愛の狼
R15観覧注意です。
あきなは、なんとか、浮気の疑いは晴れたものの、
ユリアと、岩永の不倫を認める事に・・
(よしよし・・・さすがあきな、やばかった・・・
浮気なんてしないよ、あきなは。よかった~ちょうど、逆ギレできる
匿名の情報が、舞い込んで~)岩永
世紀の大悪党の岩永・・・
だが・・・
「はは~ん・・・」あきな
「・・・何か?・・・」岩永
「・・あっ・・・」岩永
あきなの舌が絡みつく・・
「・・正直に言ったら、許してあげるかもよ・・」あきな
(くっ・・バレたか・・逆ギレが?・・・
大体、この写真、本当に金山君か?サングラスしてるし、もう、20年・・
顔も分からないよ、正直・・・くそっ・・もう一回逆ギレするか?・・
いやっ・・正直に謝れば・・・許してもらえるかも・・
でも、本当に、許すか?あきなが、前々から、ずっと言ってたしな・・
ユリアとだけは、浮気するなって・・・
確かに、昔好きだったし、隠れて、ずっと、付き合ってた・・
渡辺さんを、破門にしたのも、ユリア・・
俺と、ユリアの関係を、渡辺さんが、ぶち壊そうとしたから・・
高杉さんも、俺と、ユリアがくっ付くのは、良しとしてる。
まさか、渡辺さんが、ユリアにここまで本気とは・・
だいたい、ずっと、ココと付き合ってたのに・・)岩永
「・・なげえよ・・」あきな
「えっ?・・・えっ?」岩永
「ユリア正直だから聞いてみるか・・」あきな
「ごめんなさいっ!逆ギレでした~」岩永
お台場~~~~~
岩永宅
「どうぞ・・」はるか
「ええ。おじゃまします」ココ
「まず、先に、なんで大花に付いたの?」はるか
「ユリアさんが、渡辺さん破門にしたんですよ。
渡辺さんが、あきなお姐さんに言って、別れさそうとしたんです」ココ
「アンタ、渡辺さんと付き合ってたじゃん・・」はるか
「ええ。愛想尽かしました。まさかまだユリアさんの事好きとは・・」ココ
「なるほど・・」はるか
「私と組んでくれます?」ココ
「そりゃ・・無理だ・・・」はるか
「ガチャっ!」
「えっ!?」ココ
隣の部屋から、出てくる人物・・
「私達、仲良いから、ふふふ」ユリア
「だねっ。」はるか
「そ・・そんなぁ~」ココ(嵌められたのは、こっち・・ごめんなさい龍也さん)
名演技の二人。仲が悪い振り・・・
唯一の弱点と見せる為・・
(岩永とあきなは、本当に仲悪いと思ってる)
「でも、なんで、ウチの旦那と、浮気するのよ?信じられない・・」はるか
「ごめんなさい・・」ユリア
「もう、慶太さん、絶対許さないっ。なんで、ユリアなのよっ」はるか
「ごめんなさい・・」ユリア
「まあ、あきなさんは、ココ捕まえたから、
ユリアは許してくれるかもね」はるか
「やっぱり、あきなお姐さん慶太さんは、許しませんかね?」ユリア
「他の子ならともかく、あきなさんの弟子だよ?アウトでしょ」はるか
「はいっ・・自分でも、分かってるんですが、
一番そこは、やっちゃ行けないって思うと・・」ユリア
「したくなるの?」はるか
「ええ・・絶対駄目ってのが・・」ユリア
(分かるそれ・・・・・)ココ
人の物が、取りたくなる?
絶対駄目だから?
恐いものほど、覗きたくなる?
ココは、しばらく監禁される事に。
次の日
一旦渋谷の事務所に集まる。
ユリアは、正直に・・
「ごめんなさい。お姐さん」ユリア
「かはは・・ユリアは許す。ココ捕まえたなら。
今日の、話し合いも、有利に進められるし
おめえは、そこで、突っ立ってろ!今日帰ったらヤキだ!
