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歩みゆくは魔王か英雄か  作者: mebius
新たな生活
16/75

魔物討伐2


 もう何度目になるだろうか………影からの攻撃を防ぐ。


 レイスがもう片方のキマイラに手間取っているのを確認して男はグレイに狙いを絞ったようだ。


 何度か影の魔法を受けておよそ装填まで20秒程だと気づく。意図して長くして居なければ……だが。


 影が攻撃してきたと思ったら今度はキマイラが襲いかかってくる。

 見事に連携にグレイは後手に回らざるを得なかった。


 大剣を防御に使い。装填した魔力も攻撃を防ぐ為に使うしかなくなる。

 キマイラの耐久力はかなりの物で一撃とはいかにない為、一度切りつけ防御すると言った行動をグレイは繰り返す。レイスを見るも決定力に欠けているようで。攻めあぐねている。


 キマイラは獅子の頭に山羊胴体、毒蛇のしっぽがあり、それぞれが攻撃してくる為なかなか手が空かず、周り込もうにも影からの一撃がグレイの足を止める。


 回避不可の魔法だ。さすがのグレイも防戦一方となる。


 ――一撃貰うしかない。


 グレイにとって現在最も攻撃力の高い手段、魔法の連続使用による重雷とそれに続く剣技を出すには魔力装填に20秒程。防御を一度捨て去る以外はない。


 幸い影からの針攻撃は強力な物ではない。補強してある左半身で受け止めれば怪我はするだろうが致命傷になる事はないだろう。


 ――今だ。


 そう考えて影を剣で防ぎ距離を開ける飛び上がりつつキマイラの攻撃を防ぐ、空中で防ぐ事である程度吹き飛ばされ、距離を空ける為だ。それと同時に魔力装填を開始する。左手に重雷の為の魔力を蓄えて行く共に剣技の為に両足に魔力を装填する。


 ――10秒 キマイラが突進して来る。


 キマイラの爪の一撃をよけ、周り込む。蛇の噛みつきを躱し、山羊が放つ魔法を避け、獅子が吐く炎から離れる。


 ――20秒 影の針が飛び出しキマイラが再び牙をむく。


 左半身を影の方へと向け大剣でキマイラの爪を防ぐ。


 影から出る針の寧ろが左半身を襲い穴を穿っていく。


 ついにダメージを与えたとフードの男がほくそ笑むのも束の間………


 グレイは苦痛に顔をしかめながらも魔法を発動する。


 ――今だ。


 複合連続魔法:重雷。


 手から生み出したプラズマ球が周囲に散らばり目標を定めている。

 

 左手を振り下ろすと、グラビティハンマー、グラビティゼロを受けて押しつぶされると共にキマイラの体が中を舞う。


 プラズマ球が襲いかかりキマイラの毒蛇へと向かい焼け焦がして行く。


 腰を落とし右手で剣を脇に構えながらライトニングを放つ。


 一束の雷光が宙を浮くキマイラの胴体部、山羊を消し飛ばす。


 落下を開始したキマイラを見ながら足に込めた魔力を解放する。



 魔剣技:瞬雷。


 ブーツを覆う金属が磁場を受けバリバリと音が鳴る。


 グレイは前のめりに体を傾けていき……


 空気の膜を突き破る爆発音と共にグレイの姿が消える。


 突然の破裂音の後、フードの男がグレイを見失って呆然と辺りを見渡すとキマイラの背後にそれはいた。


 剣を振り切った態勢で残心をとっている。





 ズルリ…………とキマイラの胴体が縦にずれ二つに分かれる。


 グレイの居た位置から現在の位置まで抉れた後がありブーツからは煙が上がっている。



 ――これで状況が変わった。


 キマイラが減った事で男の魔法を防ぎつつもう一方のキマイラも始末できるだろう。瞬雷を放てば体には相当な疲労が伴うがまだ動く。


 剣を握り尚したグレイは男に向かって走る。

 慌てて影の魔法を放つがキマイラがいないグレイには簡単な事だ、魔力で防御し意に介する事無く男へと突き進む。




 攻撃の通用しない相手を前にフードの男ができる事は何もなかった。

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