錬磨の強者は、ただそこにいるだけでも相手を威圧する。


(というかこいつら本当に文官ですか? なんで文官が筋肉モリモリなの?)


 更にその後ろには顔以外の部分を完全武装した強面の騎士達が取り囲む。傷だらけの顔に睨まれ肌を指す様なぴりつきを感じる。


 これまでの人生で感じた事ない感覚。教会出身の二人は理解できないが、武芸を嗜む者ならわかる。

 それは殺気だった。


(泣いてもいいですか?)


(我慢してください! ここで弱腰になっては足元を見られますよ。ほら挨拶してください!)


(え、ボクがするんですか!?)


(当たり前でしょう。私はあくまでユリウス様の付き添いに来ただけの平民の司祭ですよ! 本来なら国王陛下の御前に立つ事すら許されない身分なんです。話しかけるとか斬首されてもおかしくないんですから!)


 表情を取り繕いながら小声で会話する二人。

 その様子に周囲の視線がギロリと光る。重いプレッシャーが圧し掛かる。


(そ、そんな事いったら僕だって下の毛すら生えそろってない未熟者ですよ!?)


(……それでもユリウス様は枢機卿のご子息で学園に通われていたのです。私よりも貴族との会話に慣れているでしょう?)


(ボクの事を子供扱いして可愛がる貴族の令嬢と国王陛下じゃ全然違いますよ!?)


 ユリウスは貴族ではない。けれど、教会の中でも上から二番目の地位につく枢機卿の息子だった。その為、特別に貴族のみしか通えない学園に入学し、その見た目と本来の人懐っこい性格により周囲の貴族令嬢から愛玩されていた。


 当人もちやほやされる事は嫌いではなく、どちらかと言えば好きだったので甘えに甘えまくった。その見た目から決して恋愛に発展しなかったが良き思い出だ。


 けれど、彼女達は身分の低い令嬢で当然国王陛下とは格が違う。


 そんなうだうだと内緒話をしていた教会に対して先陣を切ったのは国王だった。


「遠路はるばるよく来た。教会からの使者殿よ」


(!?)


(ほら! ユリウス様がぐだぐだ言ってるから向こうから話かけてきたじゃないですか‼早く挨拶してください!)


 貴族の作法に疎い司祭でもこのまま無視をする事は不可能だと理解できた。もしやったら間違いなく自分達の首はなくなるだろう。


 ベシッ!


(ッ~~~!?}


 驚き委縮しているユリウスを叱咤し前に突き出す。足が一歩前に出た事で覚悟を決めたユリウスは涙目を隠しながら最敬礼をした。


「っ……お、お会いできて光栄です国王陛下。わたくしは教会本部より命題を受け参上しましたユリウス・ミスチヴァスです」


「ミスチヴァスというと枢機卿の関係者か」


 国王は一瞬だけ内心で動揺した。教会の二人組はどう見ても子供と大人で、なぜ子供が挨拶をするのかと。

 けれどミスチヴァス枢機卿の縁者なら並みの司祭より立場は上であると理解する。


「はい、父です」


「ふむ、ではそちらはユリウス殿の付き添いという事かな?」


「……」


 司祭に話を振りながらも国王の目線はユリウスで固定されていた。司祭は恭しく礼を取るが言葉を発せない。

 この場において平民の司祭は許可なく話してはいけない。当然その許可は国王が出す。


「何分と若輩の身でしてお役目を真っ当する為に助力をしていただいています。メルベーユ王国教会支部の司祭様です。本日はよろしくお願いします」


 内心で司祭に許可を出してくれることを願った。そうすれば自分はこの重圧から解放され……はしないが幾分かマシになる。

 けど、どうにも最高神様の加護はここでは薄いらしい。


「なるほど。では改めてユリウス・ミスチヴァス殿。本日は何ようで参られた?」


 もはや覚悟を決めるしかない。


「失礼ながらそれは陛下も重々承知の事かと思われます」


「……」


「その件に関し我々教会は恐れ多くも国王陛下に要求をいたしたく思います」


 その瞬間、部屋の中にいる全員から殺気を飛ばされた。


 枢機卿の息子と言えど、たかだか枢機卿の息子というだけの平民風情が我らが陛下に要求を突き付けるなど不敬である。


 そんな意思がひしひしと伝わってくる。


 一触即発の張りつめた空気を解きほぐしたのは、やはり国王だった。

 スッと軽く手を上げれば殺気がウソの様に消えてなくなる。


 言葉を発する事もなく臣下をまとめ上げる姿はまさしく王者の姿。


「それは穏やかではないな。一体この儂に何を要求されるのか?」


 ゆっくりと笑みを浮かべ話しかけてくる。けれど、そこに優しさはなかった。

 むしろ、そこにはさっきの殺気よりも恐ろしい何かがある。本能的にそれを理解したユリウスは恐ろしかった。周囲の貴族達よりも、目の前にいる国王一人の方が何倍にも恐ろしかった。