やっぱり浮気しやがって!」あきな
「・・ふぁい・・」岩永
(ユリア許されても、もう、浮気できないじゃん・・・
ヤクケンに取られない様にって、考えもあるのに・・)岩永しょぼ~んとしてる
「ポンっ・・」
軽く、石川や、椎名に肩をたたかれる岩永
(死ぬなよ・・岩永・・)石川
(帰ったら、ヤキか・・)椎名
「じゃあ、行きますか」石川
「ええ」全員
新宿~~~~~
「どうぞ・・こちらへ・・」大花兵隊
「ああ・・」石川
「見た事ある連中ばっかりだな・・・」椎名
「元、エースオブドラゴンか・・」石川
「ガチャ」
「どうぞ・・そちらへ・・」荒尾
「ああ」
石川・椎名・岩永・あきな・ユリアが座る。
荒尾が、一人ソファーに腰かけたまま・・
(誰だ?すげえぞ・・これが、ヤクケンさん?
でも、奥の机にもう一人・・・誰が誰?)岩永
「久しぶりだな・・荒尾っ・・」石川
「ですね・・・」荒尾
「バンっ!!」テーブルを叩く椎名
「まず、おめえの、ポッケに、突っ込んだ手~出せやっ!」椎名
ふてぶてしい態度の荒尾
深く腰かけ、手もポッケに入れたまま・・
「くく・・あんまり、揺らすなや・・・」荒尾
「うぐっ!」ユリア
「くっ・・・」あきな
「安全ピンは、もう、外してあんぞ・・」荒尾
荒尾の手には、手榴弾が、握られている。
(殺人ギャングスタ・・・本当、なんちゅう、異名だ・・)岩永
「・・・ヤクケンは?・・・」石川
「おいっ・・呼んでるよ・・」荒尾、後ろの机の人物に・・
「つっ・・・」
ゆっくり立ち上がり、机とソファーを手でなぞりながら、荒尾の隣へ・・
「どうも・・・ヤクケンです」
「・・・・・・」石川
「・・舐めてんのか?」椎名
「・・・うそっ?」あきな
「・・・本当に生きてたとは・・・
金山君だろ?・・雰囲気・・声で思い出した・・」岩永
(なにっ?これが・・・あの時代の有名人・・
第七代目東爆総長、初代蛇撃メンバーの?)ユリア
「くくく・・・すまんね・・俺には、誰が、誰だか・・
こっちが、岩永か・・懐かしい声だ・・」金山
「えっ!?」あきな
「ほうっ・・」椎名
サングラスを外す金山
「・・・・」荒尾
「・・・・」石川
「・・・ほとんど見えねえんだ・・・
片方は義眼だ・・・かつかつ片目で、ぼんやり、見えるだけ・・
ああ・・こっちは石川さんか・・気配・・オーラで分かる・・
お久しぶりです金山です。誠に、不義理ですみません」金山、深々と頭を下げる
「・・ああ。まあ、お前は、元から、大花だったからな・・」石川
「えっ?そうなの?金山君?」あきな
「ああ・・山本か・・懐かしいな・・・
俺は、元々、大阪でヤクケンさんの子分だったんだよ・・」金山
「15で大花組を破門所払い・・ヤクケンと、関東と関西で入れ違いか・・」椎名
「ええ・・20年。」金山
「でも、第二次六戦で死亡って聞いたよ・・」あきな
「ああ・・これだよ・・」目を指差す金山
大怪我・・・片目は義眼に。
「第二次六戦の後、襲われてね・・・極義会に
そのあと、田代さんの妹さんに助けられて、東北の方の病院へね
大阪も帰れないし、東京居ても狙われるから・・・」金山
長かった20年・・・
「破門が、解けて、すぐ大阪に戻ってね・・・でも、不幸があってね・・」金山
「・・・広島の死か・・・」石川
(広島?)岩永
「ええ・・石川さんは、葬儀まで来ていただいたみたいで・・」金山
広島の葵は、もう、この世に居ない・・・
「喪に服していたのか?」石川
「喪と言うか・・ヤクケンさんが、立ち直れなくて・・
俺もですが・・大事な御姐さんだったんで、
わずかな期間ですが、かわいがられましたし」金山
金山が、破門が解ける20年。
ヤクケンの関東追放が解ける20年。
だが、今は、23年経っている・・・
葵が死んだのは、三年前・・
ヤクケンが、追放が解けても、すぐ東京に現れなかった理由・・・
「残念だったな・・・病気か?」椎名
「いえっ・・ちょっと色々と・・・」金山
(事故か?答えられなかった・・・)岩永
「広島の女帝って人?」あきな
(広島の女帝?)岩永
「・・・だな。ヤクケンさんのもう一人の女房だね・・・」金山
「・・そうなんだ・・」あきな(女帝達とぶち当たれるの楽しみにしてたのに・・)
「懐かしい話は置いといて、本題に入ろうや」荒尾
「ヤクケン、居ねえじゃねえか!」椎名
(確かに・・)あきな
「表に出せるかっ!絶対死なれたら困るんだよ」荒尾
「こちらが、今日襲うとでも?」あきな
「俺なら、ここで仕留める・・バカなんだろ、お前らが・・」荒尾
「バカ?話し合いに来てんだろうが!」岩永、珍しく・・
「口の利き方、気をつけろ・・・お前と、俺が同格か?
