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四凶。と幻の三代目渋谷爆撃


「俺思うんだけど、異名で、すっげーの付けようよ」

「ナイスそれ。何かスレでも、ランキング作ってたのあったな・・」

「ああ、順位変動したりしてるな」


東京のダイヤモンド

殺人ギャングスタ

破天の十字架

外道悪魔クズ石川

悪魔の棺

紅蓮の悪魔

皆殺しの博徒

渋六の出刃包丁

ボンタン狩りのテル



「知らないの・・あるな」

「消え去られた歴史がやっと、出てきてるんだよ」

「しぶろく?」

「渋谷・六本木」

「誰だ?マジ、相手にしたくないな・・二大都市制覇?」

「悪魔の棺なんて・・こわっ・・ドラキュラでも出てくるの?」

「それ、全盛期の藤原さんだってよ。目が合ったら、もう棺用意しろだって」

「生きては、帰れない・・か。もう、破天の十字架しか敵わないな・・」

「こっちもそれ以上を考えれば・・」

「破天のダイヤモンド」

「もうそれで決まりじゃん・・」

「でも、びびらす、恐さがないよな・・」

「う~ん・・皆殺しの出刃包丁」

「おおーこえぇ~」

「紅蓮のテル」

「マジ、街で会いたくねー。もう決定それ最強。」

「山本が、スーパーに変身したらコレだな・・マジ恐ぇ」


「チーム名最強ランキングもスレであったぞ」

「おおーどんな感じ?」


勿論、はるかと、あきなが主導で作った物


渋谷殺戮

六本木爆撃

六本木喧嘩歩兵連隊

爆撃紅蓮

六本木黒鬼拳

東京爆撃隊

六本木マッドストリートホープス

東京ジェットコンクリート


「六本木と、爆撃強いな・・」

「響きがいいよね。やっぱ、略せるのがいいよね、六爆とか」


「六本木黒爆撃・・・」

「うおっ!きたっ。強そう!黒爆か・・いや、あったぞ黒爆。黒紅蓮だたしか」

「ああ、あったな・・じゃあ、六本木殺戮黒連隊」

「完全に、そのチームの連合みたい・・でもヤバそう・・」

「新しく作るか・・・六本木仁義」

「うおおお東京仁義よりかっこいい。映画のタイトルみてえ」

「やっぱ、六本木って、響きいいな」

「てか、東京仁義って、チーム名じゃねえだろ?」

「東京の仁義=裏切り、だまし討ち。じゃなかった?」

「意味はね。まあ、通称東京仁義だ。最強だなあのメンバー」

「んじゃあ・・爆撃爆撃」

「斬新!ばくばく、だ。」

「爆撃連隊六本木紅蓮」

「強そう・・・でも長いな・・でも、あったな長いの。」

「神楽坂爆撃愚連隊爆撃鳳凰・・だろ」

「おおーかっけーわ。長いのも」



「あと、東京7大鬼姫ってのがあったな・・」

「すぐわかるなそれ」


東京の薔薇 田代

六本木の日本刀 佐藤

ゴスロリ番長 ひとみ

天使の弾丸 楠木

極悪姫 山本

破天の十字架 ユリア

六本木最後の傾奇者 ココ


「オールスターだな・・」

「勝てる気しないな・・。」

「王国、ブラジルさえ倒しそうだな・・・」

「ワールドカップ優勝するな・・」

「やっぱ、エースストライカーは、ゴスロリ?」

「う~ん・・最近ココも、かわいい」

「やっぱ、トップ下に田代さん置いて・・」

「おおー、そこ確定。FW悩むな・・」

「勢いの、ユリア、ココか、実績の佐藤、山本か・・」


四人足りません・・・サッカーは11人です。

あと、すぐさま、山本に東京7天使に書き換えられる。

