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スパーク。

~~~渋谷~~~


はるかの歌にスパークされておびき出されたのは・・


「・・もう、逃げも隠れもしねえ・・・

 俺が・・・初代池喧会総長、椎名だぁ!」椎名


(原点に帰ったか・・・)はるか

(はいっはいっ・・・・)あきな

 

「何やってんだ・・あいつ・・」石川

「恥ずかしいわ・・あんなんがウチのヤクケンより格上って・・」真美


そう・・真美が事務所に。


「んで・・石川さん・・どういうつもりで?」真美

「そう言われるとな・・・」石川

「だいたい、なんで、岩永おらへんねんっ」真美

「抗争中ですので、出せません」あきな

「ウチのが、狙うとでも?」真美

「下に居る方ならやりかねるかと・・」あきな


護衛の荒尾


「あんたか?東京踊らしとるの?単車の鍵はどうなっとるんや今?」真美

「さて・・何のことやら・・」はるか


(すげえ、はるか・・鼻くそほじってる)あきな


「困った子やな・・・石川さんまで乗りこなすとは・・」真美

(乗りこなされたのか?俺?)石川


「うおおおお!」「どりゃあ!!」


下から聞こえてくる乱戦の声


椎名だけではない、おびき出されたのは・・


「矢沢・・・お前まで・・」下を眺める真美

「おっ!急降下爆撃機まで・・」あきな


「♪ふふふふ~んふふ~乱闘の~メロディーを~♪」はるか


(新曲だ・・)石川

(見た・・カウントダウンTV・・本物・・)真美


「・・・ふるいに、かけとるのか?」真美

「まあ・・必然的にそうなるか・・」石川


「代表決めてのタイマンか残りの戦力すべて投入してのバトルロイヤルで

 どうかって、ヤクケンが提案しとる・・もちろん若手だけで・・」真美


「タイマンならまだしも、大花と、ウチが不利なのでは?」はるか

「確かに、戦力は爆撃・・次いで、六喧がまだ残ってる大花・・」あきな


(う~~ん・・ウチの理想はタイマン・・

 だが、正直、五分五分・・武藤対、橘・・これも時の運・・

 だいたいこれだと、爆撃は受けない。明らかに阿久津君じゃこの二人に・・

 慶太さんは、タイマンにしてあきなさん出せっていってるけど・・)はるか


まだ、山本の妊娠は言ってない。

言えば・・・


「言ってないんか?岩永に?山本の妊娠」真美

「私は母としてじゃなく、女帝・・不良としての価値を買われてますので

 それに、言うとウチの負けが確定する・・」あきな

「どうして?」真美

「すぐ白旗をあげますウチの岩永は。愛されてますので・・」あきな

「ふふ・・ええ夫婦やな」真美


「ええ・・武藤にしてもそうです。言えば、もう負けが確定・・

 戦わずに、ただ山本を守るだけになる。」はるか

「もう一人、ええねーちゃん居ったやないか?」真美


ユリア・・


「隠してます。これも。もしもの事があったら困る・・」あきな

「次の女帝か・・・」真美

「ええ・・東京の。」はるか


「もし、この抗争に負けても、そのねーちゃん居れば巻き返せる?」真美

「ええ・・・」あきな(なんとかこれで・・)


「・・・・・」石川


(石川さんか・・・相変わらずええ男やな・・かっこええわ・・

 無言が絵になる男・・ヤクケンよりやっぱ格上や・・

 てか、昔好きやったけど・・ヤクケンと会う前・・有名やったし)真美


「石川さん・・・抗争とは関係ない話ですが・・・」真美

「どうぞ・・・」石川

「愚連隊史上最高傑作は石川さんでは?」真美


愚連隊史上最高傑作と言われた、ヤクケン・・・


「くく・・俺に、岩永や、ヤクケンのように器用さがあったらな・・」石川


(わかる・・それっ。不器用・・。欲も無いと言うか・・)あきな


「いい若い衆に恵まれなかったんだよ・・きっと・・」はるか