 ゴクリ。


 息をするだけでも辛い中で思うのはなぜ自分がこんな目に合わねばならないのかという不満だった。

 それもこれも父親から送られて来た手紙のせいだ。

 自分のあずかり知らない所でアクシデントはあったが、無事学園を卒業し、これから教会本部に戻り本格的な修行を開始しようとしていたユリウスはしばらくの間、王都の支部で厄介になっていた。


 情勢が変わる時は国が荒れる。


 盗賊や山賊と言った犯罪者も貴族の目が届かず活発化すると思われ王都から移動する事は危険と判断されたのだ。


 そんな時に送られて来た父親である枢機卿からの手紙は要約するとこんな事がかかれていた。


『王国に苦情を入れてこい。やらなきゃお前破門だから』


 手紙を読み終わった瞬間、ユリウスは手紙をバラバラに破り捨てた。同席していた司祭は突然の発狂に右往左往していたものだ。


 正直、父親を恨んだ。現在進行形で。

 けど、今はそれどころではないのだ。クソ親父こんちくしょうめ。


「教会において聖の名は多大な貢献をせし選ばれた方々に贈られる称号です。教会の承認もなく聖女なる存在が生まれた事を我々は寛容できません。撤回を求めます」


「ふむ、続けよ」


 国王は頷きながらも先を促す。


「貴国の王子リチャード様と公爵令嬢イザベラ様の婚姻は教会の承認の下、交わされた契約です。神聖なる神との契約に背いた理由をお聞かせ願いたい」


 要するに全部王子とその取り巻きがやらかした事件の事である。

 卒業パーティーに参加していたユリウスはもちろん、あの場には多くの目が合った。どんなに隠そうとしても人の間に戸は立てられない。


 更に学園に在籍していたユリウスは令嬢に可愛がられる最中に聞こえてくるゴシップに詳しかった。


 公爵令嬢が浮気されているとか、王子が聖女やなんだのという小娘を囲っているとか。


 王子達と特別に親しい訳ではなかったので噂程度にしか思っていなかった。だが、実際にあんな大事件が起きればただの噂にも信憑性が伴う。


 そう言った報告をしたらまさか自分が使者に選ばれるとはつゆにも思っていなかった。クソ親父こんちくしょう。


「ふむ。それが其方らが訪れた理由か?」


「はい」


 頷けば国王は自らの髭を撫でながら考えを巡らせているのだろう。一瞬の静寂が下りてくる。

 この答え次第では今後のメルベーユ王国と教会の関係性が変わるかもしれない。同時に、そういった場合使者の扱いがどのようになるかは想像したくないが想像できてしまう。


 命のかかった答えを固唾をのんで待つ。祈るように。


「ユリウス殿」


「は、はい!」


 どれくらいの時間がたったのかは分からない。一分程度かもしれないし一時間かもしれない。

 運命の答えを待つボクに向かって国王はニコリと微笑んだ。


「それは勘違いという奴じゃな!」


 それはあまりのも堂々とした言葉だった。


「え? ……か、勘違い、ですか……?」


 何を言われているのか一瞬分からない。頭に?が浮かぶ。それは司祭も同じようでチラリと後ろを見れば目をパチクリさせていた。


「うむ。その通り! ときに其方は社交界を知っているかのう?」


「い、いいえ、我々は聖職者ですから」


 まるで好々爺だ。けど、気のせいではないのだろう。目が全く笑っていない。


「ならば知らぬのも無理はない。社交の場では男が好いた娘を口説くときに例えるのが常套なのじゃ。我が息子もあれで中々のプレイボーイでな……口説き文句の中には神や天使、そして聖女などという謳い文句を口にするのじゃよ!」


 やれやれと肩をすくめる国王のなんとも白々しい事か。


「い、いや、でも! 公の場で王子殿下が口にされたのでしたらそれは意味合いが異なります!」


 このままではまずいと判断したので善戦を試みる。身分のある王族の言葉は早々に覆せないはずだ。

 そこでふと、思い至る。

 

(そう言えば公の場で王子が聖女と口にした事があっただろうか?)


