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NTR嫌いの異世界勇者〜ユニークスキルが魅了とかやめてください〜  作者: りくしろう
第一章 ミクラーシュ王国
2/24

第二話 慌てない、慌てない。一休さん。

11/24 文章を一部改稿しました。


あらすじ

血眼でオカズを探していたイツキ。

不思議な光を浴びて目を覚ますとそこは異世界だった。

下半身が露わになってないことに安堵する。


―翌朝―


一夜明けて俺が案内されたのは昨日の謁見の間ではなく、書斎みたいな部屋だった。


扉を開けると壁一面の本棚を背景に昨日のおっさん………もとい、国王が机で書類とにらめっこしていた。


「昨日はゆっくりと休めたか?勇者よ」


「はい。」


昨日あの後ガーディだかウィンディだか呼ばれてた従者の案内で高級ホテルのスイートルームみたいな部屋に一泊した。


最初は家に帰りたいとか無断欠勤になったらどうしようとか泣きそうになったけど後からきた侍女の人に思い切って胸の内をぶちまいたら少し楽になった。


ヨトギ?がどうとか侍女は言ってたが、とりあえず「膝枕してお腹ポンポンして下さい」と言ったら少ししてクスクス笑った後、望み通り膝枕をしてくれた。


良くわからないがとにかくホームシックは治った。


「そうかそれは重畳。……この度お主をこの世界によんだのは実は先日隣の大陸に魔王が復活したという知らせが届いてな」


王様は手に持っていた書類を机に置くと懇々と説明をし始めた。しかしあえて俺は国王の言葉を遮る。


「―――魔王が国を攻める前に異界から勇者を召喚して国の代わりに魔王を倒して欲しいという事ですね」


昨日の仕返しとばかりに俺がその先の話を推測するように話すと国王は目を大きくして満足気に頷いた。




まあ、恐ろしいくらいにお約束だ。


暇つぶしに小説サイトを漁り読んでた俺はこの先の展開もおおよそ推測する。


「いやはや理解が早くて実に助かる。」


もうなるようになれだ。


正直言うともといた世界には余り未練はない。


あるとすれば、両親の今後の介護は誰が面倒を看るのか、仕事の引き継ぎをせずに出て行ってしまったこと、あっ………来月の同窓会の幹事俺じゃんっ!?



―――訂正。少しあった。


「そこで、勇者殿には旅に出て行ってもらうわけだが色々と準備が必要でな。」


「準備ですか?」


「左様。まずは昨日初めて会った場所にいき―――」


昨日の謁見の間かな?


「鑑定士にお願いして勇者殿の秘めたる力を観てもらおうと思う」


「秘めたる力ですか?」


「ああ、そうじゃ。いわゆる《秘力(スキル)》と呼ばれるものじゃ。」


ついにきたか………


お約束中のお約束ッ!!


摩訶不思議パワーッ!!


うぉぉ!!これでチートなスキルで無双出来るぜぇぇ!!


「ん?勇者殿のどうなされた?」


いかんいかん、ついつい長年の夢が叶ってつい浮かれてしまった。……慌てない、慌てない。一休さん。


「い、いえなんでもありません。」


「左様か?まあ、よい。今日の正午に鑑定は行う予定じゃ。そこで旅の仲間との顔合わせもある。それまではゆっくりするとよい。」


「はい。お心遣いありがとうございます。」


スキルの事で頭がいっぱいで後の話を聞き流してしまったイツキ。この後盛大に後悔するのを彼はまだ知らない。

毎日0:00と20:00に投稿予定です。


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