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嘘っ・・・

六本木


「へ~。結婚式で、エッチしたってすごいな」はるか

「だって、もう会えないって分かってるんだからさ・・・

 でも、良かった。結局あれが、ひとみとの最後だったし。」ヤクケン


「本当ウチの旦那といい勝負だな・・・女癖の悪さ」はるか


キャラなのか、もう仲良く、裏話をしてる、はるかとヤクケン



「あっ!そうだ、もう一つ・・聞きたいんだ・・

 田代さんの刺青だけど・・・」はるか

「俺の時、入ってなかったぞ。」ヤクケン


「あれ?・・そうなんだ・・結局謎のままか・・」はるか

「・・でも、あの人の事だから、意味あるって言うか、

 夢とか、希望とか、

 今ある大事な物でも入れてんじゃない?」ヤクケン


「おおーさすが、愛し愛された男。じゃあ、見たら分かるかもね」はるか

「えっ?写真あるの?」ヤクケン


「あるよ。今度見せてあげる。あきなさんが昔綺麗だから撮らせてもらったって

 あっ・・田代さん女も好きだったの知ってる?」はるか

「・・・・・・・知ってる。・・」ヤクケン

(ん?変な間が・・)はるか


「田代さんから結局いつも戦争が起こるんだな・・」ヤクケン

「・・六本木戦争だね・・」はるか


田代と佐藤の確執から始まった六本木戦争



「・・愛と美と性を司るギリシア神話の女神か・・」ヤクケン


「えっ?難しい何それ?」はるか


「パリスの審判ってギリシア神話があるの・・

 三美神のうちで誰が最も美しいかってのがさ・・・

 結局それが原因で戦争になるんだけどね・・」ヤクケン



「あれっ?一人足りない・・三美神・・」はるか


「居るじゃねえか・・もう一人、岩永を取り合った女・・

 俺、こいつが、未だに田代さん殺したと思ってるよ」ヤクケン


「えっ?だって、確か、六本木で石川さんを助けて、殴られたのが原因で

 脳障害に・・・殺しては・・それに相手は極義会・・」はるか


「ねーちゃん、それ妹の方だぞ・・多分」ヤクケン

「えっ?」はるか


「田代さんが石川さん、かばうと思うか?」ヤクケン

「かばわない・・・じゃあ、あの時のは、妹さん・・」はるか


「大体、おかしくないか?

 脳障害?後から?六戦後から一年くらい経ってるだろ。

 バリバリの意識で滝部殺してくれたんだろ、

 そこまでは、普通にしてて、一年後に急になるか?

 悪化してる?ありえなくないか?出産した後だろ・・たぶん」ヤクケン


「出産までは、正常の意識で、ただ、出産の為に隠れてた?

