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純悪

新宿

大花組事務所

こちらも、使える物は、何でも、使う

ネットで、情報収集中


~~~六本木戦争を語ろうスレ~~~


滝部さん、殺したの田代さんだよね?

そうだね。二丁拳銃ぶっ放しながら。

半分記憶無い状態だろ?田代さん。

だな。もう、脳障害でな・・ぐすっ・・田代さん・・

当時現場に居たのは?

滝部、田代、楠木だけじゃなかった?

だな、田代さんが楠木連れて、一人で居た滝部のとこ突っ込んだ。

城島は?

滝部襲撃前に撃たれた楠木に

付き合ってたんじゃねえの?城島と楠木?

確かに、よくわからねえなそこ・・

あれ、ぶっちゃけ、母親誰?

城島か・・足立区の・・

あれか・・・一応、第一次六戦から二次まで一年くらい間があるしな・・

ああ、田代さんも、ここで子供生んだし・・

一応可能性は、あるのか・・楠木の子って・・

うわっ。言っちゃった・・タブーだ・・

合うの?年齢?

合う。だって、田代涼太と同級生の高3世代

じゃあ、ビンゴだ。

本人分かってるのかな?

どうだろ?てか、両親もう、いねえ・・

でもマジ、イカレてんな、あのガキ・・東京取るんじゃねえか?

足立から、やっと、前線に出てきたな

どこ?

ギロッポン。

何かチーム立ち上げてるよ

ココさんの派閥らしいけど

まあ、六本木なら、必然的にそうなるわな

荒れだすな・・渋J系の武藤、田代。爆撃系の阿久津、ココ系?の城島?

また、三つ巴か、若手の抗争は・・

ココさん、大花系だとか・・

はあ!?東義会じゃん。

破門に、なったらしいよ

マジ?

破門だね。

はあ!?東義会の女帝だぞ・・

ここ最近大物の破門多いな・・

バリバリやる気なのか、六本木にココさん組出してるよ。

元から、六本木は、ほとんどココさんの縄張りだしな

会長は、なんて、言ってるの?

相手にするなって。勝てないから。

上納金は、まだ一応、東義会に入れてるとか・・

なるほど、独立したような形になるのか?

間借り?まあ、本気でお互い揉めたくないか・・

多分な。まあココさん、元々いい人だから、他の組長も揉めないよ。

勝てないんだよww東京アウトローベスト4入りだぞ。

って、言われてるな。各組織のトップ以外の。

でもまあ、すごいチームらしいよ城島のチームも

まあ、ココさんもすごかったなブラックハザードか・・

聞いた事ないけど三代目らしいよ

あれっ?ブラックハザードじゃないんだ?

そうだね。聞いた事ないチーム

誰だよっww初代と二代目ww

ほんとな。本人超名門だって、言ってたけど

それなんていうチーム名?

3代目六本木喧嘩歩兵連隊

六喧~

略すと気持ちいいな響きが

36喧

さぶろっけん。

いいな。さぶろっけん。

それと、復活してんな・・・

ばか、それ、まだタブーだよ。

おっと・・・

何?何?教えてよー

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「・・・・・・・・・・」ヤクケン

「何~~~~~~~~~」荒尾

「何~~~~~~~~~」西田



「複雑だ・・・一応、ウチ系に、なるな・・。

 まあ、こっちの若手の兵隊欲しかったから、ナイスな戦略だな」荒尾

「まあ、さすが、ウチの大将。

 でも、俺、譲ったつもりねーぞ・・当時のメンバーが許したか?・・・」西田


ヤクケンの派閥だが、一応二代目総長は西田。もう、23年も前の事・・

六本木喧嘩歩兵連隊 渋谷殺戮 渋谷デスレート

この三つを合わせたのが、エースオブドラゴン。


「・・・・聞いてきます。」ヤクケン

「気をつけろよ。一人歩きは・・・おいっ、誰か、着いて行け」荒尾

「まあ、まず、ガキの代理戦争か・・向こうもその気だな」西田


まず、お互いガキ同士の戦いが始まろうとしている。

縄張りを、奪って、維持駐屯し続ければ、それが事実で、みかじめ料もそちらに。