 少なくとも卒業パーティーでは言っていなかった様な気もする。

 あの時は色々と混乱していたから記憶がそこまで明確じゃない。その他で王子が聖女と口走ったことは……あ、ダメだ。碌に面識がないから全然わからない。


 なるほど。確かにボクは直接それを聞いていない。信憑性があろうと所詮は噂。そこをあえて否定せずに口説き文句と言い切られれば反論はできない。


「……」


「誠にその通りじゃな。公の場で口走っては信用問題になるじゃろう。我が息子にもその様な事がないように重々注意を促そう。遊びもよいが今後は誤解を招く言動は控えるようにとな」


「……あくまで王国は聖女なる存在を認知していない。ただの方便だったという事でしょうか?」


 善戦などできるはずもない。そもそも自分と彼の偉大な国王では器が違うのだ。

 これ以上を得る事はできない。それを悟ったボクはせめても言質だけでも取らなければいけない。教会の認めていない聖女なる存在はいないのだと。


「方便というよりも比喩表現じゃな。其方自分の妻をどう思う?」


 突然話を振られた文官服の貴族は慌てる様子もなく白々しく言い切った。


「我が妻は国随一の器量良しにございます。清廉潔白にて純真無垢。まるで清き水の女神と見間違えるほどいございます!」


 ボクの知らない余談であるが、この文官は政略結婚でお互いが愛人を囲い夫婦仲は冷え切っているらしい。


「うむ。夫婦仲がよくていい事じゃ! 其方はどうじゃ。確か年頃の娘がおったじゃろう」


 次は後方で待機している騎士だ。見た目にそぐわぬ力強い言葉で断言する。


「は! 我が娘はまさに天より授けられた秘宝でございます。太陽のごとき輝かしい笑顔で、ゆくゆくは国一番の美女となる事でしょう! 今から求婚に来る男どもをどうなぎ倒すか悩んでおります!」


 これも本来ボクの知らない余談であるが、彼は娘を溺愛しており言葉に嘘はない。けれど、その娘には既にボーイフレンドが存在する。3人ほど。その事を彼は知らない。


「少々親バカが過ぎるが、結構、結構! ワハハ!」


「まさにその通りです!」


「おや、自分の妻や子が世界で最も愛らしいと思うのは当然ではありませんか!」


 楽しそうに笑い合っている。

 そんな一見しても微笑ましいとは思えない光景を見てボクは冷めた視線を向けている事だろう。


「さて、ご理解いただけたかな?」


 もうそれは完全な脅しだ。

 だって目が笑ってないんだもん。

 それで納得しなきゃどうなるか理解できているんだろうな? って言葉が言外に聞こえてくる。


 そんなおためごかしで納得してしまえば使者の使命まっとうできたとは到底いえない。


「……了承しました。では、あくまで陛下は聖女の存在を認めていない。それでよろしいですね」


「ただの口説き文句でその様な者が生まれるとは思っておらんよ。仮に我が国にそれだけの偉業を成し遂げた強者がいれば、その時改めて正式な打診をしようぞ」


 でも、ボクは納得しました。クソ親父の使命よりも自分の命を優先させましたが何か?

 そもそもの話、教会は別に王国と事を構えるつもりとかないし。

 大陸屈指の大国でつい十数年前まで隣の異教徒統一帝国と戦争を続けてきた修羅の国だよ?

 そんな連中とやり合うとか馬鹿じゃないの?

 教会には聖騎士団っていう独自戦力もあるけど、そもそも大国の軍隊とは規模が違うし。

 無理無理。そんなの絶対勝てないから。勝負にすらならないから。

 大陸全土に教徒がいても碌な国土を持たずお布施で運営してる組織が戦争とかありえないから!

 今回は、威信を穢されたまま黙っている事もできないから仕方なく、そう仕方なく文句を言って来いってことだから。

 ただのポーズ!

 誰もそれ以上の発展とか求めてないし!

 教会が正式に苦情を入れたっていう事実があればいいし! 

 むしろ、言質を取ったボクって凄くない? 褒められこそすれど怒られる謂れはないから!


 ……。


 いいじゃないですか。それで誰も傷つかず済むなら。ええ。平和が一番ですよ。これも地母神様のお導きです。

 神に祈りを!


「では婚約破棄についての説明はどうでしょうか? こちらは事前に契約解消の申請がされていない事は確認済みです」


「そうじゃのう。儂もこの場で詳しく説明したい所じゃ。アレには色々と複雑な事情が幾重にも重なっておる。じゃが、生憎と担当者が急病により不在でな? 詳しい説明は後日改めてと言いたい所じゃが、こちらも忙しない身でのう……説明は書面にて教会へ送り届けよう」


 もはや言い訳ですらない。

 ……。

 もうこれでいいや。平和が一番だから。ええ、平和が一番なんです。



「了承しました。本部にそう伝えます……最後にこれだけはお聞かせください」


「なんじゃ申してみよ」


「陛下は敬虔な信徒として信仰をお持ちでしょうか?」


「当然である。我らは地母神の元に生まれ育まれた兄弟である。儂も我が国の信仰も陰る事なく健在である」


 本当に白々しいなぁ……。


すなわちショタ。


ユリウス君は別にざまぁ要因ではありません。王子やヒロインと関係がないので。でも、理不尽なざまぁがユリウスを襲う!

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