何となく出来てきた構図
新宿の大花組の事務所
「・・・・・・」あきな
「・・・いやっ・・帰ってくれる・・」荒尾
(てか、なんで、帰らねぇんだ・・マジ恐ぇえ・・)荒尾
そう、みんなもう、事務所を後にしたのに、あきなだけがソファーに座ったまま
「・・・・・」あきな
「・・・・えっと・・・まだ何か?」荒尾
(くそ恐ぇえ・・大体、初の秋高退学者だ?
俺でも、退学にならなかったんだぞ・・・どんだけすげえんだ?)荒尾
実は大花系には、あきなが、超極悪非道の、
あわよくば、向こうの大将くらいに思っている。
何より、頻繁に出てくる、ネットの評価・・
実際には、荒尾の方が、二枚も三枚も上である。
だが、東京側が、唯一勝てそうな武器・・・ハッタリ・・
「正確には、私は東京の何代目の覇者?」あきな
「えっ!?そんな事かよ?」金山
(こえぇ・・あの中野さんも、ビビッてるとか・・
大体、俺が居ない後、東京まで制覇しやがった・・
しかもまだ、現役・・・キムの目~えぐりっとって食べたとか・・)金山
勝手に、強大になっているあきな
「まあ、世間では、城島・岩永・山本か・・・
正確には、片平・ヤクケン・岩永・お前じゃねえか?」荒尾
「四代目か・・」あきな
(なんなんだ?)金山
「ありがと・・じゃあ、また・・・次会った時は・・
殺し合いだぁ~・・・首洗って待っとけや・・・」あきな 立ち上がり
「もう、洗ってるよ・・・」荒尾
「こちらも・・・」金山
二人とも、もう死ぬ覚悟は出来ている。
出て行くあきなを、窓から眺める荒尾
「殺しとくべきだったか?」荒尾
「・・・ですね。四霊の竜でもあるし・・四凶の鍵も持ってますし。」金山
バイクで帰り出すあきな
(第四代東京の覇者、渋谷の極悪姫とは、私の事だ~・・・
いやっ、違うな。第四代東京の覇者、渋六の天使、山本参上だ!
・・・うん。かっこいいな。第四代東京の覇者付けると、へへへ)山本
本当に意味が分からない・・
まず、動いたのは岩永。
「なるほどね・・」ヤクケン
「全部渋谷に固めやがったか・・きついな」荒尾
ユリアと、若手トップの武藤が池袋で磐石だったが、
渡辺が爆撃の頭になった事で、おかしな事に。
元々、池袋は、渡辺の縄張りなのだ、しかも強力。
下手に潰し合うよりかは・・・
さらに、はるかのせいで、新宿は、もっとひ弱に。
霊亀が誰だか分からない所が一番の強みだったが、
これも、ヤクケンに看破。拳銃も回収。
さらに大花組の事務所まで、若手の涼太もチームを引き連れ渋谷に戻る。
六本木は、すでに大花が磐石。
ココが抑えてる縄張りに、若手城島達
さらに、ロアビルにパク。
現在
新宿 大花(荒尾・金山・西田)
六本木 大花(ココ・城島・パク)
池袋 爆撃(渡辺・京野・鳥谷・阿久津)
渋谷 岩永(岩永・あきな・ユリア・武藤・その他大勢)
そして、石川の持ち出した提案が通るのか?・・・・
新宿大花組の事務所
「なるほど・・・悪くは無い・・」荒尾
「まあ、無駄な死人は減らせる・・」西田
もう、四霊が二人づつになったため、石川が提案。
両方、この拳銃は封印しようと・・・
200丁の拳銃と200丁の拳銃が、ぶつかるのはお互い避けたい。
「刺青を奪い合うのは、そのままに・・」石川
「・・・・ええ」金山
「・・・・」荒尾
はるかは開放したが、ココはまだ岩永の手に
ヤクケンは、拳銃さえ回収できれば、もう興味は無し。
「どうすれば、勝ちで、どうすれば鍵を?」金山
「・・・むつかしいな・・」荒尾
「もう、勝てねえって思わせればいいんだろ?」西田
「そりゃあそうですが・・・」金山
「結局殴り合いか?」荒尾
「とりあえずはですね・・」西田
「・・いい大人が殴り合うか・・・
嫌いじゃねえけどな・・・」石川
殴り合う。奪い合う。
「まあ、また何かあったら俺が・・・公平にな」石川
「ええ。石川さんなら信用できる、あの時の様に」荒尾
去って行く石川
「城島~東京の若手の兵隊は、お前んとこしか居ねえが、
歩兵連隊の名前で、負けは許されねえぞ!」西田
「はいっ!よしっ行くぞお前等!死んでもかまわねえぞ!」城島
「おおお!」兵隊
士気を高める。
いつだって最前戦で踊るのは、若手達。
~~~~~渋谷~~~~~~~
「お前等、まずは、絶対守りきる事だ!
