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NTR嫌いの異世界勇者〜ユニークスキルが魅了とかやめてください〜  作者: りくしろう
第一章 ミクラーシュ王国
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第十八話 …ただちに影響はない。

あらすじ

マリアさんは女子会を楽しんでいた。

野営から一夜明けてお昼頃、ベルきゅんが目を覚ました。


「あれ?ここは?」


「身体は大丈夫か?」

丁度、側で休憩していた俺はベルきゅんに声をかけた。


――「はいなんとか」と身体を起こそうとするベルきゅん。


まだ安静にした方がいいと俺は無理矢理ベルきゅんを寝かせると今日までの出来事を順を追って説明した。




「……そうでしたか。……でもイツキさんが無傷で本当に良かったです。」


「あ、いや……俺の方こそごめん!不甲斐ない自分のせいでベルきゅんに危ない思いをさせてしまった。」


俺のせいでゴブリンに犯されそうになったとは死んでも言えなかった。

しかし、こんな不甲斐ない俺を相変わらず気にかけてくれるベルきゅんは本当に天使みたいだ。

―――俺は感極まって抱きついてしまった。


「本当にベルきゅんが無事でよかった!」


「アハハハ、イツキさん大袈裟ですよ。」

ベルきゅんは嬉しいやら恥ずかしいやらで困ったように笑った。


そんな苦笑を浮かべるベルきゅんに今俺は抱きついているという事に気づき、顔が赤くなってしまった。―――俺は慌てて抱擁を解く。


「……っ!?そ、そうだ!…俺、強くなりたいんだ!…だから、体調が戻ったら稽古をつけてくれないか?」


なんで男同士なのに顔が赤くなっているのか疑問に思ったが、変な誤解を生みたく無いので、慌てて話題を変える。


「はい!そう言う事でしたら喜んでっ!」



無邪気に笑うベルきゅん。

そんな屈託のない笑みを浮かべる仲間に俺は今一度、みんなの為に強くなる事を固く誓った。


「……兄、起きたか?」


フィジーがベルきゅんが起きた事に気付いてこちらに近づいてきた。


「フィジー、心配させて済まなかったね。僕はもう大丈夫だよ」


「ほら!」と言いながら肩を元気よく回すベルきゅん。


「ベルもまだまだ修行が足らないのだ。私なら瞬殺だぞ?」


アーデントが茶化してくるが彼女なりの気遣いなのが分かる。


「あんまり無理をしないでくださいね?治癒魔法を使ったとはいえしばらくは安静にしていてください。」


シャロップシャーがピシャリと言った。こちらは正妻らしくお粥のようなものを持ってきてベルきゅんに食べさせていた。


「本当にベルきゅんが無事で良かった。俺も今回の事で相当反省したし、これからはしっかり準備して堅実に移動していこう。」

俺はそう言うとまた()()()()へと戻った。



◇  ◇  ◇


今、俺がやっているのは秘力(スキル)を強化する特訓だ。


勿論、魅了ではない。簡易鑑定の方だ。


今朝はアーデントに剣の稽古をつけてもらっていたのだが、休憩中は身体を休めがてら色んな物に簡易鑑定をかける訓練をした方がいいと彼女が提案してくれた。


「私の秘力も使えば使うほど成長していった。イツキも今ある力は何でも伸ばした方がいい。」

戦闘経験豊富な部隊長様の言う事は妙に説得力がある。



俺はすぐさま近くにある物を簡易鑑定していく。







【石】:やや硬い。










【草】:ミクラーシュ王国に群生する雑草。










【干し肉】:ミクラーシュ牛の肩ロースが使われている。





















【福音の鈴】:閨門・ウ繝エ繧ァ繝ォ繝繝ウ繝�ぅ繧「縺ョ謖√■迚ゥ縲よ怙諢帙�莠コ縺ォ騾√▲縺溘→縺輔l繧九




「うわぁっ!」



酷い文字化けに俺は驚いて身体を仰け反らせた。



ナニコレ?軽いホラーやろ!?




「イツキ!どうかしたか?」


アーデントとフィジーが駆け寄ってきた。


「い、いや、たいした事では無いんだけどマリアさんから貰った鈴を鑑定したら文字がぐちゃぐちゃになったんだ。それで吃驚してつい……」


「ああ、何だそう言う事か。」

アーデントは安心したのか。フィジーに解説するよう促す。


「……阻害魔法のせい……魔道具(マジックアイテム)によく付いてる」

フィジーが解説してくれた。


何でも魔道具は基本一点物らしく、作り方も製作者以外知らないのが常識らしい。なので複製品や紛い物防止の為に魔道具自体に鑑定を阻害する魔法をかけるのだそうだ。


「でも、鑑定出来なきゃ本物かどうか分からなくないか?」

俺はフィジーに疑問をぶつけてみる。


「……ちゃんと機能してればそれが本物。……魔道具とはそういうもの。」

フィジーが鞄からある魔道具を取り出す。


「……私が作ったヤツ。」


何だろ…めちゃくちゃ既視感があるんだが。

元の世界にあった電動シェーバーみたいな形をしている。


「……コレをこうする」

そう言うとフィジーは俺の脇腹に魔道具を当てた。



―――瞬間、全身に痛みが走った。お、おい!痺れる!シビれるぅ!おい!マジで!やめてくれ………



アバババババババババ


全身に電気が流れ俺はその場で倒れてしまった。


「…ただちに影響はない。」


えいひょう(えいきょう)あうはえーは(あるじゃねえか)!」


舌が痺れて上手く喋れない。


アーデントが腹を抱えて笑っている。


あーへんほ(アーデント)あほへおほえへおほ(あとでおぼえてろよ)!」



――――――――


「……こんな感じでサンダーの魔法が誰でも使える。」


やっと痺れがおさまった俺にフィジーが解説を再開する。


「………因みにコレはビストリツァ帝国の国宝級魔道具(アーティファクト)と性能は同じ。……つまりはコレも国宝級魔道具。」


わざわざ実践しなくても口で言え!


「……イツキおもろいから…つい」


…つい。じゃねえよ!無表情でテヘペロすな!




―――こんな感じで俺の特訓は日が沈むまで続いた。



















ちなみに再開した剣の稽古でアーデントに報復しようとしたら返り討ちにあった。

参考文字化け

はてなブログ ふくらみ様から引用しました。

http://fukurami.hatenablog.com/entry/2017/11/10/000007

自由に文字化けが出来ます。(ちなみに本編の文字化けも意味がある文章になってます)

面白いツールですので皆さんも遊んでみては?


毎日0:00と20:00に投稿予定です。


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