そして、また誰かが、7大鬼姫に・・ネットで変な攻防が続く・・



六本木


「・・ヤクケンって、二人居ない?」ココ

「・・・居るよ。」ヤクケン


陰武者・・・


「20年も、見てなかったら、顔なんて、わかんないだろ?」ヤクケン

「なるほど・・・さすが、私が惚れた男・・・」ココ


「はは・・俺が、偽物かもよ・・・」ヤクケン

「んな訳ない・・」ココ


「じゃあ、どこで俺がヤクケンって気づいた?顔も知らないのに」ヤクケン

「・・始めて抱かれた時・・・」ココ ヤクケンの裸に口づける


「ああ・・もう、これ見てるだけでイキそう・・・」ココ


ヤクケンの背中を触りながら・・・


「本物よね・・・」ココ

「勿論。」ヤクケン


「知ってるのは?」ココ

「大阪の女房と、広島の女・・あとココだけ・・」ヤクケン


ヤクケンの背中には、刺青がある・・・


「んで、大師匠(山本。師匠はユリア)の単車、取ってきてくれよ。」ヤクケン

「あの、伝説の?・・奪えっての?」ココ


「欲しいんだ・・・どうしても・・・・・・」ヤクケン

「う~ん・・四代目受継ぐ位しか・・」ココ



「四代目?」ヤクケン

「あれっ?知らないの?山本さんの前が、田村さん。元蛇撃で六爆の

 んで、その前の初代が・・・・」ココ



ゴスロリ。



「知ってるよ・・元カノだもん」ヤクケン

「うわっ!・・・・もうこの事実だけで、どっち道、大荒れだ」ココ


「なんで?」ヤクケン

「岩永さん、こと愛した三人、田代、佐藤、ゴスロリさんの中でも

 ゴスロリさんの事に関しては、嫉妬すごいの・・・」ココ


「愛してくれてたんだな・・」ヤクケン

「あれっ?知ってるのに、四代目??・・って発言は?」ココ


「次は、四代目じゃねえ・・・」ヤクケン

「ん?・・初代が、ゴスロリ、二代目、田村、三代目、山本・・」ココ


「ありゃ~、俺が、乗ってた単車だ・・・

 ひとみ(ゴスロリ)にやったんだよ・・・」ヤクケン

「ああ~・・最高・・・・本当に伝説の単車なんだ・・」ココ


まさしく伝説の単車

エースオブドラゴン総長ヤクケン

二代目渋谷爆撃総長ゴスロリ

六本木爆撃総長田村

東京ジャックナイフ総長山本


ひとみが、最後、自身と共に、ぶっ飛んだ単車。

田村が・・・・・・

六戦で、岩永が山本をケツに乗せて六本木に突っ込んだ単車

山本を乗せ、六本木の交差点を、唯一突破した単車。


ヤクケンが、単独、城島や荒尾を潰し回った単車

すべての歴史を見てきた単車。いつもそこにある。時代が動く時・・・

すべての悲しみを乗せて・・・


東京の不良のトップの象徴。



~~~~~23年前~~~~~~

ヤクケン東京追放前・・


「ひとみ、やるわ・・」ヤクケン

「うそっ!・・本当に?」ひとみ


「ああ・・いつでも、守ってやる・・これで」ヤクケン

「うん・・本当にありがと。ぐすっ・・」ひとみ


ヤクケンがひとみに唯一あげた最高のプレゼント。火の玉ZⅡ。


~~~~~22年前~~~~~


(ヤクケンの単車・・・)

(ひとみが継いだか・・)

(声には出せねえが・・ヤクケンさんは、ずっと見てるぞって事か・・)


渋谷


「二代目渋谷爆撃だコラー!いつでも来いコノヤロー」ひとみ


(ふふ・・そう、もう終わったんだな・・エースオブドラゴンは・・)

(強いわ、さすが、ヤクケンの元カノ・・)

(行けっ!ひとみっ。新しいスタートだ)