 それから、出て来て、滝部さん殺して、そのあと、何者かに襲われた?」はるか


「山本にな・・・」ヤクケン



(嘘だっ・・あきなさんが、そんな事・・

 絶対ないよ・・だって、田代さんとエッチするくらい・・・)はるか


「仮にだ・・あの、六本木で襲われたののも妹・・

 中野に撃ち殺されたのも、妹・・・

 田代姉は、妊娠中・・すでに表には出てこなかった・・

 第一次六戦前からな・・・」ヤクケン


「だって、今、私の子だよ!仲もいいよ嫁二人と涼太も」はるか

「本当に、岩永か?父親・・・・」ヤクケン


「嘘っ・・・そこから?」はるか


「くくく・・・俺は当時、東京には居ないが関東以外なら

 どこでも、行ける。ただし、当時の関係者と会うのは無理だ・・・

 会った人間も東京追放になるからな・・・でも・・」ヤクケン


「でも?」はるか


「誰もが、それに釘付けになり、真実を見極められない時・・・

 このチャンスを、あの田代さんが逃すか?」ヤクケン

「会ってたって事?ヤクケンさんと?このどさくさで・・」はるか


「第一次六本木戦争か・・・」ヤクケン


「・・・・冗談やめて・・ヤクケンさんの子だって言うの?」はるか


(お願い・・やめて・・そんな・・)はるか



「・・・・嘘だよ。へへへ~」ヤクケン笑いながら

「・・・ぶははは・・・・よかった~・・」はるか


「本当に嘘よね?」もう一度確認する、はるか

「どれかは、きっと、本当・・・」ヤクケン


「うそっ?・・・」はるか


「ふふふ~ん」ってもう鼻歌まじりで何かをいじるヤクケン


「・・なにそれ?・・いや・・わかるけど・・・」はるか


「ああ・・改造してるの・・爆発しないように・・

 みんな生きてて欲しいからさ・・・荒尾君なら自爆覚悟でぶっ飛ばすし

 でも、一回しか使えないかな、荒尾君なら二度目は気づくか・・」ヤクケン


「マジ、恐い・・・殺人ギャングスタ・・」はるか



「・・・殴られたのは妹。撃たれたのも妹。子供は岩永の子。

その頃田代は俺と会ってた・・エッチは無し。」ヤクケン作業しながら・・


「ほとんど本当だ・・・えっ?じゃあ?」はるか


「・・・・出産後、襲ったのは・・・山本。」ヤクケン

「うそ・・・・どうして?」はるか


「田代が、岩永の子を生んだ・・・

 もう、これで、決まりだ、東京は・・田代・岩永で磐石。

 刑務所から出てくれば、すぐ結婚もするだろう・・」ヤクケン


「そ・・そりゃ・・」はるか


「あの田代さんが、生きてたら、岩永の刑期なんて、すぐ、調整出来る

 僅か、2~3年・・いや、すぐに出所さす事も可能・・

 ああ~・・うざいね・・・もうすぐ、結婚か~田代と岩永・・」ヤクケン


「殺してしまうか?いやっ・・頭でも殴って、脳障害にでもすれば、

 あの時襲われたのが、こっちの姉にって・・・感じ?」はるか


「ああ、それと、銀華っての殺したの誰だ?」ヤクケン

「・・・あきなさん・・」はるか


「なんで?」ヤクケン

「慶太さんに一番愛されようと・・・」はるか

「あれ、田代さんの最初の子・・娘だぞ」ヤクケン


「うわああああ・・・嘘っ?」はるか



「うん。嘘~♪」ヤクケン笑いながら


「よかった~。全部嘘で~」はるか

「おもしろかったでしょ?ふふ」ヤクケン


「もうっほんっと・・・最後くらい、本当の事、言ってよ」はるか


「・・・愛してたよ・・・一度きりだったけど・・・」ヤクケン

「・・・うん。・・私は言えないけど・・・」はるか

「ああ・・ごめんね・・男居るのに・・」ヤクケン

「うん・・」はるか


「じゃあ・・」ヤクケン

「じゃあね・・」はるか


「ガチャ・・バタン・・」出て行くヤクケン


「・・・・・」はるか


(しばらく自宅待機しよう・・・最悪離婚か・・・

 私が悪いし・・・こんなに愛してるのに・・・)はるか


ヤクケンが、またどこかに向かう。

山本が居るのだから事務所には行かないはず。

篠崎=霊亀説はこれでなくなったが、

篠崎=本名パク説はまだある。



~~~~~~~~~~~~~~~~~

新宿の事務所


「もう離せや・・・」岩永

「・・ああ。おいっ金山も止せ・・」荒尾

「・・・はいっ」金山


お互い鍵から手を離す。


「まあ・・話しあいだ・・」石川

「そうですね・・」「カチャ」鍵を置く岩永


(じゃあ、篠崎さんは、なんなんだ?パク?

 いやっ!・・混沌か!)一人考え事のあきな


まだ、金山が混沌だとは知らない岩永陣営


(んっ?)あきなが、岩永が、置いた鍵に、なにやら目が・・・


「チャラ・・」あきなが、岩永の所持する四凶の鍵を手に・・


「・・・・・」荒尾

「・・・・・」金山


「チャラ・・」

そして、自分の単車の鍵を・・


「・・・・・・にたぁ~~~」っと、笑うあきな


「・・・・・」荒尾

「・・・・・」金山


そう・・・


今、ちょうど五分。


四霊


鳳凰=ヤクケン側が回収

霊亀=ヤクケン側が回収

竜=あきな

麒麟=ユリア


四凶


渾沌こんとん 金山 (ヤクケンが所持)

窮奇きゅうき 荒尾 (荒尾が所持)


饕餮とうてつ 石川 (岩永が所持)


檮杌とうこつ 滝部・・・あきなが所持・・


そう、伝説の単車の鍵は、田代が滝部から奪ったもの。


「まだ、これで、わからんぞ~うひゃひゃひゃひゃ」あきな


「・・どうした?ねーちゃん」椎名

「あきな・・止めなさい・・意味が分からない事は・・」岩永


「ちっ・・・」荒尾


「くくく・・・まあ、会えないと、なると、奪われないようにか・・

 頭いいな、田代。暗黙の了解で、エースオブドラゴンにね・・くくく」石川


「なんで、だから山本なんだろうね?」荒尾


まだ、石川とあきなしか気づいてない岩永陣営


「まあ、考えがあったんだろ・・

 よくわかってるヤクケンにでも聞くことだ・・」石川 


~~~~~~~~~~~~~~

池袋


「俺と組めば、ユリアを取り戻せるぜ・・

 いやっ・・・お前が、取り戻せ・・愛してるんだろ?」ヤクケン


すでに、西田が潰した爆撃の事務所に


(なるほど・・使えそうだな・・)西田


「よく、わかってんじゃねえか、さすが、最高傑作・・

 だが・・・残念・・おめえとは、組めねえ・・・」渡辺


「なぜだ?」ヤクケン


「組むんなら、金山差し出せ!死んだふりして、逃げやがって!

 何が大花のナンバー5だ!ブチ殺してやる!」渡辺


殴りあう運命だから・・・

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