たかだが、俺とヤクケンが居ねえ時に東京かすめ取っただけのガキが!」荒尾
「何を!コノヤロウ!」岩永
「コトっ・・」
「うおっ!」金山
「うわああ」あきな
「あわわわわ」ユリア
荒尾が手榴弾を離しテーブルに(握ったレバーを離せばそこから5秒で爆発する)
「さんっ・・・」荒尾
「くっ!やべえ、」椎名
「にいっ・・」荒尾動かない
「いっ・・」荒尾
「バッ!ヒュンっ!!パリ~ン!」
「ドゴ~~~ン!!」
岩永が、窓の外にぶん投げる。
「・・・カチャ・・ぴんっ!」
「マジか・・」椎名
「・・・」石川
また荒尾が手榴弾を取り出し安全ピンを抜く。
(もう、まじこええ・・荒尾お兄さん。下手したら死ぬ・・今日。)金山
(これが、東京悪党史上歴代ナンバー1の男・・私なんて話にならない)あきな
「今度は、みんなで、飛ぼうや・・・」荒尾
「・・・・止めろっ」椎名
「条件は?」石川
「くくく・・まあ、話しあいだからな、今日は、」荒尾
(マジか?こんなにやべぇ人居るの?これが、滝部さんにも勝った荒尾)あきな
(これが、俺が勝てなかった滝部さんにも、勝った悪党のカリスマ)岩永
(私なんかじゃ、話にならない・・本当に、この荒尾さんって人で、
慶太さんと、同格位・・でも、さっきも慶太さん居ないとやばかった・・
まったく、手榴弾に触れる気無かった・・みんな死んでた・・)ユリア
外が、さすがに、ざわつき出すが、大花の兵隊がうまく処理。
だが、また荒尾が手榴弾握ったまま・・・
ユリアは、もう、あぶら汗・・
「狙いは、四凶の金庫か?」石川
「当然。ヤクケンを日本のトップにする為」荒尾
「六本木なら、あげても良い・・それじゃ不満?」あきな
「バカか?ねーちゃん。元々、渋谷も六本木も、ウチの縄張りだ。
お前等が、盗んだだけって、言ってんだろうが!」荒尾
「・・・なんで、そこまで、東京に・・」岩永
「・・・岩永君よ・・・ヤクケンは怒ってるぞ・・
お前、何人殺した・・ヤクケンの愛した女・・
ウチの元の兵隊も・・・お前みたいな、中途半端な悪党が
頭になるから、こうなるんだ!必要なのは、圧倒的な力なんだよ!」荒尾
「・・それは、謝ります・・確かに、俺の力不足で多くの人が亡くなって行った
だが、破門される、そちらも悪いのでは?」岩永
「破門にされる原因作ったボケが悪いんだよ!