街のギャラリー・・元、エースオブドラゴン達。



「文句あるか?」ひとみ

「ないっす~~。」田村 金山


(よし、俺の使命だ・・ひとみさんを守る。残った俺達が)田村

(龍也さんっ、東京には、やんちゃな娘が居るっす。)金山


「俺も入れろーーーーーー渋爆に~~」街宣車の大音量のマイク


「アイツ、もう、勝手に略したな・・」ひとみ

「いつか、はやるかもね」金山

「入れないんですか?仲いいんじゃ?」田村


「あいつ、アホだもん」ひとみ

「よく、知ってる。見て、もう、街の不良から、街宣車に石投げられてる」金山

「だって、アイラブ池袋って、書いてあるし。ここ渋谷だよ」田村


~~~~~~~~~~~~~~~

爆撃戦争・・ひとみ死亡・・


「ひとみさんっ!ひとみさんっ!ごめんなさいっうわあんん」田村

「・・・田村・・・受継げや・・・」石川さんが、ひとみの単車のキーを渡す


単車ごと、吹っ飛んだゴスロリ

傷まみれの単車。


「でも・・俺なんかが・・・」田村

「ひとみが、言ってたんだよ・・・次は田村にって・・渋谷も・・」石川

「うわあああんんん」田村


いつも、田村をバカにしてた、ひとみ

それでも、確かな評価。闇に隠れた、表に出せない実績

そして、同じ直系・・・ヤクケンの・・


「三代目やれや・・・三代目渋谷爆撃・・・」石川

「うぐっ・・うう・・出来ません・・僕には、重すぎる・・」田村


回想終了~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「俺の単車だから返せって言うか?」ヤクケン


「勘ぐって、バレるよ・・ヤクケンだって・・

 もう、ヤクケンの話は、ネットでもチラホラ出てきてるし

 それに、手放さないと、思うよ山本さん、まだ現役だし・・」ココ


「敵わねえな・・・」ヤクケン


「えっ?どうして?龍也さんの圧倒的だと思うけど・・」ココ


ヤクケンのすごさ・・アウトロー史上最高傑作。


「昔の王より、現役の弱卒だよ・・」ヤクケン

「?・・・・・」ココ


ココは、意味が分からない。


(昔の猛者より、今の弱い兵隊の方が、強いに決まってる・・・

 宮本武蔵でも、引退して年取れば、ガキの剣術にも負ける・・

 まだ、最前線に居る、あのねーちゃん・・・

 あれが・・愚連隊史上最高傑作の不良娘・・・)ヤクケン


佐藤、ひとみ、楠木、山本、ユリア、ココ 東京に鳴り響く不良娘の武勇


(あっ・・田代さん入れたら、二番か・・)ヤクケン


あくまで、田代は、その上の東京史上最高傑作。


愚連隊史上最高傑作の不良

愚連隊史上最高傑作の不良娘

東京史上最高傑作

岩永は・・・?


「でも、どうして、あの単車に、こだわるの?思い出?」ココ

「・・・・・・・・」ヤクケン

「ごっ・・ごめんなさい!」(すごい顔・・タブーだ・・)ココ



渋谷


「ねえ、じゃあ、俺は?」岩永

「う~ん・・東京史上・・・なんだろ?」あきな

「むつかしいなー。愚連隊史上最高のカリスマ・・」はるか


「うおっかっこいいや、それ。ありがと~」笑う岩永

「向こうの荒尾ってのが、悪党のカリスマなんだって」あきな

「石川、荒尾・・敵に回したくないな・・」はるか


「・・・実は、四霊とは、別に、四凶ってのが、あるのよ」岩永

「少し、聞いた・・派閥の頭になって・・」あきな

「えっ?何それ?タブーじゃなかったら教えて」はるか


「若井さんが、あと、若井さん一門の人が、勝手に?・・って、言うか、

 似合ってる刺青を、その人に入れるんだけど、

 四凶って、作ったらしいよ。四霊みたいに。

 渾沌こんとん窮奇きゅうき饕餮とうてつ檮杌とうこうって。

 それの、三人が・・・」岩永


「・・・分かった・・・石川・荒尾・・・・滝部?」あきな

「正解」岩永

「うひゃー・・確かに、悪党だ・・でも、後、一人は?」はるか

「どこかに居るね・・生きてるかさえ・・」岩永


「もう一人は、ヤクケンさん?」あきな

「可能性は、あるね。たしか、混沌ってのが誰だか分かってない・・」岩永

「混沌・・・昔のけーさんのセリフだ・・」あきな

「ああ・・時代の混沌を突き抜けろ。ね。でも、これとは意味違うと思うよ」岩永

「なんか、また金庫でも在るの?四凶で?」はるか


「わかんない・・でも、せっかく石川さん居るから聞いてみよう」岩永

「ん?・・石川さん、鳳凰よね?滝部さんも?」あきな


「ああ・・石川さんは、一緒にお風呂入ったりするから見た事あるけど、

 二つ入ってるよ。鳳凰と饕餮とうてつってのが、マジ悪魔。

 鳳凰も食い殺しそうな感じ・・」岩永


「へー。二個って、すげー」はるか


饕餮とうてつ

何でも食べる猛獣、というイメージから転じて、

魔を喰らう、という考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった。


「魔よけだ・・確かに・・」あきな

「うん。石川さんと、居ると、悪魔も逃げ出すね・・」はるか

「でも、本当に四凶がヤクケンさんだと、厄介だな・・・・」岩永


「でもマジ、ヤクケンさんって、早く逢ってみたいよ」あきな

「椎名さんが、一旦、調整するってよ。話だけで、済むように・・」岩永

「だね・・」あきな

「もう、四霊に、しちゃえば。」はるか


「・・・・・」岩永

「・・・・・」あきな

「あれっ?・・・まずい事言った?・・・」はるか



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