居ないグループに払っても意味ないのだ。

実際トラブルがあった時にすぐ駆けつけてくれるグループへ・・


だが、店自体がそのグループ系ならば当然無理。

いくら、大花が、新宿を取っても、店が、あきなの店ならば・・・

だが、大花組には強力な地盤がある・・・

そう・・ロアビル。

しかも、六本木若手のドン、ココがすでにヤクケン派に寝返り・・・

完全に根を張ったクズ・・

いやっ・・クズは根絶やしにする事は出来ない・・

ヤクケンが地下に根を下ろし栄養を蓄えた・・・ロアビル。


「戦略は抜群だな。すでに磐石な六本木に、

 一番戦力の薄い新宿に俺達の本部・・・増えてくる兵隊・・」荒尾


元、エースオブドラゴンのメンバーが、また集まりだす・・



渋谷の事務所


「・・ちょっと、行ってくるよ・・」あきな

「ああ・・俺達は朝行ったから・・」川上


あきなが一人出て行く・・



墓場・・


「うわぁぁぁぁん・・うわぁぁん・・」



(誰だ?いい大人が、墓抱きしめて泣いてる・・)あきな


「うう・・うう・・・うっ・・うっ・・」

(にいちゃんの友達かな?)あきな


藤原の命日・・

だがいつも複雑な墓参り。

兄を、撃ち殺したのは、妹のあきな自身・・・


「・・・お友達でしたか?・・」あきな

「んっ・・・ああ・・妹さんか、恥かしいとこ見られたな・・」

「あれっ?・・六本木で見た、おいちゃんだ・・・」あきな


ヤクケン・・・


「・・なんで、兄でも殺した?」ヤクケン

「・・・知ってるんですか?」あきな

「だね。・・仲良かったから・・いや、親友だったから・・」ヤクケン


「・・ごめんなさい・・生かしておいたら筋が通らない・・

 いくら、途中で相手グループ抜けても・・・

 私達の大事な人達が、いっぱい・・亡くなったから・・

 それに、あの、第二次六戦でも、キーマンだったって・・」あきな


「・・・・お前の、にいちゃん、すごかったの知ってる?」ヤクケン

「まあ、新宿のナンバー2だったし・・滝部さんとも互角にいつもやり合ってたって

 仲いいのか、悪いのか、よく殴り合いしてたって、中野さんが・・」あきな


(中野・・・)ヤクケン


「どういった、関係の・・お友達って・・

 あっ・・もしかして、私の単車懐かしそうに見てたのって?」あきな

「・・・・・・そうだね・・・」ヤクケン


「田村君とかと、仲良かったんですか?」あきな

「・・ああ。懐かしいな・・残念だったよ・・

 あっ、ねーちゃん、田村の最後の時居たんだろ?聞かせてよ」ヤクケン

「いいですよ。じゃあ、墓参りして、コーヒーでも奢ります。

 にーちゃんの友達ですし。ふふ。」あきな笑顔で


墓参りを済ませ、何て事ない近くの喫茶店へ。


「なんだそりゃ?・・田村だせえ・・・」ヤクケン

「だせえって、失礼ですよ。いくら仲よくても。」あきな


いきなり撃たれ、何も出来ずに死んだ田村


(さて・・・甘い香りの、甘い罠っと・・)ヤクケン


「ねえ・・滝部君は?」ヤクケン


「死にましたよ。」あきな

「生きてるって、聞いたけど?」カマを掛ける?ヤクケン


「誰が言ってました?」あきな

「田代・・・」ヤクケン


「・・・・おいちゃん何者?」あきな

「藤原の友達」ヤクケン

「名前言って。」あきな

「篠崎」(旧姓)ヤクケン


「田代さんとは、どういった?」あきな

「んっ?妹さんの昔の彼氏」ヤクケン


(マジか?・・でも、双子なの知ってるか・・・じゃあ・・・)あきな


「いつ、そう聞いたの?田代さんに?」あきな

「広島の病院に入ったばっかりの頃」ヤクケン ニヤっと笑う


「マジ、何者?」あきな

「知りたきゃ、俺に抱かれろや・・」ヤクケン

「止めて・・まったくする気ない。旦那愛してるから」あきな

「俺の背中に何の刺青が、あるか、知らなくていいか?ふふ・・」ヤクケン


(マジか!?麒麟、鳳凰、亀の事か?にーちゃんと、友達?