大花も爆撃も、死に物狂いで突っ込んでくるぞ!」あきな
「私も、もう殴り合いに参加するぞっ。私と、あきなさんで止めるぞ!」ユリア
「おおおお!」若手兵隊達
そう、こちらも・・・岩永は出さずに士気を高める
岩永邸~~~~~~~~~
「・・・ごめんなさい。慶太さんが離婚を考えてるなら、それでも・・」はるか
「・・・・一度だけ許す・・俺も悪い。
ずっと、ここ最近ユリアばっかりを愛してた・・・
刺青を入れさせたのも俺・・・すまん・・不甲斐無い旦那で・・」岩永
お互い自宅に居るので、長く話すことが多い二人。
霊亀の刺青のはるかは、もう危ないのと、自身のミス(浮気)などで自宅謹慎
さらに岩永も・・・
「死なれたら困るか・・・」岩永
「しょうがないよ・・外に出れば、すぐ撃たれる可能性も・・」はるか
あきなと、ユリアの指示。
岩永を表に出さない。向こうのヤクケンのように。
だいたいこれが当たり前、どこの組長が、自ら拳銃持って抗争に参加など・・
さらに、素手で殴り合うなんて・・・
戦争は、兵隊の人数と金がメイン。
個の力なんて、何の役にも立たない。
「ねえ・・聞かせて・・」岩永、はるかの後ろから抱きつき・・
「また?・・
・・まず、首にキスされて・・んっ・・・それからやさしく胸を舐められて、
・・んっ・・いつの間にか・パンツに・・手~・・突っ込まれて・・」はるか
「それで?」岩永が、はるかに絡みつく。やさしく体をなぞる舌
「んっ・・・それから・・んっ・・私がお口で・・んっ・・ああっ」はるか
次の日の朝、ベットの中の二人
「・・・あきなも、浮気してくれねーかな?」岩永
「うわぁ・・ひどい・・嫉妬をスパイスに変えるか・・
でも、昨日もすごく、よかった・・私も・・・」はるか
雨降って地固まったのか?岩永が、極悪なのか?
(うん。ユリアとの浮気も許してもらったし。
仲もまた、良くなったし。大体悪いの俺だし。よしとしよう。)岩永
まあ、そんな人か。
ただ、あきなには、強力なヤキ食らった岩永。
目は大青タン。
(グーで殴るかな?・・いや、殴るか・・もう、ユリアと浮気できねえな・・)岩永
でしょう。
新宿~~~~~~~~~~
また新宿にやってきてる、石川と椎名
「お互い、火気の使用は禁止・・・」石川
「なんだ?そりゃ・・・こっちは、殺し合いに来てるんだぞ!」荒尾
「そのかわり、ウチが手を引く・・不満か?」椎名
関東最大の暴力団極義会・・・
「なるほど・・よく、ヤクケンと相談する。」荒尾
「・・ヤクケンは?」石川
「それでも、チャカ持って、狙うバカは居るだろうが!」荒尾
「まあ、中には、頭撫でられたいだけのバカも・・」石川
「パンっ!パンっ!」「パリーン!」
「うおっ・・」伏せる金山
新宿の事務所に銃弾が打ち込まれる
「爆撃だ~!しゃははははは」鳥谷
「いつでも来いや~大阪のヘタレ共が~」京野
「まてこら~ブチ殺せ~」大花の兵隊
逃げて行く二人
「・・ああいうアホも居るしな・・」荒尾
「まあな・・とりあえず、流れを見る。
現状は、極義会不参加、火気禁止だ。この東京では」石川
「とりあえずはな・・・」荒尾
大花 対 岩永(愚連隊系) 対 爆撃 の構図。
渋谷~~~~~~~~~
「くく・・来たぜ・・六本木歩兵連隊・・」渋谷マッド総長田方
「城島くらいしか、いいの居ないけどな・・」武藤
「お兄さん方、ここは、まず、俺の新宿雷神が・・」涼太
「なんだ?一番木っ端(下っ端)出しやがって、あとは撤退?