(滝部さんか・・確かにこの人が足引っ張ってたのかも・・)あきな


「くく・・居るじゃねえか・・いいの・・岩永が」石川


「へへっ・・うれしいね。そういってくれると」はるか

「うん。石川ファミリーみたいなもんだ」あきな

「・・・爆撃ちゃうやんっ・・・」真美


答えは出ないまだ・・・


「・・姐さん・・矢沢負けました・・」荒尾が上に上がり報告

「・・しゃあない・・手当てしたれ」真美

「誰っ?勝ったの?」あきな

「えっと・・・」下を見るはるか


「わああ!あのバカっ!お前がスパークされて、どうすんだ!」はるか

「えっ?誰?誰が出てきたの?」あきな

「ぶははは!強いじゃねえか」石川

「ふっ・・なんや、元気やな。」真美


「キー・・キー・・」車椅子を押して帰りだす岩永


「ニヤッ・・」っと、荒尾のほうを見て笑う岩永


「怪我しとるんか?岩永?喧嘩か?」真美

「もう、見られましたので、しょうがないですが、交通事故で・・」あきな

「お恥ずかしい・・両足骨折です・・てか、どうやって勝ったんだ?」はるか


相手の胸倉掴んで、殴る、殴る、殴る・・ですね。


(強いな・・もし俺が参戦してたら、楽勝だったけど・・

 怪我人相手にな・・それに俺の使命は姐さんの護衛)荒尾


「これで、絞られてきたな・・」真美

「ええ・・もし、あっさり決着つけるならここ・・

 それ以上だと、また復帰して来る者も出てくるので、結局抗争は長期化」あきな


「ここが、ポイントだな・・」石川


残るは、

武藤

橘・城島・六喧数名

阿久津・太平洋数十名


「噂の東爆は?」真美

「まあ・・ウチ・・」あきな

「ウチですね。今」はるか


(暴走族か今・・方向性歴代バラバラだな・・)石川

10代目の山本の時は暴走族とチーマーの半々

11代目の涼太の時は徒歩暴走族

12代目のリカはオシャレな暴走族



「岩永の意見は?」真美


「・・・このままで」あきな

(あっ・・嘘ついた・・タイマンであきなさん出せなのに・・)はるか


「爆撃は?」真美


「バトルロイヤルがいいと聞きました・・」はるか(メールで)


はるかの霊亀の後継者が渡辺という矛盾・・

まあ、誰とでも仲いいはるか。


(バトルロイヤルだと、東爆に、手~出せれへん橘の不利・・

 ヤクケンは正直どうでもいいって言ってたな・・

 ただ長引かせんようにって案や・・)真美


「もう、これから、一度でも負けたものは復活無しってのはどうだ・・」石川

「・・ええ案やな・・長期化にならんですむ・・」真美

「残機は一人一機か・・」はるか

(残機?)真美


「城島は?この辺微妙・・負けたのかまだ負けてないのか・・

 それに、今日やられた矢沢・・」あきな


「武藤・橘・城島・阿久津・東爆の頭・・これで決着つけようか?」真美

「東爆は二人入れてくれる?」あきな

「爆撃が受けない・・兵隊無しじゃ・・」はるか


武藤・リカ・ヒチ。 橘・城島。 阿久津。

明らかに阿久津が不利・・



「潰せばいいじゃねえか・・こうなるように・・」石川


「・・・・・・・」あきな

「・・・・・・・」真美

「・・ひでえ・・」はるか



~~~次の日~~~

渋谷

「真美さん俺も出ていいんですか?」橘

「行けやっ!見せたれっ!エースオブドラゴンの強さ!」


「よし・・じゃあ・・」橘


六本木

「最後の乱戦だぁ。全滅していいぞお前らぁ!」城島

「おうっ!」六喧


「しゃあ行くぞぉ・・」城島


池袋

「武藤君まず、太平洋潰すって・・・」リカ

「ああ・・行くぞ!ケツ乗せろ!」武藤

「いってらっしゃ~い。私涼太君の介護へへっ」ヒチ

「がんばってね~武藤君」涼太


「ああ・・」武藤



「爆撃狩りだぁ!!」 橘・城島・武藤




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