 元の新宿系?霊亀か?)あきな


「お前が竜だろ。ふふ」ヤクケン

(間違いない、四霊の事を言ってる・・・

 にーちゃんの友達で田村君呼び捨て・・・)あきな


「お互い探らない様にしてるだろ、四霊同士」あきな

「まあ、この状況だし・・・」ヤクケン


(大花の東京進出か・・それに、ココの寝返り・・

 どうしたんだ?本当に、ココ・・。)あきな 


「俺は、ココが、鳳凰だと、思ってるんだが」(どうくる?)ヤクケン

「可能性は高い。実績・・評価は高い」(ココも知ってるか)あきな


元、ユリアの下で高杉の右翼団体出身。元、椎名の東義会の女帝。

そして、愚連隊の岩永の身内・・・今、ヤクケンの女


「大花に付いたぞ・・・」ヤクケン

「・・知ってる。」あきな


「組まないか・・四霊同士・・他には内緒で・・利点はある。」ヤクケン

「確かに誰だか分かれば、利点はある。ココにも対応できる」あきな


ルール違反だが、寝返ったココが、本当に鳳凰ならば、

すでに事態は深刻・・・


「悪党に抱かれるのは嫌か?」ヤクケン

「・・・誰であろうと、それは絶対にない・・

 だが・・組むのは、考えてもいい・・・

 まさか、向こうも繋がってるとは思わないだろうから。」あきな


「連絡先は、お互い聞かずに・・・」ヤクケン

「どこで、いつ連絡取り合うの?」あきな


「毎週火曜日の昼ちょうどに、秋葉原のメイド喫茶・・・」ヤクケン

「わはっ!あそこか・・篠崎さん、もしかして、ガチで、四霊か?

 でも、まだ、考えると、言っただけ・・行くかは、分からない」あきな


さすがに、まだ信じてない、あきな


(何がある?何かあるな・・・少し信用しだした・・

 ああ・・もしかして、あそこでみんな入れてるのか?刺青?

 若井さんのスタジオも、兼ねてるのか・・

 俺は、ひとみの店くらいしか覚えてないから、そこを指名した

 潰れても、この山本が買い取って維持してる建物・・・

 もう、相当、古いビル・・テナント・・

 俺は、あそこの詳しい説明は、若井さんから聞いてねえ・・・)ヤクケン


若井。第二次六本木戦争で死亡。メイド喫茶オーナー 初代東京紅蓮構成員

刺青の彫師である。初期の四霊の刺青は、この若井の手による物

新しく入れてる四霊の刺青はこの若井の一番弟子の手による物。


ヤクケンは、金庫の事、場所を知らない。


「秋高って懐かしいじゃん・・」ヤクケン(とりあえずこれで・・)


(うん・・多分、霊亀の後継者か、何かだったな・・・元秋高生か・・

 中野さんの後、聞いた事ないし。でも、居たはず、資格ある者が・・

 それが、この篠崎さんっぽい・・どこのチームだったんだ?)あきな

 

「先輩になるんだ?でも、篠崎さんって見た事ないよ、今まで、噂も」あきな

「長い事、刑務所入ってたの。池袋大戦争で。」ヤクケン


(こりゃ~本物だ・・池袋大戦争知ってるか・・

 当事者かな・・何人か死んだらしいな、あの戦争も)あきな


「もう、行くね・・見られると、まずいから・・」あきな

「またな・・」ヤクケン


出て行くあきな


「ああそうだ・・」あきな不意に入り口で立ち止まり


「にいちゃんも、うれしいと思うよ。あんなに、泣いてくれて」あきな


「ああ。色々思い出してね・・」ヤクケン


「すごい純で、いい人だと思ったし。なんだか、うれしかった・・・

 嫌われ者で、ずっと友達も一人も居なかったから・・・

 居たんだね・・にいちゃんにも、友達が・・・

 あれ見てなければ・・考えもしてないよ・・」あきな


「ああ・・・」ヤクケン

「また。」(ふふ・・てか、おいちゃん、また涙ぐんで・・)あきな


「ズズー・・」コーヒを飲むヤクケン


あと、僅かで、あきなが、入り口のドアノブに、手が掛かるその時・・


「ああ・・そうだ、死んだのって、どっち?」ヤクケン

「・・・・・・はあ!?」あきなの、動きが、ビタっと、止まる。



(くく・・踊れっ・・俺の手の中で・・東京・・)ヤクケン



(どっち?・・どういう意味?・・くっ・・マジか!?

 でも、もう、人に見られてるしな・・行くか・・火曜日・・)あきな


あきなの派手な単車が、止まっているので、若手の不良が外にチラホラ

そのまま、去って行く、あきな


「ぶはははははははは」ヤクケン


「・・お客さま・・どういたしました?・・」喫茶店店員

「あっ・・すみません・・思い出し笑いです」ヤクケン


あきなが落ちれば、ほぼ、決着が付く・・・

狙いどころ抜群のヤクケン。


「ウォン」あの単車で帰り出す山本


(俺が、欲しいのは、おめえの単車・・・くくく・・)ヤクケン


何がある?伝説の単車に?ヤクケンのみが、知る事実・・・



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