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異世界から戻ってしまった訳で  作者: 平野貴久
24/31

犯人捜し

犯人は誰なのだろうか?

川村学年主任は犯人が誰かを推測する。今まで被害にあった女性は数限りなく

誰なのか全く想像もできない。

女営業のセリナだろうか?それとも新任女教師のマエミ・シオリ?

それとも恨みが籠った手紙をよこす死んだリン・モモ?

金を払わされたマナミの線もある。

セリナに辞められててんてこ舞いのセリナの上司なんて線もある

他にも今まで支払わされた女性達の誰かだろうか?

セリナ・マエミ・シオリ・マナミはアリバイがあった誰だろう

狙うなら自分が狙われる筈が妻が狙われるのも腑に落ちない

そんな事を学年主任は考えていた。

川村学年主任は「俺を愛してる女で妻だけいなくなればいいと考えている女?」

「とすると俺が盾になれば妻は守れる」と考えるようになる。

妻のケガで行政から重傷病給付金120万円を毎回給付されているのだが

それにしても回数が多すぎる

その内、妻は重傷病給付金ではなく障害給付金を受給しきそうな傷を

負うのではないだろうか?


マナミは去年一時期学年主任をやった時のコネを使いナツミをつれて大学にいき

推薦をもらってしまった。

ナツミは「先生どんな魔法使ったの」と驚いている。

学年主任からは「勝手な事をやらないでほしい」と叱られたが

教頭と学園長からは「我が校の推薦枠を広げてくれたの?ありがとう」と

喜ばれた。実際は去年白い杖で担当員を篭絡していたわけだが

ナツミ自体推薦をもらわなくとも受かる学力はあるのだから別に

悪い事をしている訳ではないとマナミは自分を納得させた。

学年主任はナツミの枠に自分とねんごろになった生徒を入れようと画策したが

決して担当員は頭を縦にふらなかった。

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