くそ汚ねえな・・」城島
「俺が来るまでもなかったか?」西田
「てか、前線に出てくるんすね?」城島
「大体、こんな感じになるんじゃねえか?
上の誰かが仕切って、ぶつかって潰して・・
いずれ、ユリアや、山本率いる部隊引きずりだして、
ぶっ潰して、鍵奪う・・・」西田
そして、大ボス岩永・・・
これは、岩永陣営も同じ考え。
「城島潰せば、むこうは、もう、バッターアウトだろ?」田方
「だな・・だが慎重にだ・・絶対負けられねえし、ユリアさんやあきなさんを
出さないことが理想。お前ユリアさんに付けやっ」武藤
「ああ。若手ラスボスであきなさんと、頼むぜ武藤」田方
何となく出来てきた構図
大ボス 岩永 鍵所持
あきな 鍵所持 武藤率いる二代目イチゴパフェ愚連隊
ユリア 四霊刺青 田方率いる17代目マッドストリートホープス
(ユリアは11代目総長)
先鋒 岩永と田代の子、涼太 新宿雷神総長
大ボス ヤクケン 鍵所持
荒尾 鍵所持
金山
西田 城島率いる三代目六本木喧嘩歩兵連隊
大ボス 渡辺
京野
鳥谷 東爆八代目の半グレ集団も参加
阿久津率いる二代目太平洋爆撃
不良チームとしては、
最大人数の太平洋爆撃
次点の六本木歩兵連隊
兵は居ないが、あきな、武藤で強力な、イチゴパフェ愚連隊
兵もユリアも居るマッドストリートホープス
兵隊だけの新宿雷神
「しゃあ行くぞ!バカ息子、木っ端にしちまえやっ!」城島
「うおおおおお」歩兵連隊
「来たぞ!いきなりここで、終わらせてやるよ城島~!」涼太
「おおお!」新宿雷神
渋谷が大荒れ。
の中・・・
「ははっおもろそうやなっ。」
「今日、参加するの?」
「するでしょっ。てか、忘れてないかな?当然本隊居るって事・・・」
「東京の城島のバカ浮かれてるけどな。六喧復活させてもらったって・・」
「まあ、ええんちゃう・・・強いみたいやし」
「だな・・もう勝手にしていいって、OK貰ってんだろ?ヤクケンさんに?」
「全部な。」
「まあ、ええわ、とりあえず、あいさつ代わりに、雷神潰す・・いや、まだだ」
「まあ、あんなザコ相手に出て行ってもな・・」
「なんだよ、せっかく暴れられると思ったのに・・」
「三人しか、おれへんから、ずっと、気づいてないな・・」
「だな。最初から渋谷に居るのにな。何十人と居れば目立つだろうけど・・」
「要らねーよ人数なんて。弱いから人数要るんだよあいつらは・・」
「先に暇だから爆撃つぶしちまうか?」
「ええな。」
「でも、太平洋人数多いで」
「んじゃ、やっぱり様子見やな」
「ナンパ行こうやっ」
「それマジ名案っ」
まだ、超ド級の竜巻は参加せず・・。
ヤクケンが送り込んだ、最強にして、最後の刺客
大阪最強の不良チーム
二代目・・・
エース オブ ドラゴン
東京上陸。