滝部と城島使って、あの手この手で・・
しまいには引退して、逃げやがって・・ほんっと根性無しが」荒尾
(中野さんに、根性無しって・・・)金山
「まず、ココを解放しろ」荒尾(六本木の司令塔・・失うのは痛い・・)
「出来ん。四霊は、渡さんっ」椎名
「くくく・・・」荒尾
「何が、おかしい?」石川
「四霊が二匹居ないと、金庫は開かないだろ!」椎名
「くくく・・・じゃあ、こっちも攫うか・・」荒尾
「誰を?」岩永
「ピピピ・・・・」荒尾の携帯が鳴る。メール・・
「あれっ?もう、攫ってたわ、くくく、さすが」荒尾
荒尾が携帯を見せる
「くっ!きたねえ!」あきな
「なっ!」岩永
「ヤクケンか・・・」石川
「だなっ行動力は、未だピカ一だな」荒尾
荒尾の携帯に送られてきた写メには、はるかが縛られている
こんな、チャンスをヤクケンが逃すわけない・・・
六本木~~~~~~~~~~~~~~
「はいっ、入ってね~」ヤクケン
「やさしく攫われた・・・」はるか
「俺、女に乱暴とかするの嫌いだし」ヤクケン
「でも、拳銃突きつけたじゃん・・」はるか
「でないと、来ないでしょ?おねーちゃん。ちょっと、来てよじゃ・・」ヤクケン
誰も居ない渋谷の事務所にやって来たはるかを攫ったヤクケン
~~~~~~~~~~~~~~~~~
新宿
「・・・ずるいよ!カタギだよ。」あきな
「くくく・・・・」荒尾
「カタギだったら、セーフ?
通用しますかね?それが、関東のやり方ですか?」金山
「・・・・」岩永
「・・・・」椎名
~~~~~~~~~~~~~~~~~
六本木
「・・・・・・・・」ヤクケン
「・・じっと見るの止めて・・・・」はるか
柱に手を後ろに縛られ、座り込むはるか
「・・・・・にひひ・・・」ヤクケン
「・・・近いっ・・・。」はるか
はるかの、顔のすぐ側にヤクケンが・・
「・・ちゅ~していい?」ヤクケン
「えっ!?駄目っ!駄目っ!・・あっ!」はるか
「綺麗やな・・・・・・」ヤクケン
(やばい・・エロい、この人・・キスされた・・・首に・・)はるか
はるか、体をよじり背中を向ける
(なんなんだ・・この人・・・エロかっこいいおっちゃんだ・・
こりゃ~ココも落ちるわ・・・)はるか
「あっ・・」はるか
後ろから、やさしく絡み付いてくるヤクケン
はるかの耳元で囁く・・・
「ここなら、絶対バレないよ・・・」ヤクケン
「えっ?・・えっ?だっ、駄目・・」はるか
(だめ・・・)はるか
「あっ・・・」はるか
「悪党は嫌いか?」ヤクケン
はるかの首元に伝う唇・・・
(やばい・・・・最近ご無沙汰だったし・・てかもう・・)はるか
感じる体の異変・・・
「綺麗やな・・ねーちゃんの唇・・」ヤクケン
ヤクケンの指が、唇を撫でる・・
「ちょっ・・んっ・・・・あっ・・」はるか(まずいっ!)
「外してあげる。」ヤクケンがはるかを縛ったロープを外す
「・・逃げるよ・・・」はるか
「・・・おいでっ・・」ヤクケン
甘い罠に・・
「ちょっ・・」はるか
逃げ込んで・・
「あっ・・く・・」はるか
おいでっ・・
いつの間にか、抱き寄せられ
いつの間にか、軽く開いた口に意思を持ち動き出す舌
いつの間にか、自ら引き寄せる手
いつの間にか、ズボンの奥に突っ込まれた手で奏でる水音が聞こえる
いつの間にか、外してあげたベルトに銜えた繰り返すリズム・・・
「もう、欲しい?」ヤクケン
「・・っ・・・っ・・・ぬん(うん)・・・っ」はるか
開いたままの口で、うまく発音できない言葉・・
最大の謎で、最強の味方・・
秘中の秘・・・
まさかの・・
霊亀落ちる・・・
新宿陥落。
ヤクケンの躍動が止まらない・・・・
こちらの方が・・・・・悪党。
「くく・・・あと二匹・・・うっ・・く・・」ヤクケン
「・・・・いいよ・・・・出して・・・・・・あっ・・」はるか
「・・・・・・・」ヤクケン
「・・・・・・・」はるか
「・・・・ちゅ~」はるか
「んっ・・ん・・」ヤクケン
どうせもう、戻れはしないなら・・・しないから・・・
この刺青のせいだから・・・